冬の思い出

リビングの壁を飾る絵。

墨で描いた芸術的?なこの絵の作者は、1歳の頃の我が娘。

娘は3歳ぐらいまでとても体が弱く、熱ばかり出していました。

特に、冬のほとんどの期間は風邪ひき状態でしたので、休みの日も外出しないで、冬眠中の動物のように(笑)部屋にこもって過ごしていました。

その時期に部屋の中での時間をなんとか楽しくしようと考えた遊びの一つ。

「大きな紙へ殴り書き!!」

梱包用の大きな紙を広げて、娘と私と一緒になって墨で思う存分殴り書きしました。

小さかった娘も喜んで遊んだし(但し、体中墨だらけになるけどネ(^-^;)、私も娘の看病や外に出られないストレスの発散になりました。

そんな気持ちの表れた、ダイナミックな絵をいくつも完成させました。

飾っている絵は娘のソロ作品。

絵の右下に娘の小さな手形を押して、日付を入れてあります。

今日改めて日付を確認したら「2001,2,10」と記されていました。

あれから5年、娘はすっかり丈夫になり毎日元気に保育園に通っています。

この絵を見ると、熱ばかり出していた小さい頃の娘を思い出し、現在の成長を感じます。

そして、当時娘の看病と仕事との板ばさみでヘトヘトになっていた自分のことも懐かしく思い出されます。

娘の1歳の記録でもあり、必死に頑張っていた頃の自分の冬の思い出でもある大切な絵です。

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