6月 20年目スタート

アトリエの62muniさんカレンダーのイラストが菖蒲から紫陽花に変わり、6月になりました。

これは、先月に作った豆ごはん。毎年5月になると登場する定番メニュー。

これを作ると、このブログを始めた当初のことを思い出します。

2005年5月に綴り始めたこの「小さな生活」も19年が経過し、20年目に突入。

当時の記録を振りかえると、幼かった子ども達(ちょ太は生まれてさえいなかった!)の成長に時の流れの長さを感じます。

そんな子ども達の成長もしかり、流れ続ける時は諸行無常。変化への対応に弱い私ではありますが、そんな不器用な自分を認め、ゆっくりでも変化に対応しながら誠実に歩みを続けていきたいと思います。

そして、こちらは変わることなく、

「特別なことはなくても 少しの工夫と心掛けでささやかながらも楽しい毎日」

私の小さな生活のモットーは20年経っても同じ気持ち。32歳だった私も51歳の私も大切に思うことは変わらないでいるのでした。

時の流れ

数日間かけて制作に取り組んできた作品が
先日の即席屋外アトリエにてフィニッシュ!

完成記念に現場🗻にて撮影^ ^

「レールデュタン」

このブローチに使ったラリックデザインの瓶が使われている香水の名前で、フランス語で 「時の流れ」 という意味だそうです。

名も知らず、ただデザインに惹かれて蚤の市で大人買いしたけれど、先日のインスタグラムの投稿を見てくれた友人が教えてくれて知りました。

時の流れ…

それぞれに時を刻んできた使われなくなったアクセサリーや洋服が形を変えて1つの作品となったこのブローチにも通じているような気がして、勝手ながらご縁を感じております。

制作日誌

朝からずっと作業して
集中力が切れてきたところで
お気に入りの場所へ移動

緑に囲まれたベンチが
即席の屋外アトリエに変身!

5月の風を感じながら
鳥の囀りをBGMに
気分よく針が進みました

即席アトリエのベンチからの景色

この美しい景色を眺めながら制作した
心洗われるような気持ちは
目には見えないけれど
何らかの気配となって
作品の中に組み込めていたらいいなあ

足元に広がっていたシロツメクサのなかに…
四葉?を2つも発見👀
葉っぱの上にもう一つの小さな葉が!
しかも、💚の形!
スペシャルな形の🍀に出会え
気分がますます良くなった
今日の制作記録

雑草ガーデンから

先日ご紹介した香水瓶の🕊️を作品に使うことにしましたので、残る瓶は今後は花器として使っていきます。

花器としての初仕事は我が家の雑草ガーデン^^;から摘んできたドクダミと野いちごとバニーテイルを活けました。

うん、なかなかいい仕事してくれますなあ。

ドクダミ、野いちごは庭に自生している、いわゆる雑草。バニーテイルはOECさんのマーケットで購入した苗から育てて3ヶ月。

こんなに大きくなり沢山の花を咲かせています。この後ドライにし、秋になったらリースの素材として使います!

🕊️は作品の一部として新たな時を刻んでいってもらう予定ですが、どの様に固定しようか?竹串やネジや色々と取り付けてみながら試行錯誤の最中。

上手く形になりますように…

春の気分で

白い花々が満開の小さながま口のネックレス。
うららかな春の景色にぴったり。

花々は、元はイヤリングやブローチ。

象牙やバッファローボーン、レザー、プラスチック、染め花など異素材の花々が混ざり合って咲いています。

春の野に咲くタンポポみたいな
可愛いコサージュができあがりました。

花は着られなくなくなったレザーのスカートから、葉は義母の作る染め花です。

直径約3cm、
日常に気負わず使える小さめサイズ。

使われなくなった腕時計のベルトと着られなくなレザーの洋服から作った花を組み合わせたブレスレット。

一つ前の作品より大きなサイズ。

春の手元に花の彩りを。

brooch 「おやゆびひめ」

子どもが小さい頃によく読んだ絵本👸からイメージして。

桜の開花は例年より遅れているようですが、気持ちがすっかり春に向かっていて、花をモチーフにしたアクセサリーばかり作りたくなる今日この頃です。

祈りを込めて

最新作のブローチは、色も形も様々な小さなパーツをつなぎ合わせて出来上がったハート。

そのパーツのなかの1つ、一輪の小さな小さな赤い薔薇

これは、このブログをきっかけに、長くお付き合いさせてもらっているKさんが「作品に使ってください。」と託してくださったもの。百貨店のテーラーの内職のお仕事をしていたKさんのおばあ様からお母様へ、そしてKさんへ引き継がれたボタンや手芸材料品の数々を、私に託してくださったうちの1つで、2021年の夏に能登町のご実家から東京のKさんを経由して静岡の私に届きました。

この赤い薔薇がやってきた能登町は、この度の地震で大きな被害を受けました。Kさんと1月にやり取りさせていただいた際、震災後3週間たって、やっと金沢でお母様と会うことができたと伺いました(その時にお母様は地震発生以来初めてお風呂に入られたとのこと)。お母様は、避難所での生活、ライフラインも途絶えご自身の生活もままならないなか、公的なお仕事をされていて、毎日悪路を1時間半かけて職場に向かい、地域の為にお仕事に励まれているとも伺いました。

これまで、Kさんから託していただいた品々を作品の中にいくつも組み込ませて頂いてきました。その都度、私はKさんのお気持ちや、能登のおばあ様やお母様の元で過ごしてきた時間も作品に組み込むような思いで制作してきました。そして、今作では、その思いにプラスして、Kさんのお母様はじめ被災された方々が少しでも心穏やかに過ごせますよう、復興が少しでも早く進みますよう祈りを込め、1針1針進めていきました。

折しも、季節は3月。2011年の東北震災以来3月11日に毎年、制作のお仕事でお客様から頂いたお金から募金をしてまいりました。僅かばかりではありますが、一時的ではなく、細くても長くの思いで続けてきました。また、年月の流れの中で薄れゆく震災の記憶や衣食住足りて暮らせる日々に感謝を忘れないようにと自分への戒めもそこに込めてきました。今年はKさんのご実家であり、この薔薇が長く時を過ごしていた能登町へ募金させていただきました。

制作日誌


コラージュのハートブローチを制作中。

1つ1つパーツを手に取っては、それぞれにまつわる背景に想いを馳せ、組み合わせていく。

クマちゃんの右隣のDiorのペンダントトップは、昨年の梅田阪急さんのポップアップにお越しくださったお客様が託してくださったもの。初日に展示をご覧くださり、最終日に再びご来店。その際に、ご自宅に眠らせていたアクセサリーを託してくださったなかの一品。

そんな風に、それぞれがいろんな時間をたどってきたアクセサリー達が混ざり合い、新しいカタチが生まれていく。

完成!

制作過程をご紹介しましたブローチが完成!

総制作時間は25時間15分なり。

制作こぼれ話

作品に使った蜂のブローチ。元は羽が黒っぽい樹脂で覆われていましたが、作品のトーンに合わせて、剥がさせて頂きました🙏丁寧に丁寧に剥がしていくと、内側に施されていた綺麗な細工がこんにちは。

制作日誌

昨日の春のような陽気から一転、真冬の寒さに…こんな日はアトリエにこもって、制作に集中。長らく取り組んでいるブローチの制作が、だいぶ捗りました。

使われなくなったアクセサリーやレザーの洋服から作ったコサージュ などおおよそのデコレーションが終わり、ベースにする革をジャケットから切り取りました✂️ここまでの総制作時間22時間。完成まであと少し!

以下は時間を巻き戻して、これまでの制作過程を。

晴れた日、暖房要らずのアトリエ窓辺のテーブルで日向ぼっこしながら作業を。

ビーズ刺繍を終えて、淡水パールを刺繍に入ったところ。分解したネックレスを使ってデコレーションに使う花のモチーフも作ります。ここまでの総作業時間10時間15分。

極小サイズのビーズを一粒ずつ縫い止める。ここまでで2時間30分。

制作スタートの頃。レースへの刺繍は安定感がイマイチで時間がかかります。ここまでの作業で1時間。

1つ1つ増やしていただき、3つ目を

お客様から届いた嬉しいお写真のご紹介が続きます。

先日、ガラスランプシェードをお届けさせていただいた神奈川のSさんより、ご自宅にシェードを飾ってくださったお写真をお送りいただきました。

ダイニングテーブルの上に、3つ並んだランプシェード。1つ1つ違う形のシェードですが、それもまたオリジナルな楽しさと調和があってとっても素敵!

3つが違う形というのは、ご依頼のタイミングも関係しているかもしれません。というのも、1度にまとめて選んでいただいたわけではなく、1つ、また1つと暮らしながら、もう1つ足してみよう。と思ったタイミングでご依頼くださったのです。(2つ目をご依頼くださった時の記録→暮らしの中に迎えていただきました

3つ目の今回、ご連絡いただいた当初は平たい形でとご希望を伺いました。ご希望に沿って、いくつかご提案させていただく過程で、お子さんも含めご家族4人で、既にお持ちの2点との相性やそれぞれのお好みを相談し合って、最終的にお選びいただいた3点目(一番手前)です。

メールでのやり取りから実際にお届けした後、お子さんも「いいね。」とおっしゃってくださっていると伺い、とても嬉しかったです。

1つ前にご紹介したNINOhouseから13年を経たメール然り、

Sさんからの3つ目のシェードのご依頼然り、

折しも、私にとって変化の真っ只中、satosatosaから独立し、NINO1本でやっていこうというタイミング。頑張ろう!と思う気持ちの一方、不安もあった時に、制作を通じて恵まれたご縁が変わらずに長く続いていることを実感する出来事でした。

活動の仕方は変わっても、制作するものに込める気持ちは変えることなくやっていけば大丈夫、と背中を押してもらったような出来事でした。ありがとうございました。