夏の帰省

2026年、夏の帰省の記録。

お正月、ゴールデンウィーク、お盆、結婚以来変わらず続いている年に3度の帰省も、子どもたちが大きくなると、それぞれの予定ができて、家族全員で帰ることが少しずつ減ってきていました。

しかし、今回はお姉ちゃんもちょ太も予定を合わせてくれて、久しぶりに、家族4人そろって両方の実家へ。

行き帰りの運転は、ほぼちょ太が担当してくれました。助手席はお姉ちゃん。私たち親は後部座席で楽しいドライブ。
ほんの数年前までと、家族の車の座席の位置がすっかり入れ替わって、時の流れを感じます。

そんな変化もあるなかで、変わらないことも。
ヨットマンの旦那さんのお父さんは今もバリバリの現役。

私たちのリクエストに応えて、ヨットに乗せてくれました。

ありがとうございます。

夏の海風を感じながら、海の上で過ごす時間は、
家族の夏の思い出となるひととき。

私の両親も、いつものように迎えてくれ、

帰りにはいつものように自家製野菜をお土産に持たせてくれました。

離れて暮らしている両親に会えて、家族4人そろって顔を見せられたことが、何より嬉しかった。

みんながそれぞれの生活を持つようになった今、こうして家族で帰れる時間がより尊く大切に感じるようになりました。

2人と一匹で、

夜の散歩。猫ちゃんリュックに入ったニノ太も一緒に。


立秋とは名ばかりだと思っていたけれど、公園脇の道では、草むらから虫たちの、秋を思わせる涼しげな声の大合唱。

平和な一日の締めくくり。

広島へ

先に投稿しました岡山への訪問が決まったとき、せっかくなら、今、松屋銀座さんとのお取り組みで託して頂いたデニムがどのように作られているのか、この目で見てみたいと思い、少し足を延ばして広島へ伺いました。

以前、松屋銀座さんでご挨拶させていただいた三陽染工のYさんにご連絡すると、「ぜひお越しください。」と温かく迎えてくださいました。

工場を少し見学させていただくだけのつもりでおりましたが、Yさんと一緒に工場長さんもご案内くださり、各工程には担当の方が待っていてくださり、一つひとつ丁寧に説明してくださいました。

縦糸が張られ、横糸が入り、一枚のデニムへと織り上がっていく工程。大きな機械が動く一方で、人の目で糸の張りを確認し、生地に付いた小さな埃を1つ1つ取り除く作業まで、実際に拝見することができました。

工場の中はとても暑く、その中で真剣にものづくりと向き合う皆さんの姿から、一枚のデニムがたくさんの手と技術によって生まれていることを感じました。

もう一つ、この訪問での目的がありました。

それは、作り手である山陽染工さんに、直接ご報告したいことがあったからです。

現在、このデニムにある加工を施す試みをしています。それは、デニム本来の表情や風合いを変えることにもつながります。

以前から、大切に作られたデニムの表情を変えてしまうことは、作り手の皆さんに対して失礼ではないだろうか、という思いが心のどこかにありました。

そこで今回、その加工を施したデニムをご覧いただき、私が感じていた迷いも率直にお伝えしました。

すると、「どうぞ好きに料理してください。」と笑顔でおっしゃってくださいました。

その言葉に気持ちがすっと軽くなり、安心して制作を進めていこうと思うことができました。

さらに、作品で考えているフリンジの表現についても、素材を知り尽くした生産者だからこそのアドバイスをいただき、とても実りある時間になりました。

今回、実際にデニムづくりの現場を拝見して改めて感じたのは、一枚のデニムの背景には、多くの方の技術と、手間を惜しまない仕事があるということ。

その背景ごと大切に受け取りながら、NINOらしいアップサイクル作品へとつなげていきたいと思います。

ごちそうさまでした♡

先週の金曜日、私も旦那さんも朝から家を留守にして帰宅が夜遅くなる予定だったので、ニノ太の世話のために一人暮らし中の息子が授業が終わってから帰ってきてくれました。

そのまま週末を一緒に過ごし、土曜の夜。「今日は俺がご飯作るよ」そう言ってキッチンに立ってくれたちょ太。

正直なところ、ちょ太はあまり食に執着がなく、家に居た時にはお腹がすいたら食パンにジャムもぬらずに食べるちゃうような、ただ空腹を満たせばいいタイプでした。なので、一人暮らしを始めても自炊なんてほとんどしないだろうと思っていました。

ところが聞いてみると、意外にもちゃんと料理をしているそうで、オムライスはこれで3回目とのこと。YouTubeで作り方を研究しているんだって!

半熟オムレツの中心に切れ目を入れて、ふわとろオムライスの完成~♪
の予定だったそうですが、、、
ちょっと熱が通り過ぎてしまってたね。

↑予定通りとはいかなかったけど、それでも、「とりあえず作る」という感じでなく、「美味しい食事を研究して作ろうとしている」、普段のそんな様子が垣間見れて、そんな姿が嬉しかった。一人暮らしを始めてまだ1か月半ですが、知らないところで少しずつ成長しているんだなあと感じた夜でした。

たまごの不完全さが愛おしいくもある母目線^^、ちょ太シェフ特製オムライス。

ごちそうさまでした♡

Fossetさんの展示会ありがとうございました

Fossetさんにて開催いただきました展示会が、20日をもちまして、おかげさまで無事に終了いたしました。

会期中には、作品をお迎えくださった方々がメッセージや、ご自宅に飾ってくださったお写真を何人もの方が送ってくださいました。そのお写真はInstagramのストーリーズでご紹介させていただきましたが、それぞれの暮らしの中にリースが置かれている様子を拝見し、作り手としてとてもありがたく、励みになりました。

また今回は、リースに加え、アップサイクルのアクセサリーやランプシェードも展示させていただきました。

Fossetさんでは、静岡にお店があった頃から長く年末の恒例としてリースを展示させていただいていますが、昨年からはランプシェードやアクセサリーも加わり、作品をトータルでご覧いただけること、またリース以外の作品にも関心を寄せてくださるお客様が多いことを、とても嬉しく感じました。

師走のご多忙の折、神奈川や埼玉、大阪、静岡など、遠方からも含め多くの方々にお運びいただき、心より感謝申し上げます。

そして、毎年丁寧に作品をご紹介くださり、素敵な空間で展示の機会をくださるFossetさん、このブログを通して気にかけてくださった皆さまにも、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

なお、残りわずかとなりましたが、
リースとガラスランプシェードは、
引き続き12月29日まで展示していただいています。

自然のなかで

10月・11月と続いた展示会、そしてその準備の長い制作期間。

Fossetさんの展示会初日の在廊を終え、静岡に戻った翌日、少し立ち止まって気持ちを切り替えたくなりました。そこで、友人のインスタグラムで見て気になっていた低山の登山に挑戦!

低山といえど、普段運動不足の私は息は切れるし、膝は笑うほどガクガク。楽な道のりではありません。でも、木々の緑、風の肌触り、川のせせらぎの音に触れていると、張り詰めていた気持ちが少しずつほどけていくのを感じました。

頂上に広がる景色は、苦しくても一歩一歩進んできた先の“ご褒美”のよう。

また、展示会で作品を並べた会場の風景や、お客様からいただいた温かい言葉の余韻を味わっていたタイミングでもあったので、登山の一歩一歩や目の前の景色が、日々の制作の積み重ねと自然に重なって見えました。

一針一針の地道な作業も、登山の一歩一歩も、先が見えない時間があります。

それでも積み重ねることで、ふと視界が開け、努力の先にある景色や喜びを実感できるということを、目の前に広がる素晴らしい景色が教えてくれているようでした。

気分転換に出かけた登山でしたが、展示会の余韻と重なったことで、普段の小さな作業の価値や、一歩一歩の大切さをあらためて確認できた時間になりました。

19歳おめでとう

少し時間を遡って、10月29日。

ちょ太が19歳の誕生日を迎えました。

「誕生日プレゼント、何がいい?」と聞いたら、

なんと!「電気シェーバーが欲しい」と。

プレゼントした電気シェーバーと、
3歳の誕生日、16年前のちょ太

ろうそくを灯したケーキの前で瞳をキラキラさせていた可愛い子が、

髭剃りを欲しがる年齢になったなんて、、、感慨深い。

19年、それぞれの時期を思い返せば、

近所の友達と朝から日が暮れるまで遊び回っていた小学生時代、

部活中心で厳しい練習にも懸命に取り組んだ中高時代、

受験を乗り越えたあの時。

そして、大学生になり、友人に恵まれて自分の世界を築いていこうとしている姿。

そうした成長の日々を見守ってこれたことが何よりの幸せで

健康に成長してくれたことが何より有難い。

ちょ太、心身ともに元気に成長してくれてありがとう。

19歳のお誕生日おめでとう。

気持ち新たに

松屋銀座さんでの展示を終えて、
少しずつ気持ちを冬のリースの制作へと。

朝の森を歩きながら、
見上げた大木の葉や、足元の木の実のかたち、
冷たく澄んだ空気を感じて、
自分の中のモードも少しずつ切り替わっていきます。

あまり器用な方ではなく、
東京での日々から戻ってもしばらくは、
どこか放心状態のような時間がありましたが、
こうして自然の中を歩くうちに、
少しずつ次の制作へと心のスイッチが
入っていくのを感じています。

ただ素材を買ってつくるのではなく、
森で見た景色や感じた空気、
季節の気配も一緒に、作品の中へ
折り込んでいけたらと思います。

11月29日からスタートするFossetさんでの展示に向けて制作を進めてまいります。

ありがとうございました

松屋銀座さんでのポップアップ、
おかげさまで無事に終了いたしました。

たくさんの方にお越しいただき、
本当にありがとうございました。

初日は想像を超えるほど多くの方が足を運んでくださって、
この日のために時間を調整して来てくださったお気持ちが伝わり、胸がいっぱいに。

おかげさまで、最高のスタートを切ることができました。

会期を通じて、
はじめましての方、ずっと見守ってくださっている方、
その瞬間にしか生まれないご縁を通して、
たくさんの有難いお言葉と笑顔をいただきました。

作品そのものだけでなく、
アップサイクルという背景や考え方にも耳を傾けてくださる方が多く、
心強く、励まされました。

静岡のアトリエでひとつひとつデザインを考え、
時に産みの苦しみを味わいながらも丁寧に形にしてきた作品たちが、
多くの方の手に渡っていく光景は、今も心に焼き付いています。

東京から戻って数日たった今でも、
会場で感じたあの空気や、
皆さまから伝わってきたあたたかな体温のようなものが、
まだ鮮明に残っています。

直接お会いできたからこそ感じられた、
かけがえのない時間でした。

今回も、ブログを通して長くお付き合いくださっている方々が、
たくさんお運びくださいました。

中には会期中に二度お越しくださる方もいらして、
有難さに店頭で胸がいっぱいになりました。

長い年月を経て続いているこのご縁に、
あらためて支えられていることを実感しています。

慣れない東京での接客に緊張するなか、
まるで家族に会えたような安心感をくださる皆さまの存在が、
いつも私の背中を押してくれています。

そして今回、店頭でサポートしてくださったМさんとのご縁も、
最初はこのブログがきっかけでした。

ブログを通して出会えたたくさんの方々とのつながりに、
どれほど支えていただいているかを感じた一週間でもありました。

この画面の向こうで、
長年にわたりお付き合いくださっている皆さまに、
心より感謝申し上げます。

無事に出店を終え、
また静岡のアトリエで、
ひとつずつ作品を生み出す日々に戻ります。

改めて、足を運んでくださった皆さま。
遠くから見守ってくださった皆さま。
そして長くこのブログでつながってくださっている皆さまへ。

本当にありがとうございました。

最終日に搬出を終え、静岡へ戻る直前に、
充実感と感謝の気持ちで見上げた夜の松屋銀座。
光に照らされた建物を見上げながら、
この一週間の出来事を静かに思い返していました。

アトリエ、リノベーション完了

数ヶ月間、少しずつ手を加えてきたアトリエが、ようやく完成しました。

試行錯誤の作業で、途方にくれたり、何度ものやり直しも数知れず。それでも、その都度アイデアを捻り出しながら、作品制作の傍らコツコツと作業を積み重ねてきました。その甲斐あって、NINOらしい空間が出来上がりました。

今回のリフォームにあわせてペイントし直した図書館のカードケースやガラス棚

長らく家で眠っていた板とコンクリートブロックで作ったテーブルが、イメージした通りに空間にはまり、バンザーイ!!

以前に友人から「アトリエにどうですか?」と譲ってもらったこの金属フレームのガラス棚。

ディスプレイがすごく映えそうなクールな雰囲気に、二つ返事で有難く受け取りました。

今回のリフォームで、アトリエで上手く活かしていきたいと考えており、このガラス棚ありきで、似合うテーブルを探しまくっていました。結局、以前に綴ったように、コンクリートブロックのテーブルが閃いて、作ったという経緯があるので、このテーブル+ガラスケースが良い感じに出来上がって大満足。

宙に浮かぶ、ドライフラワーの作品たち。

壁にもいくつ自作のリースを飾っています。

この小さなテーブルも塗り直しました。低い位置に垂らした小さなランプシェードもお気に入り。

新たに作った寝室との間仕切り壁も満足の仕上がり。

実はこの壁もコンクリートブロックテーブルの作り方と同じように、転倒防止の為に、手前のチェストの裏面にビス留めして一体化しています。

器リメイクのランプシェードは空間の雰囲気を作る大きな効果になりました。



NINOでは、古いものや使われなくなったものを「価値のないもの」とは考えていません。
思考と創造をもってそこに新しい価値や美しさを見出していく。それは空間づくりでも、アップサイクルのものづくりでも、根底にある考えは同じです。

実際、私たちのアトリエ兼住まいも築53年。10年前に購入した当時で既に建物としての市場価値はほとんどないに等しいものでした。

けれども、この家がもつ独特の空気や佇まい、そして「自分たちで手を加えれば、もっと素敵な空間になる」という確信がありました。世間一般の価値観に流されず、時間の積み重ねが生む味わいを大切に、手間暇惜しまず、思考と創造をもって、モノも空間も、人生も、自分らしく作り上げていきたい。

新たに生まれ変わったこのアトリエから、その可能性をかたちにしていきます。