4月下旬

いつも気にかけてくださるご近所のMさんが、お庭で育てているアヤメを届けてくださいました。

折にふれてお庭で育てている季節のものを分けてくださり、冬には水仙初夏にはバラ、ときにはナスやキュウリなどの野菜も。四季折々のお裾分けをくださる、ありがたい存在です。

いただいたアヤメをアトリエに飾ると、いつもの空間に、季節の気配とMさんのやさしい気持ちがふわりと漂います。

日々の散歩道に、野生の藤が道に覆いかぶさるように咲き始めました。

誰かに見てもらおうと咲き誇るわけではなく、自分の咲くタイミングを知って、静かにでも、美しく花を咲かせている。

何気ない日々のなかで、
自然や人のあたたかさに触れられること。
そっと満ち足りた気持ちを運んでくれる。

春の庭

庭のいちごが、実をつけていました。

去年、直売所で買って鉢で育てていたものを、実が終わったあと庭の片隅に植えたまま、正直ほとんど何の世話もしてこなかった。

それなのに、、、先日、気づいたら、こんなに可愛い実をつけていた。

何もしていなくても、ちゃんと季節を巡って実を結ぶ植物。

赤くて小さないちごの実に、なんだか励まされるような、癒されるような気持になる。

同じ庭の片隅では、少し前に旦那さんが苗を購入して植えたブルーベリーの木が、成長しながら可憐な花を咲かせています。

また、少し離れた場所では、数年前から育てているレモンの木にも、蕾や花がたくさん!

どちらも、まだ花の姿だけれど、この先、静かに実りへと向かっていくのだと思うと、植物が生きている気配に、こちらもそっと励まされるよう。

日々の暮らしの中で、こうした植物の小さな変化や生きている気配に触れられることが、なんでもない日常を、豊かにしてくれている気がします。

ちょ太へエールを込めて贈ります!

思いがけない春休みの骨折で、少し遅れてのスタートになりましたが、ちょ太はこの春から、大学の近くで一人暮らしを始めることになりました。

高校生の頃には、県外の大学に進み一人暮らしをしながら大学生活を送りたいという希望をもっていました。私たちもまた、子育ての1つのゴールを「自立」に置いてきました。

そうした思いを持ちながらも、入試から様々な選択を経てご縁のあった地元の大学へ進学しました。

昨年の入学からの1年間は、実家から通学していましたが、公共交通機関の便があまり良くなく、サークルのある日は帰宅が遅くなり、もれなく友達の家に泊めてもらってきました。

そんな日々の中で、あらためて考えたのが「自立」ということ。社会に出る前に、自分のことを自分で考え、整えながら暮らしていく時間の大切さを感じ、また、本人の意思もあって、この春から一人暮らしを始めることにしました。

新しい部屋で使う、キーホルダーとガラスのランプシェード。どちらも、毎日の暮らしの中で触れたり、目に留まったりするもの。

これまでのように、身の回りのことに手をかけてあげたり、同じ空間で時間を共有することは一区切りを迎えるけど、ちょ太の一人の時間にこの手作りの品々がそっと寄り添ってくれますように、、、これからの日々が実り多いものになりますように、、、そんな気持ちを込めて作りました。

少し遅れて始まるちょ太の一人暮らしにエールを込めて贈ります!

アパートの鍵用にキーホルダー。ちょ太のリクエストに応え、ブルーの革で作りました。いつも通り手縫いで一針一針チクチク。

こちらもちょ太のお好みでアンバーカラーをセレクト。優しい光で部屋がくつろぎの空間になりますように。

新たな取り組み

先日、いつもポップアップでお世話になっている
松屋銀座さんに伺いました。

画像は、その時に出会った
美しいショーウィンドウの数々。

松屋銀座さんの「地域共創」の取り組みの中で、
この時には広島県福山市のデニムと
群馬県桐生市の刺繍を用いたディスプレイが展開されていました。

カジュアルな印象のデニムが、
ロングドレスとして仕立てられ、
銀座の街にふさわしいエレガントな存在感に。

思わず足を止めて見入る方や、
写真を撮る方の姿も多く、
素材の魅力を活かした空間の力を強く感じました。

実は今回、 大変光栄なお声がけをいただいています。

この店内ディスプレイやショーウィンドウで使用されたデニムと刺繍を、新たな形へとつないでいく取り組みに、 関わらせていただくことになりました。

このお話は、昨年秋に出店させていただいた際にいただいたものです。

松屋銀座さんが取り組まれている「地域共創」は、
日本各地で受け継がれてきた伝統工芸や産業に光を当て、新たな価値へとつなげていく取り組み。

その流れの中で、今回の機会をいただいています。

先日伺った際には、担当の方が時間をとってくださり、ショーウィンドウをご案内いただいたり、デニムの生産者の方をご紹介いただいたりと、ものづくりの背景にある工程や技術について、直接お話を伺う機会をいただきました。

長くものづくりに携わってきたからこそ、完成品の目に見える美しさだけでなく、その奥にある熱い想いや背景に直接触れられたことが、今回とても大きな意味を持つ時間となりました。


また、身近な素材であるデニムが様々な技術を駆使されて製造させている工程を初めて知り大変勉強になりました。

静岡という場所で、手仕事とアップサイクルのコンセプトを大切にしながら続けてきた制作がこうした形でご縁に恵まれたこと、

デザインの力を大切にされている松屋銀座さんの地域共創の取り組みの先に、自分の制作が活かされる機会をいただけたことに、大きな感謝と責任を感じています。

これまで積み重ねてきたものを大切にしながら、この機会にしっかり向き合い、次の形としてお届けできるよう取り組んでいきます。

つつがなく

朝のルーティン、散歩、食事、お弁当作り

当たり前と思っていることは、実は当たり前でない。

自分も家族も元気でいること、

天災もなく、穏やかな自然の景色を愛でられること、

美味しく食事を味わえて、

そういった時間を共有できる人がいること、

それらを今朝もつつがなく迎えられたことにありがとう。

2人と1匹で朝の散歩。

朝はまだ暗いうちから、「お腹すいたよ」と起こしにくるニノ太。

眠たい日もあるけれど、この早起きのリズムのおかげで、

朝ごはんの前に、ゆっくり散歩に出られるようになった。

今朝のごはん。

淹れたてのコーヒーと、

旦那さんの実家からいただいたお餅パイ(ほっぺが落ちそうに美味しい)。

それに、直売所で見つけた、この土地の柑橘。

今日の旦那さんのお弁当

3月11日

3月11日、今年もこの日が巡ってきました。

東日本大震災が起きた2011年から、NINOの制作で皆さまからいただいたお金の中から、ほんのわずかではありますが、15年間毎年募金を続けています。

今年は「東日本大震災ふくしまこども基金」に寄付させていただきました。震災で親を亡くされた子どもたちの奨学金などに充てられるそうです。

直接的に大きな支援になる金額ではありませんが、東北はもちろん、能登をはじめとする各地の震災の記憶を風化させないこと、そして今も苦しみの中にいる方々の心が少しでも癒されますようにという祈りを込めて続けています。

また、大学生の子どもを持つ親として、学びたい気持ちを持つ若い人たちの未来のチャンスにつながり、ほんの一助になればという思いもあります。

そしてこの日は、当たり前のように続いている日常が決して当たり前ではないこと、そして私が好きなものづくりを続けていられる日々への感謝を、改めて思い出す日にもなっています。

細くても長く。
2011年にそう思った気持ちを忘れず、これからも続けていきたいと思います。

気持ちの良い朝

三連休最終日、雨上がりの朝。

昨晩の雨に洗われた、すがすがしい空気に誘われて、

朝から久しぶりにしっかりと部屋の掃除をしました。

いつぶりかわからないほどの窓拭きまでしてみると、

陽の光が一層きれいに差し込んでくる気がします。

磨いた床に伸びるやわらかな光。

春のような風に揺れるレースのカーテン。

整った空間に身を置くと、気持ちまで静かに整っていくようです。

この澄んだ空気のまま、今日は針を持とうと思います。

立春

立春。
光がやわらぎ、部屋の中にも春の色。

JAの直売所で、ポットに入った葉牡丹が2つで110円。
お正月の売れ残りかな??思いがけずうれしいお買い物でした。

ポットから土を外し、根を少し切って、ガラスの花器へ。
それだけで、ぐっと雰囲気が変わります。

ミモザも、数週間前に同じ直売所で買ってきたもの。
すっかりドライになりましたが、今も変わらず部屋をやさしく彩ってくれています。

まだ寒い日は続きますが、
季節はちゃんと春へと向かっている。

窓辺

1月の最終日。
私にとって、思い入れのある一日。

ここ数年のこの日を振り返えれば、
寒さの厳しい季節の中で、
この日だけはなぜか寒さが緩み
穏やかな空気に包まれています。

今年もまた、やわらかな日差しの
静かな冬の一日となりました。

窓辺の絵とチューリップを眺めながら、
そんなことを思っています。

19年後の紙粘土こけし家族 

ちょ太が生まれる前、
まだ家族が3人だった頃に作った、紙粘土のこけし

2006年、ちょ太が生まれて、
家族は4人になり、
紙粘土こけしも4人になりました。

その後、引っ越しを2度しましたが、
紙粘土こけしも、
私たち家族と一緒に移動し、
部屋の片隅で、静かに同じ時間を過ごしてきました。

気づけば19年。
旦那さんのこけしは首が取れ😿

お姉ちゃんのくるんと巻い髪も片方が壊れ😿😿
絵の具はすっかり色あせていました😿😿😿

それでも、処分することはなく、
壊れた部分は気になりつつも
そのまま体の上にちょこんと頭を乗せたりして、
家族の暮らす空間の中にずっと飾り続けてきました。

そんな19年の歴史を刻んできた紙粘土こけしを、

このたび、ニノ太を迎えたことをきっかけに、
壊れていた部分を補修し、ペイントもやり直し、
ニノ太も紙粘土家族の方にも新しい一員として加えました。

19年の間に、
こけしのサイズとは反対に、
お姉ちゃんもちょ太も、いつの間にか私たちより少し背が高くなりました。
それでも、この紙粘土こけし家族たちには、
当時の家族の記憶をとどめておきたくて、あえて作り直さないことに。

これからも引き続き、
部屋の片隅に飾りながら、
もうひとつの「家族のかたち」として、
大切にしていこうと思います。

+

オマケ

お姉ちゃんこけしは、
本人にもとても似合う色、

黄色のワンピースにお色直ししました。
胸には小さなドライフラワーをコサージュに見立てて飾りました。

この花は、私がリースの素材にもよく使う、母子草です。小さな花を、お姉ちゃんの名前の由来と重ねています。

お嫁に行っても変わらず家族の一員ね!!