愛情ミルフィーユ

実家の母から届いた宅配便

箱を開けると

母の畑の恵みたちが、丁寧に幾重にも積み重ねられていた。

1層目

ジャガイモ、玉ねぎ、長ねぎ

2層目

きゅうり

3層目

ピーマン、なす、枝豆

4層目

とうもろこし

手紙は入っていなかったけれど、

1層、2層、、、と重なった野菜の間には文字にしなくても伝わってくる母の想い。

愛情と野菜の優しくて美味しいミルフィーユ。

変わること 変わらないこと 

頂き物のお豆たち
それぞれ生産者のお友達から採れたて新鮮をお裾分してもらった、枝豆とスナップエンドウ、グリンピース。5月恵み、緑の美味しいお豆たち!!

緑のお豆たちの季節になると思う、「緑の水玉」と題してグリンピースご飯を投稿した2005年5月にこのブログをスタートした頃のことを。

あれから、今年でちょうど20年!振り返れば、当時、5歳だった娘は今では社会人となりしっかり独立して生活しています。そして、当時は存在していなかった2006年生まれのちょ太はこの春から大学生。30代だった私達夫婦は50代になりました。その間に、転勤族だった旦那さんは静岡に根を下ろす決断をして転職、私は事務のお勤めから創作活動へシフトしていきました。

家族の年齢は確実に20の数字が増え、それぞれの環境も変わりました。他にも数え上げればキリがないほどの変化があったなかで、どんなことよりも私が大切に思う、家族(離れて暮らす両親や兄弟も含めた)の「健康」と「円満な関係」が変わらずに続いている有難さ。また、このブログ「小さな生活」や創作活動も変わらず続けられてこられました。このことは、長くお付き合いや応援してくださってくださる方々の存在があってこそと、深く感謝する2025年5月です。

ご近所さんから

ピンポーン♪と玄関のチャイムが鳴り、ドアを開けたら、ご近所さんが「はい、どうぞ」って渡してくれたチラシに包まれた薔薇。気取らない、優しいプレゼント。日常の繋がりにこんなあったかいお付き合いに恵まれていることに感謝。

母の日 2025

先日の母の日に子ども達から私に↑


お姉ちゃんから「つぶ貝」(北海道旅行で選んできてくれたそう)
回転寿司に行けば、つぶ貝ばかり何皿も食べる私のつぶ貝好きをよーくご存知な娘♡ ここ数年はつぶ貝のお値段が上がって、手が出にくくなっていたところに、こんな立派なサイズのつぶ貝を沢山味わえるとは♪

ちょ太から「フェイスマスク」
母の日など頭の片隅にも無かったそうですが(笑)、経営会議の後にお姉ちゃんと2人でカラオケに繰り出した際にお姉ちゃんから母の日と聞いて、慌てて買いに行ったそうな。53歳の私を慮って??しっかり「エイジングケア」を謳ってあるセレクトが憎いね!

2人とも健康でそれぞれの持ち場で頑張ってくれていることが何よりの親孝行。また、年の離れた異性の兄弟がずっと仲良くいてくれることも母はとっても嬉しい。それ加え、こんな心憎いプレゼントまで!健康で仲良く居てくれるだけで充分とは思いつつも、やっぱり嬉しいのも本音。

我が子よ、有難うーー!

NINO家経営会議

毎年、年始に行っているNINO家経営会議。今年は、ちょ太の受験があり年度初め(といっても、既に5月ですが(^^;)に開催。

先日行われた経営会議のテーブルには、お姉ちゃんからの旅や出張のお土産がずらり。離れて暮らしているお姉ちゃんの日々が忙しいながらも充実している様子で、安心する母でありました。そして、実家にも気づかいをしてくれる優しさにありがとう。

美味しいお菓子を家族で囲んでの経営会議。2025年の目標をノートに記した後、2024年の経営会議で記したの目標のフィードバックと併せて一人ずつ発表。それぞれの思いをメンバー全員で共有し、さあ、2025年もNINO家一同でエイ、エイ、オー!!

2人の門出

時を戻して、3月某日。

S家の息子君&ちょ太の高校卒業&大学入学の合同お祝い会を我が家にて。

ここ↑にプラスしてK-子さんが作ってきてくれたお料理も並んで、かんぱーい♪

Kー子さんと娘ちゃん手作りのケーキや差入れのフルーツで華やかに。

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幼い頃から成長を共にしてきた二人の門出に際し、早朝から休みなく働くSさんも時間をやりくり、仕事終わりのうちのお姉ちゃんも22時過ぎに駆けつけ、両家勢揃いで二人の門出をお祝いできたプレミアムタイム。

また、親族が県外にしかいない私たちにとって、こうして子どものことを家族ぐるみで一緒にお祝いできる親しいお付き合いをできるご縁に恵まれていることも、改めて宝物だなあと思う時間になりました。

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4歳の頃の二人(とお姉ちゃん)。振り返れば、こんな小さかった子達が、今では大学生。成長し、それぞれの場所へ踏み出していくことに心からエールを送ります。頑張れ、頑張れーー!!

粋な計らいに感激!

友人と久しぶりのランチ。

ちょ太の受験期間中はずっとソワソワ過ごしていたので、美味しいお料理と共に、寛いだ気持ちで心許せる友人と過ごす時間の有難さもしみじみと味わいながらのランチになりました。

その帰り道、経路が自宅とは違う方面へ向かう友人運転の車(私は乗せてもらっていました)。不思議なルートだなあと思いながら、ドライブしていたら、素敵なお花屋さんに到着。

友人に促されお店に入ると、既に花束が準備されていて、ちょ太の合格で私にプレゼントだと手渡してくれるではありませんか!「受験した本人には皆がお祝いしてくれるけど、サポートしたお母さんも頑張ったお祝いを。」と。

いつも温かい気持ちを惜しみなく注いでくれる友人、ピンチの時には何度も寄り添ってもらってきたし、何気ない日常に季節を感じるカードでお手紙を届けてくれたり、、、

そして、この日はサプライズで美しい花を。

独自の雰囲気のある色合いと繊細な色のグラデーションの花々に友人の温かく細やかな心が重なって、家に帰ってからも花を眺めては日々、その存在の有難さを思っています。

中村スクール修学旅行

高校を卒業したちょ太。高校時代は土日はすべて部活、部活引退後は塾へ通い、のんびり過ごすことが無いまま駆け抜けました。そんなちょ太にとって大学入学までの春休みは、3年振りにまとまった時間が使える貴重な日々。さて、この時をどう使う?そうだ、旅に出よう!と、自分で決めた旅の目的地は広島。2泊3日、18歳の一人旅です。

旅の途中、立ち寄った先々から届いた写真。

原爆ドーム、平和記念公園、資料館は特に時間をかけてゆっくり見て回ったそう。

今の平和な暮らしが、どんな犠牲の上に成り立っているか感じられた、と話してくれました。

↑2日目の朝、「出発」という一言だけのメッセージとともに送られてきた写真

満ち潮のタイミングで到着した宮島。午前中に山登りして、頂上から厳島神社の鳥居を望み、下山したら鳥居へ行けるぐらいの引き潮に

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広島の食も楽しみ

2泊3日、フル稼働。路面電車やバスであちこち移動をしたそうな。

慣れない1人行動で、珍道中。

水族館に行ってアシカショーを見ようとしたら、周りが全てカップルで肩身が狭かったと・笑(早く一緒にアシカショーを見てくれる素敵な彼女ができるといいね~・笑)

ネットで調べて予約した格安ホテルにチェックインしたら、カプセルホテルみたいな狭い部屋。それは、仕方がないとしても、入り口がドアではなくカーテンで鍵をかけられず、、、1日目の夜は誰かが入ってくるのではないかと怖くて、安眠できなかったそう。それでも2日目にはちゃんと眠れたって(図太さも大事~・笑)

人気の広島焼屋さんを調べてお店に入ったら超満員。諦めて、近くのお店に入ったら、誰一人お客さんがおらず貸し切り状態。一人でお店を営んでいる店主のおばあさんと沢山おしゃべりしながらの食事。おばあさんが、オーダーしていない冷ややっこやコーヒーも出してくれたと、楽しそうな声で電話がかかってきました。(旅先で一期一会の出会い。人気店に入れなくてかえって良かったね~♪)

そんなこんなで短い旅ではありましたが、友達や家族と行動することが常だった18歳が、一人で見知らぬ土地へ赴き、自分で調べて行動し、直接目で見て、肌で感じた経験は、プライスレスな価値。自信もついたことでしょう。

6年前にはお姉ちゃんと出掛けた修学旅行に続き、今回も中村スクール節目の修学旅行になったと思える旅でした。最終的な中村スクールの卒業は、「自立」。その時に向けて、着々と成長している。いいぞ、ちょ太!

旅の途中に広島護国神社で引いたおみくじは「大吉」

「意志強く驕り高ぶる事なく信神すれば、龍が風や雲を得て天に昇るように出世します」

昇れよ、ちょ太。

3月11日に思う

3月11日、今年もこの日が巡ってきました。

東北や能登をはじめとした大災害、自身が2年前に経験した台風被害での6日間の断水生活でさえ、普段、衣食住足りて暮らしているうちに薄れつつある災害の記憶が、この日が巡ってくるたびに、呼び起こされます。

何気なく暮らせしている毎日は当たり前ではない。

被害にあった方々、今も不自由な暮らしを強いられている方々の心の痛みに想いを馳せると同時に、健康に不自由なく過ごせている日常や、好きなモノ作りでお仕事をできていることに感謝の思いが湧いてきます。

今年もNINOのお仕事で頂いたお金の中から、心ばかりではありますが寄付をさせていただきました。

(寄付の先は、昨年に引き続き東北ではありませんが、このブログを通じてのご縁で作品の素材も届けていただきましたKさんの故郷、能登町へさせていただきました)

階段クラブ

受験を終えたちょ太ですが、合格が決まった後も毎日塾に通って夜九時まで勉強を続けています。何故かと言えば、塾で仲良くなった友達3人で「誰か1人でも前期試験に落ちたら、3人一緒に後期試験まで勉強を続けよう!」と契りを交わしたのだそう。

結果、残念ながら1人が前期では桜咲かず、約束通り最後まで3人揃って頑張っています。

一緒に戦いを続けてきた戦友、苦楽を共にしてきた男の友情は固いのであった。

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タイトルにある「階段クラブ」とは、契りを交わした3人のグループ名。その心は、、、塾の自習室で長時間勉強に勤しむ休憩時間に、くだらない話で笑いあったり、不安を相談し合ったり、3人でそんな時間をすごしていたのが塾の入っているビルの階段だったからだそうです^ ^

時には、皆でその階段を上ったり下りたりしながら古文や英語の単語を呪文のように唱えて覚えたこともあったそう。

ちょ太からこの話を聞いた時、厳しい受験勉強を頑張ってこられたのも、階段クラブのメンバーとのこんな時間で息抜きできたり、心を支えてもらえたからなんだろうなあと思ったのでした。