あらしのあと

「あらしのあと」 岩波少年文庫

娘が夏休みの読書にと学校の図書室から借りてきた本。

だけど、3年生の彼女には少し難しかったようで(対象・小学5年生以上)全く読まずじまい・・・

せっかくなので、返却前にちらっと目を通してみようと軽い気持ちでページをめくった私。

と、これがとても面白くて、結局は熟読してしまった。

第二次大戦を経たオランダ、ある田舎町に暮らす医者一家の話。

家族は、ナチスの侵攻下でつらい日々を送り心に傷を負いながらも、愛情や信頼関係を軸に懸命に前に進んでいこうとする。

憎しみや悲しみに囚われていては、本当の幸福は訪れないと知っている。

困難に時折くじけそうになりながらも、心の軌道修正を図りながら少しづつ道を切り開いていく。

「上手くいくこともいかないことも、楽しいことも辛いことも、きちんと向き合っていこう。根底にゆるぎないポリシーを持ち誠実に物事にあったっていれば、あるとき潮が満ちるようにいろんなことが良い方向に進むことがある」とは、ちょっと前に旦那さんと交わした話題。

この物語の最後に、長年の苦難が一気に報われるような明るい光が一家に注いでいくシーンを読んでいて、ふと思い出した。

6件のコメント

  1. ブログを読んでいて。感動のあまり、鳥肌がたってしまいました。

    >「上手くいくこともいかないことも、楽しいことも辛いことも、きちんと向き合っていこう。根底にゆるぎないポリシーを持ち誠実に物事にあったっていれば、あるとき潮が満ちるようにいろんなことが良い方向に進むことがある」

    素敵なご夫婦の会話ですね。

    私も。今あることに取り組んでいます。
    うまくいくこともいかないことも。楽しいことも。つらいことも。
    すごくシンクロします。
    潮がみちることを信じて。進んでいきます♪

    感謝のぽちっします♪

  2. 本のタイトル見て、あらすじを憶測していました。。
    書いてくださったあらすじを見ると、読んでみたくなりますね!

    ご主人と、とてもいい会話をされていらしたのですねッ。
    私も、そうだと思います・・
    言葉で上手に言えませんが、
    前向きでいて、一つづつコツコツと進んでいれば難儀があっても
    誠実であれば災いは去っていきますものねッ。

    先日^^ 教えていただいたセロリと人参を炒めてサンドイッチの具を作りました!少し味付けに失敗してしまいましたが^^;ご飯で食べると美味しかったです!
    次回、また挑戦して作りますネ♪

  3. たれぽんさん

    どんなこともそうだと思うけど、全てが上手くいったり楽しかったりすることってまずないですものね。
    何か新しい取り組みをしようとすると、特にそんなことを思います。
    でもそうやっていくうち、上手くいかなくて苦しんだり悲しんだりしたことも自分たちの身になっていて、あとで考えると何かしら自分たちの役に立っているという感覚も芽生えてきました。

    お互いに、がんばりましょう!

    ぽち、ありがとうございます☆

  4. クリフさん

    ありがとうございます。

    難儀があると揺らぐことが多々ある私ですが、その都度自分が大切に思うことは見失わないように言い聞かせながら、なんとかやってます。
    そして、ズルはしないで誠実に進んでいきたいなあと思います。

    セロリニンジンきんぴら、ご飯が進みますよね~。
    パンにはスパイスを効かせると、より、味が合うと思います。
    良かったらまた作ってみてくださいね♪

    「あらしのあとに」、小学生向けとあなどることなかれ。
    なかなか面白いです。是非☆

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