畑のオクラ

濃淡の加減といい、

ざらついた質感といい、

モノクロの鉛筆画みたい。

収穫されないまま、

陽を浴び、風雨にさらされ続けた畑のオクラ。

出荷するには不格好であろう、

ぐにゃりと曲がった、

ありのままに成長した姿にも惹かれる。

自然のなせる業には、まったく人は敵わない。
続きを読む →