クリスマスプレゼント

少し時間を遡って、昨年のクリスマスイブの晩に思いがけず届いた嬉しいメールについて。ご許可いただきましたのでご紹介させていただきます。

「中村様

ご無沙汰しております。浜松の○○でございます。
その後いかがお過ごしでしょうか。
クリスマスという事で、以前お譲り頂きましたお家も健在で、本日も飾りながら夕食を迎える予定です。ふと思いつきでのご連絡、お許しください。

息子も21となり、現在は京都にて大学生活をエンジョイしております。
当時のピュアな部分は微塵も無くなりましたが、明るく元気に過ごしております。現在は、15歳の受験生の娘が、その後も大切に飾ってくれております。
どんぐり達も元気です。

またどこかでお会いできれば幸いです。

では良いクリスマスと、良いお年をお迎えください。」

メールを開いたとき、全てを読むまでもなく、初めのお名前でですぐに記憶が甦りました。2010年に手創り市に出店した際に出会った、男の子のお父さんだ!と。

モノ作りの喜びを感じたとても心に残る出来事で、下記の通り当時の「小さな生活」と、手創り市のブログ「つくり手の声」にもエピソードを綴らせていただきました。

あの時に好奇心いっぱいの眼差しで作品を観てくれた男の子が、もう大学生になって親元を離れて暮らしているんだなあ。まだ幼稚園に入る前だった娘さんは中学三年の受験生かあ…お子さんの成長を伺い、長い年月の流れを感じると同時に、それだけ長く時が流れた今も、NINOハウスが変わらずご家族の日々の傍らに置いていただき明かりを灯してもらっていることを知り、本当に嬉しかったです。

そして、この出来事をきっかけに、↑に挙げたエピソードを綴ったブログと、そこからリンクして、手創り市のサイトに寄せた文章も読み直したりして(商業的にモノをやり取りするだけでなく気持ちの交流をさせてもらった、というような内容)その時に思ったことを13年後に再確認し、モノ作りをしていく上で、自分が大切に思うことを改めて心に刻みました。

また、小出しhouseを選んでくれた息子さんや今も大切に飾ってくださる娘さん達の成長にはずかしくないように、私も作り手として成長していきたいなあとも思いました。

送ってくださったメールに添えられていた写真 
13年前の変わらぬ姿で明かりが灯っていました。
どんぐり君たちも元気!!
大切にしてくださり、本当にありがとうございます。

・・

私にはサンタさんは来なかったけれど、このメッセージとお写真が何よりのプレゼントだと感じた2023年クリスマスイブの晩の出来事でした。

リビングの窓から

冷たいけれど澄んだ空気の冬晴れの朝。こんな日はリビングの窓からの景色が一層美しい。

北側の大きな窓からは富士山

西側の窓からは街並みの向こうに広がる駿河湾と伊豆半島。

この景色が暮らしの中で常に望める幸せを毎日感じる。そして、この美しい景色を愛でることができるように作られたであろう、大きな窓を備えた家を51年前に建ててくれた初代オーナーTさんへの感謝も日々感じています。

その初代オーナーTさんとは、家へいらしてくださった後、もう一度お茶をご一緒する機会に恵まれ様々な話を交わしました。そして、その後程なく、残念ながらご病気の為にお亡くなりになられました。

もうお会いすることは叶いませんが、若い頃に文字通り心血注いで頑張って建てられたこの家には、今もTさんのスピリットが宿っていると感じています。大きな窓からの美しい景色を望む度、思うのです。素敵な今を建ててくださりありがとう、ご縁に恵まれ住ませてもらっています、ありがとう、と。

今日のお弁当

今日のお弁当

・鶏、たまごそぼろ

・ほうれん草のお浸し

・蕪の甘酢漬け

<メモ>これは旦那さんのお弁当。お弁当箱の中央に申し訳なさそうにちょこんと乗った謎の物体。ズームでご覧ください。↓

はてこれは???

その正体は、、、、極小サイズの茄子!笑

去年の夏、庭の片隅に旦那さんが植えた茄子とミニトマトとバジル。バジルは、びっくりするぐらいの豊作でしたが、それ以外は、ほとんど実を付けず。放置された状態で季節は流れ、夏から秋、そして冬へ。枯れ木のような状態になっていた茄子に、1月になって実が成った!!寒い中、枯れ木に極小サイズで健気に成っていがド根性茄子。旦那さんがどうしても食べたいと言って、自分でグリルしてそぼろ弁当に乗せていました。

シワシワな見た目はすごくシュール、、、思わず笑ってしまうのは私だけでしょうか?(旦那さんは大まじめに嬉しそうにお弁当に入れていました)

お味はどうだったのでしょう??帰ってきたら聞いてみたいと思います。

ちなみに、夏から放置のミニトマトも今になって実り始めました。どういうこと?

いっしょにあそぼうね

棚の整理をしていたら、こんなかわいい手紙を発掘^^

「いっしょにあそぼうね」とつたない文字で綴ったのは、10年以上前のこの人↓

今では、「いっしょにあそぼうね。」なんて可愛いセリフは言ってはくれませんが、部活の遠征などに帯同して「いっしょ」の時間を過ごしている。

毎週末のように親の出番があって忙しくもあるけれど、それもあと数か月。

部活を引退し、大学に進めば家を出るかもしれません。

部活がオフだった年末には駆け足で関東の大学をいくつか見学に行きました。

すぐ近くで頑張る姿を応援し、成長を見守れる時間、我が家で日常を共にできる時間ももうあとわずかかもしれません。

「いっしょ」に過ごせる「今」に感謝して大切にせねば。

庭の椿と花を育てる人

庭の椿の木から一輪、ガラス瓶に挿して部屋に飾る。

寒い冬空の下で静かに咲く姿がとても美しい、八重の花びらの白い椿。

後方の絵は、ご無沙汰していた方から思いがけず届いたポストカードを額装したもの。したためられていた温かなメッセージは、額装で簡単に読み返せなくなってしまったけれど、この絵を観ればすぐに思い出せるほど心に刻みました。

カードの裏側に、有本利夫「花を育てる人」と記されていました。

冬空に咲く椿の佇まいに通ずるような、静かで美しい絵。そして、希望を感じる絵。

今日のお弁当


今日のお弁当
・長芋、豚肉、ネギの中華炒め
・ふろふき大根 肉味噌
・ほうれん草のお浸し
・卵焼き
・黒豆
〈メモ〉年始早々に起こった北陸の地震による被害に胸を痛めながら、当たり前のように家族の食事を作れることの感謝を思った2024年お弁当初め。今年も「続ける」をモットーに気負わず、地味なメニューでも健康優先で、家族3人の日々のお弁当を作ろうと思います。

地震の犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げます。被災された皆様の安全と被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

2024

新しい年が始まりました。

新年は例年通り愛知の両家実家をはしごして、普段は離れて暮らす家族と共に食卓を囲みました。結婚以来、26年続くこの時間。途中、子ども達が生まれ、メンバーが増えても、減ることは無く、両親も健康で今年も揃って過ごせたことが何より有難い。良いスタートとなりました。

2024年は、大晦日に綴りました通り、私にとってリ・スタートとなります。新たな活動に向け、外へ外へと向かう気持ちもありますが、まずは、足元から!

愛知からも戻った初日の今日は、アトリエの整理整頓と模様替えをする予定です。

並行して、作り置きのおかず作りを。「私個人のどんな成功よりも、何より大切なことは、家族が健康につつがなく日々を過ごせること」と、忘するるべからず!と誓うリスタートの2024年、51歳の年始。

画像は、これから作るふろふき大根の材料。大根は実家の母の畑から、ゆずは友人の畑から、昆布は旦那さんの実家のお母さんからのお裾分け。いつも身近で気にかけてくれる人たちからの気持ちも一緒に、ありがとう!とお鍋に入れて、心も身体も栄養満点。今晩美味しくいただきます。

お礼とご報告

2023年も残すところあとわずかとなりました。

家族も自分も健康につつがなく1年を終えらることをとても幸せに思います。

また、NINOやsatosatosaでは、いつもお付き合いくださる皆様方のお陰様で充実した活動をすることができました。心より感謝申し上げます。

年末のご挨拶と共に、この場をお借りしてご報告がございます。

2011年より13年間活動してきましたリメイクユニットsatosatosaをこの年末で一区切りとさせていただくことになりました。

と申しますのも、私が50歳を迎えた1年ほど前から限りある自分のこれからについて考えるようになったからです。これまでsatosatosaとして取り組んできましたアップサイクルと、個人での活動、NINOとして取り組んできました、植物など自然素材を使用したリースや古い日用雑貨のリメイクなどをトータルで自由に表現していきたいと思いに至り、satosatosaパートナー聡子さんに今年の秋ごろに相談させてもらい、寛容な理解を得て、独立させていただく運びとなりました。

satosatosaのアップサイクルのコンセプトは、今後のNINOでの活動へも大切に引継ぎ、アクセサリーやバッグなどのファッション雑貨も含めより皆様にお楽しみいただけますよう作品制作に精進してまいりたいと思います。

また、satosatosaパートナー聡子さんのお店SNOW DOLLさんとも変わらぬお付き合いをさせてただくこととなっており、とても有難く思っております。

年が明けたら心機一転となりますが、制作活動はもちろん、日々の生活においても大切に思うことは見失わないように、地に足を着けてコツコツ進んでいこう思っております。今後ともお付き合いいただけましたら光栄です。

皆さま良いお年をおむかえください。

リース展ありがとうございました

12月2日~24日までFossetさんにて開催いただきましたNINOリース展がお陰様で無事に終了しました。

期間中、購入くださった何人かの方がメッセージやご自宅に飾ってくださっているお写真をお送りくださったり、インスタに投稿してくださったりしました。拝見し、私が作ったリースをお気に召してくださった方の暮らしの日々に置いていただくことに想いを馳せて、作り手としてとても有難く感じております。作品を選んでくださった方々の日々に、ささやかながらもリースが彩りをもたらすことができましたら幸いです。

師走の忙しい中、遠方からも含め沢山の方々にお運びいただき感謝申し上げます。また、このブログやインスタなどを通じ気にかけてくださった方々、お世話になったFossetさん、皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

連日ありがとうございます

Fossetさんで開催中のNINOリース展、遠方からもわざわざお運びくださる方もいらして(昨日は、大阪からのお客様も!)感謝の念が尽きません。寒い中、本当に有り難うございます。

展示は24日まで、残すところ3日となりました。数は少なくなっておりますが、ご覧いただけるものもございます。ご覧いただけましたら幸いです。

画像は、私のアトリエの一角。昨年のリース展に出品したボールリースを飾っています(2枚目が制作時の姿)。1年経過し自然の色の変化はありますが、カラフルだった時とは違う趣があってそれもまた愛しいです。敬愛する自然の造形美がぎゅっと凝縮された球体は制作時間の心の栄養になっています。