距離をおいて見てみたり 時をおいて見てみたり

オーダー頂き、お作りしましたリース。

鷹匠に12月下旬にオープンされるFossetさんへ。

私の作る木の実のリースは、土台から作るものが多いです。(あまり高さを出したくないときには、蔓を編んだ土台を使用しています)

1つひとつ大きさや形の違う松ぼっくりを組んでいるので、なかなかまん丸とはいかない土台。そこに、これまたそれぞれの形と大きさの違う木の実を、色や形をみながらのせてリースにしてゆきます。

ひょろり細長い実や、コロンとまあるい実、イガイガとがった実、豆のように小粒な実。どんな組み合わせにしようか考えるのは楽しいことではありますが、長時間作業をしていると、ときには個性豊かな実をどうしてバランス良く配置していいか迷路に迷い込んで、一向に作業が進まないことも。

そんなときには、作業のテーブルから離れ、遠くから全体を眺めてみたり、または、すっかり手を休めて、家事をしてみたり。と、作業テーブルでリースを目の前に苦戦していたときには気付かなかった、バランス良く収まる木の実の配置に気付いたり、欠けているスペースがどこか見えてきたり。そうして、再び手を動かし私のリースを形作る作業が進んでゆく。。。

++

「迷ったら、

 距離をおいて見てみたり 

 時をおいて見てみたり。

 すると、

 目の前では気が付かなかったことが

 見えてくる。」

リースを作りながら、度々実感したこのことは、

日々の暮らしで巻き起こる迷いのときにも、

私の考えを整理してくれるヒントになっている。

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