思いを形に

米印クロスの端っこは、手縫いのステッチでぐるりと囲みます。

このステッチは、チクッと一針刺してはスーッと糸を抜き、次に針を刺す場所を見定めて、またチクッと一針刺してスーッと糸を抜くという、まるで刺繍をするときのような作業で進めています。

クロスの一辺が約50cm、ぐるり一周2m。

途中、縫い目が曲がったり、大きさが揃わなかったりする度に糸をほどいてやり直し。なんてことをしているので、端っこには米印に費やす以上の時間を費やしています。

できることなら、チクチクチク・・・・とテンポ良く針を運びたいところですが、一度にまとめて縫うと私の技術では縫い目の大きさがバラバラになってしまいます。

ラフなステッチの跡も好きだけれど、米印クロスに関しては均一なステッチ跡の方が似合う気がするので、自分の思うところを目指してただ一心に針を進めています。
続きを読む →