クリスマスツリー

娘に何度も頼まれていたのに、日々の忙しさにかまけて出さないままでいたクリスマスツリー。カレンダーが12月に変わったのを見て、慌てて押入れの奥から引っ張り出してきた。

ツリーの組み立てだけやってやり、飾りつけは娘に任せることに。と、高い棚の上に置いてあるオーナメントの入った箱を自分で取り出してきて張り切ってやってくれた。何でもお姉ちゃんの真似をする息子も、見よう見まねでオーナメントを吊していた。

2人でキャハハと笑い、はしゃぎながら楽しそうに飾っていた。そんな2人の声は、窓の外から聞こえる冷たい冬の風の音とは裏腹に、私を温かい気持ちにさせてくれるのだった。

最後にライトを点灯。

キラキラと点滅する光を見て、驚いた様子の息子。ポカーンと口を開けたまま固まってしまった。その後、ゆっくりと表情がほぐれていき最後は満面の笑顔。とても嬉しそうだった。

大人になってしまうとクリスマスのワクワク感は薄らいできて、ツリーを出すのも少々面倒に感じるぐらい。

でも、今日の子どもたちの嬉しそうな表情は、最近私が忘れかけていた気持ちを思い出させてくれたよう。現実ばかりに目を向けてセカセカしてないで、もっと夢のある世界を見ようと。

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