襟元のアレンジ(レースのこと)

今年の秋のこと。

夜中に一人で縫い物をしながら、たまたまつけていたNHKで、ある番組を見ました。

ピアニストのフジ子・ヘミングさんの現在の生活を追いながら、これまでの生涯を辿っていくドキュメンタリーです。

私、音楽には全く疎くて、フジ子・へミングって名前は何となく聞いたことあるような、ないような・・・。

はじめは、夜中に一人じゃ寂しいので、ただ流しているだけのテレビ番組という認識。

そのうち、心に響くピアノの音と共に綴られる波乱万丈の生涯に、引き込まれるように縫い物の手を休め見入ってしまいました。

ピアノの音色も素敵だったのですが、夜中にキャンドルの明かりだけでピアノを弾いている姿とか、亡くなったお母さんの思い出の詰まった実家のインテリアとか、現在の暮らしの様子にとても惹かれた私。

すごく印象的だったのは、ある朝、寝室から着替えてリビングに来たフジ子さんが、チェストの引出しからレースの布を出して、ハサミで少し切ってシャツの襟元にさりげなく入れたこと。

その時、「レースの布を全部入れるともたついちゃうでしょ。今日はこんな感じ(のファッション)で過ごすわ。」みたいな内容の言葉があったと思います。

かっこいー!!

切りっ放しの布をそのまま使っちゃっても別にいいんだよね。

目からウロコ。

実際、その襟元のレースでさらにフジ子さんらしい雰囲気になった気がしました。

そのアイディアにヒントを得て。

レース編みの小さな敷物を、カーディガンの襟元へ。

ババシャツ(笑)の上から安全ピンで留めただけ。

即席だけど、繊細な淡水パールネックレスとの相性もなかなか。

昨日まで、収納用のバスケットの上で目隠し用に使われてたレースとは思えないぞ!(自己満足?)

堅い頭を柔らかくして、自分なりの工夫やアイディアでファッションも楽しめたら最高!!

気に入った服装で過ごすと、同じ一日でも気分が違ってくるから・・・

ポチッと。ありがとうございます。

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2件のコメント

  1. こんばんは。すごくステキなネックレスですね!
    実は私…以前からこんなパールのステーションネックレスを探していたのです。まさに、コレは!!とドキッとしてしまいました。一粒ずつの間隔もまさに理想。シルクの糸がまたしっくりと首周りに馴染む感じでステキです~
    そしてさらに…フジ子さんご自身も、私、大好きなんですよー。レースの取り入れ方も参考になりました! 確か、ウチにもリネンの幅広レースがあったなぁ(笑)

  2. アコさん
    でしょ、でしょ。
    パールの間隔とかシルクの糸の馴染む感じとか、そこすごく私のなかでもポイントなの。あと、長さもね。
    アコさんのツボにもずばりハマッタみたいですね(笑)
    この素敵さを誰かに伝えたくてブログにのせてみたけれど、こんなに理解してくれる方がいて嬉しい☆
    mayさんという作家さんの作品で、この記事からホームぺージにリンクできるようになっているのでチェックしてみてくださいね☆
    取り扱っているお店も載っています。

    そして、フジ子さんも!!
    私もあの番組を見て以来、ファンです。
    ド素人の私の心にも響いてくるピアノの音色。
    ピアノの演奏について「失敗を恐れたり、テクニックを競ったりはしない」とおしゃったのを聞いて、魅力的な音色の理由が少し分かったような気がしました。

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