我が家のリビングの壁に貼られたメモ用紙。
そこに書かれているのは日にちと回数。
これ、何だと思います?
実はこれ、米印クロスを洗濯した日と、通算洗濯回数を記録したものです。
どうして、こんなことを記録しているかというと、私の作ったクロスが日常的に使用されながら長く丈夫に用を足せるのか実験して確かめようと思ったからです。
私はこの実験を始めるまで、全体にちりばめる米印と周囲のステッチを綺麗に縫うこと、つまり見た目の雰囲気に重点を置いて作っていました。米印はバランス良く配置されているか?ステッチは曲がっていなか?縫い目がズレたと思えば、何度でも糸を解いて、縫い直していました。
そんな風にして作っていくうちに、何回か縫い直しをした糸は、布を通される度に摩擦を受けて毛羽立ち、少しづつ細くなっていることに気が付きました。それを見ていたら、これは見た目の雰囲気よりももっと注意しなくちゃいけないことを見過ごしてきてしまったなと思いました。
そもそも、米印クロスは日用品。
飾って眺めるようなものではなく、お弁当を包んでギュッと結んだり、洗濯を繰り返えしたとしても、糸がほつれたり切れたりする心配があってはいけないし、長年の使用に耐える丈夫さが必要です。
これまでも、試作したクロスを我が家で様子を見ながら使用し特に問題もなかったのですが、摩擦で細くなっていく糸を認識してからは、もっとちゃんと耐久性を確かめねばと切に思い、洗濯実験を開始した次第です。
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<実験の経過>
7月2日現在、洗濯回数50回。この実験を始める前にも10回以上は洗濯をしているので、少なく見積もっても60回洗濯を終えました。
使用感は出ますが、糸が切れたりほつれたりしているところはありません。
これなら合格点をあげられそうです。
追記(7月4日)
昨年秋のストリートフェスティバルには、試作&試用はしたものの、このような実験はしないまま出品してしまいました。今更ながらこんなことを試しているのを申し訳なく思っています。お買い上げ下さった方、使用上何か問題があるようでしたら、お手数ですがご連絡下さい。よろしくお願いします。
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