それは美しい月だった。

お風呂あがり。

バスタオルにくるまったままの息子が、

「ごい、ごいよ。」と何度も言いながら、しきりに何かを指差している。

初めは、何を言っているのか分からなかった。

でも、その小さな手が指し示す先を見たとき、たどたどしい言葉の意味を理解した。

「ほんとだあ。すごいね。」

体を拭いてやりながら、私も息子に返した。

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