ガラスの欠片

この丸いガラスの欠片は、器をランプシェードに加工するときにできるものです。器の底をくり抜いて作るので、シェードとは別にこのような丸いガラスが残ります。

シェードには不要な部分ですが、これはこれで美しく、とても捨ててしまうことなどできません。作り始めて2年半余り、シェードと同時に生まれるこの丸いガラスの欠片も大切に保管してきました。何か別の形に活かせないか?と思いを巡らせながら。。。

最近になって、この丸いガラスについて、旦那さんがあるイメージを浮かべました。長らく温めてきた気持ちに寄り沿うような素敵なイメージだと、私も大賛成。

もう少しで1つの形になろうとしています。
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トライ。

使いたい紫色の革が、見つからないので、

2色の染料を混ぜて自分で染色してみました。

パッキリと着色された市販の革とは違う雰囲気、

水彩絵の具で塗ったみたいなニュアンスのある質感になりました。

やったあ!これは、作品の素材として使える。

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試行錯誤しながら、作る日々。

アイディアが5つ浮かんだとして、それを試しに作ってみて、

満足のゆく形になるものは、1つか2つぐらい。

腕の未熟さと、元来の要領の悪さで、

費やす時間は長いけど、前に進むのはのろい私。

だけど、

焦らず、丁寧に、誠実に、

背伸びしないで、自分らしく、納得できるものを。と、

思いながらというよりは、念じながら。と、いうくらい強く心して、

手を動かしている毎日です。

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1枚の紙に

「クラフトフェアまつもと」の応募用紙

左:皮革部門で応募した私の    右:木工部門で応募した旦那さんの

(何と!1400組を超える応募の中、2人とも審査にパスしました!!!)

「クラフトフェアまつもと」の応募用紙は、A4用紙1枚だけでした。

作品の写真を、自分の好きな枚数、好きなようにレイアウトする。

他には、名前や住所、年齢、メールとHPアドレスを記載するだけ、

経歴や過去の実績を問うこともない、極めてシンプルなものでした。

それまで、歴史あるクラフトフェアまつもとには、敷居の高いイメージがあり、出展する方々の錚々たる顔ぶれから、正直、尻ごみしする気持ちも否めませんでした。

でも、この応募用紙を見て、「有名・無名に関わらず、ただその作品を見て審査してもらえる、開かれたクラフトフェアなんだ、よし、がんばるぞ!」と俄然やる気が出たのでした。

作品そのものもそうですが、醸し出す雰囲気や、感覚を大切に。

多くの写真や言葉を使わなくても伝わると信じて作った応募用紙です。

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作ることに向かう日々

2月の終わり、「クラフトフェアまつもと」 から出展審査合格の通知が届きました。

出展は、昨年末に秘かに立てた2010年の目標のうちの1つ。

憧れのクラフトフェア。

審査結果の封筒を開けるときには、手が震え、

合格を知ったときには、心が震えました。

夢のような気持ちで、それからしばらく浮き足だって過ごしていましたが、

この頃やっと、「出るんだ!」と実感が湧いてきて、同時に、

「作りたい!」という強い気持ちも湧き出てきました。

作ることに向かう時間が、日々の大半を占めるようになってきました。

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新たに作った革パッチワーク椅子の座面。

こうして形になるのに、私にヒントを与えてくれたものが2つある。

<その1>

四半世紀愛用の巾着袋。

小学6年生のときから使ってます。小学生の私が使っていたもので、今、手元に残っているのは多分これだけ。昔からこういう細かいものが集まって形を成しているものが好きだった。

<その2>

娘が2年生の時に折り紙で作って私にプレゼントしてくれたバラ

色合わせの発想が面白いなあと思って大切にとっておいたもの。

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四角い座面の革パッチワークの模様をどうしようか。といつも頭の片隅で考えていた頃、ある日、鞄の中に入っていた↑の巾着が目に留まり、模様を決める源となりました。

巾着をイメージに、だいたいの模様が決まった後は、色の感じはどうしようかなあと考えた。と、思い出した一品が折り紙のバラ。保管してあった棚の引き出しを開けて、久しぶりに幾重もの色が重なった折り紙のバラを見て、これだ!と。色の雰囲気は、このバラがヒントになっています。

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「人が作ったものは、その人を表わす」とは、よく言われるけど、自分がなにかものを作る過程を考えても「なるほどなあ」と、納得する言葉です。

こうして、子どもや、好きで自分の身の回りに置いているもの、つまりは、自分の日々の暮らしや嗜好(思考)は、作るものに如実に活かされてくるんだなあと気が付きます。


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おかげさまで

前日の雨は上がり、空は快晴。11月23日、ストリートフェスティバルに出展しました。

開始時間前のNINOブースです。

ストフェスは屋台骨があるので、立体的に空間を作れるのが楽しいところ。

屋根にはおなじみの緑のテント。更に、今年からは屋台内に壁まで設置!

作品だけでなくブース全体でNINOの雰囲気をお伝えできるように心掛けます。

ガラスケースは出展作品兼、什器。

空間作りにかなり役立ってくれた壁。

板の上にガーゼを貼ってその上にペンキを塗って作りました。

質感や醸し出す雰囲気を大切に。

店先にぶら下げたUFО。人気者でした。

カード150枚、パンフレットは用意した80部全てがなくなりました。

多くの方々がブースに足を止め、NINOに興味を持ってくださいました。嬉しい。

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実は、、、(もうこうなることはストフェスのお決まりとなりつつあるけれど)前々日の土曜の夜から娘が高熱を出して大変な状況に。出展を諦めようかと迷っていましたが、娘の熱が37度代まで下がったことと、旦那さんが「看病をしているから行っておいで」と背中を押してくれて、当日の朝6時頃に出展を決意しました。

子どもの病気という不安もストフェスの恒例なら、来てくださったお客様に力を与えてもらうという幸福もまたストフェスの恒例。開始時間早々からたくさんの方にいらしていただき、知っている方のお顔を見つけては「嬉しい。ありがとう」、はじめましての方からの頂いたお言葉に感激して「嬉しい。ありがとう」。夜鍋した日々も、作業に苦戦して投げ出しそうになったことも、一気に報われる思いでした。

一方、一人であたふたと店番をすることになり、包装に手間がかかりお待たせしてしまったお客様、「売約済」の表示がなくがっかりさせてしまったお客様、頂きものをしたのにお礼もきちんと申し上げられなかったお客様、他にも行き届かない点が多々あったことも事実。この場を借りてお詫び申し上げます。

そんな状況の中、友人・知人から受けた思いがけない親切は忘れることができません。朝一番に足を運んでくれて、再び夕方の搬出時間の頃になって「何か手伝うことある?」と来てくれたジュンさん。Tさん夫妻も、いったん帰った後戻ってくれて「1人じゃ食事やお手洗いも行けないでしょ。」と店番を買って出てくれました。satokoさんには、自分のお店もあるのに助けてもらって、ミチコさんにも手伝いの申し出をもらって・・・。こちらからお願いした訳ではないのに、私の状況を見て助けてくれました。心からありがとう。

今後の励みになるような新しい出会いもいくつかあって、お陰さまでこれまでのストフェスの中でも一番の充実感を味わうこととなりました。と同時に、これまでで一番の感謝の念を抱きました。いくら頑張って作品を作っても、自分1人ではこのような経験をすることは絶対無理!どこかのテレビ番組じゃないけど(笑)、みなさんのおかげでした!の心境です。

お越しくださったみなさま、手伝ってくれたみなさま、送り出してくれた家族、ストフェス実行委員会のみなさま、遠くから応援してくださったみなさま、お世話になったすべてのみなさまに心から感謝しています。

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眠れぬ夜にありがとう

お陰さまでストフェスが、無事に終わりました。

もう家に帰って来てから8時間ぐらい経過しているのに、今だその中にいるようなハイな感覚から覚めることができません。

旦那さんとワインでお疲れ様の乾杯をして、早めに布団に入って目をつむっても、頭の中ではお会いしたみなさんのお顔や、交わした言葉がフラッシュバック。

もはや、眠るのを諦めてこうしてパソコンに向かっています。

しかし、この不眠は辛いというより、幸せなこと。

眠れないほどの、ワクワクドキドキの感覚を味わっているから。

今晩は、沢山の人から頂いたお気持ちをしっかりと心に刻んでおこうと思います。

この眠れぬ夜は、これからの私のかけがえのない財産となるでしょう。

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ストフェス当日の様子は、またゆっくりとご報告させてください。

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小出しニュータウンの住人たち

小出しニュータウンの住人たち。

太っちょも、スレンダーも、

ニコニコちゃんも、怒りんぼ君も、泣き虫さんも、

個性豊かなキャラクターが揃ってます!

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明後日に迫った、ストフェス本番に向けて、準備が最終段階。

今日は、当日使う什器や小物を準備しました。

そんな中、小出しニュータウンに、個性豊かな住人たちがやってきました。(うちのちびっこ画伯(9歳.女児)が、どんぐりに豊かな表情を描いてくれました)

それぞれの小出しのドアの中にも、住人を忍ばせましたので、

当日お越しの際は、是非ドアを開いてみてくださいね!

11月23日(月) 青葉シンボルロード 11:00~18:00

NINOのブース番号は24です。

(両替町通りを伊勢丹に向かって左手のBLOCK4の中にあります)

お時間がございましたら是非お立ち寄りください。

皆さまにお会いできることを、

小出しタウンの住人共々楽しみにしております。
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