七五三の髪飾り オーダー品

少し前の納品になりますが、七五三の髪飾りがこのように出来上がりました。

ご依頼くださったお二人ともおかっぱヘアーでお着物をお召しになるとのことで、ヘアピンで留める仕様になっています。

つまみ細工で作った菊と組み合わせたのは、昔ながらの製法で作られている加賀手毬。クラッシックでモダンなお着物と、可愛らしい女の子の雰囲気にぴったりだと思い金沢から取り寄せました。

髪に飾った時、あどけないお顔の横にかんざしがユラユラと揺れるとさぞ可愛いだろうなあとイメージして、、、

こちらでのご紹介が遅れているうち、既にkちゃんはお祝いを終え、先日ハレの日のお写真を拝見させてもらいました。笑顔のご両親の中心にピースサインで笑うKちゃんの無垢で晴れやかな姿にこちらまで心晴々。お作りした髪飾りがそんな幸せなシーンにご一緒させてもらい、作り手としてこんな幸せなことはありません。ありがとうございます。

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小出し

casa cube工藝1000に展示中の小出し風車と小出し教会

tass遠藤博子さんの織物と一緒に。

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このシリーズは、家族で過ごしたとある雨の休日に、旦那さんがお得意の遊び心を発揮して作り始めた小出しシリーズ。

小出しのみならず、私のリース(幼かった娘が拾ってくるドングリや松ぼっくりを何か形にして残したいと思い作り始めた)もそうですが、自身の楽しみからスタートしたことが、周囲の人に恵まれて、出店や展示する機会まで与えていただきありがたいことだなあと思います。

プロフェッショナルな技術の持ち主ばかりの工藝1000メンバーの皆さんに交じって、私達夫婦が展示させてもらっている意味を考えると、思い浮かんだことを形にするという純粋な作る楽しみ、そうして作ったモノを飾って生活空間に彩を添える楽しみ、私たち自身が作ることを通して得たお金には代えられない豊かな気持ちも一緒に展示している気持ちです。
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クールな長財布

オーダーでお作りしました長財布です。シルバーと型押しのバイカラー。

マットな質感のシルバーは絵筆の跡のような模様で濃淡があり、雰囲気満点。個性的な型押しとのコンビがカッコイイ!

ご依頼主がサンプル革の中からこの組み合わせを選択なさったときから、とてもお似合いになるだろうなあ、と既にイメージがバッチリ浮かびました。本日お届け、お持ちになった姿を拝見したところ、想像通りあまりにもお似合いで、思わずこのお財布をご依頼主のお名前にちなんで「THE YOKOI 」と命名させてください。とお願いしてしまった程。

お気に召していただきまして、その場で早速新しいお財布にお金やカードを移し替えてくださいました。「嬉しいなあ、嬉しいなあ。」と何度もおっしゃってくださる言葉とお似合いの様子を拝見し、私もとても嬉しかったです。ありがとうございました。
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違うようで似ている

私が過去に作ったリースとsatosatosaのコラージュアクセサリーのうちの幾つか。

NINOとしてハンドステッチの革製品、リース、リメイク品のインテリア小物、植物を使ったオブジェなど、また、satosatosaとしてのリメイクアクセサリーやバッグなどなど、、、私の作る物のジャンルは様々で、自分でもふと「一体何の作家なのか?」と疑問に思うことがあります。これだ!という言葉で説明するのは難しい、、、でも、作ってきた品を振り返ってみると全く違う種類のものでも共通したことがあることにこの頃気が付きはじめました。それは、思い浮かんだことを自身の手作業で形にしていくこと。色や形状の違いを楽しみながら小さなパーツ1つ1つ繋ぎ合わせ、別の新しい形を作ること、です。
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制作日記

七五三の髪飾りのオーダー品の途中経過。光栄なことに、Aちゃんに追加してもうおひとり、いとこのKちゃんのお飾りも承り2つを同時進行で制作中です。

取り入れてみたいと思っていたつまみ細工、練習を重ねて何とか形になりました。お召しになるお着物の色柄や主役の可愛い子ちゃんのイメージを思い浮かべ、花の形や色はこんな雰囲気に落ち着きました。2年前のお姉ちゃんの時にはモダンテイスト、真っ赤なダリアの髪飾りをお作りしましたが、今回はクラシカルに。

「基本的にニノさんにお任せで。」とオーダーしてくれたももちゃんに、先日この途中経過の様子を見てもらったところ、お気に召していただきまずは一安心。

この後、このつまみ細工の花に古くからある日本的なアイテムを2種類足していく予定。上手く形になりますように。。。

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制作日記

オーダー品のファスナー長財布を製作中。

パターンオーダーで承っている財布ですので、お作りする形はこれまでにもいくつか作ってきておりますが、たとえ何十個、何百個作っていくとしても、その1つ1つはご依頼主にとってはたった1つのお財布であることを絶対に忘れないようにする。

お仕事としては効率も大事ですが、優先すべきは仕上がりの丁寧さ。わざわざお声を掛けてくださったお客さまが満足してくださる出来上がりが私の製作の最優先事項!まだまだ、まだまだ技術の精進が必要ですが、その心がけはいつまでも変えずに作り続ける!
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タルトをどうぞ 召しあがれ

「タルトをどうぞ 召しあがれ。」

casa cube工藝1000に木の実のタルトリースを納品しました。今回のリースは壁掛けではなく、ダイニングテーブルの上に展示させてもらってきました。リースそのモノだけでなく、形のないアイディアも含め自分の表現としてとても大切に思っていますので、何年か前にこのイメージが浮かんだ時のままに、お皿やカップとのコーディネート、ダイニングテーブルの上に置かせてもらいたいという私の希望を受け入れてくださったcasa cubeさんに感謝しています。

この展示をとても面白がってくださったcasa cubeの玉木さん、横井さんは住宅メーカーの会社員であると同時に、また別の顔をもつ方々。それぞれ、音楽、コンテンポラリーダンスのアーティストでもあります。ご自身が表現者でもあるからでしょう、私たちにとても寛大に「どーぞ、どーぞ好きなように空間を使ってくださいね。」とおっしゃってくださいます。シンプルモダンなcasa cubeのイメージを損ねやしないか躊躇する私の気持ちを一掃するように実に気持ちよくおっしゃってくださいます。

そのお二人が、私の知らないところで、こんな面白いことをしてくださっており、後日画像を送ってくださいました。ご覧ください~~。

アーティスティックなアングルや色調。東欧かどこか少し影を感じるような景色に映ります。一見可愛らしいと思われがちな木の実のタルトリースをこのように表現してもらえてうれしいです。

こちらの木の実のタルトリースを含めcasa cube工藝1000では、県内で活動する作家が集まり、陶芸や木工、織物等々暮らしの中に手作り品がある景色を提案しながら展示販売しています。スタッフの横井さんは良い意味で力が抜けていてサラリーマンぽくないので(ほめ言葉です)、お気軽に空間をお楽しみいただけると思います。お越しいただけましたら幸いです。
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夫婦財布

はるばる兵庫よりオーダーを頂きました長財布。ご夫妻でお使いくださるお品です。ファスナーの飾りだけはそれぞれに変えて、他は色も形もすべて同じデザインです。

内側に見えないこだわり。ブラック財布のポイントにゴールドを。ブラック×ゴールドの色使いもさることながら、ポイントを入れる場所や分量も絶妙でクールでカッコイイお財布、ご依頼主のセンスを感じました。

ご依頼を頂いてから納品までお時間を頂戴してしまい恐縮していたところ、「ちょうど結婚記念日直前のタイミングで、これからも二人でがんばろうという記念の品になります。」というような内容の寛容で嬉しいメッセージを頂きとても有難かったです。ご夫妻共にお気に召していただけて本当に嬉しいです。Wさま、ご結婚記念日おめでとうございます。この度はありがとうございました。
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試作

七五三の髪飾りのご依頼、ハレの良き日に備えて、あれこれとイメージを巡らせています。

ありがたいことに一昨年のお姉ちゃんのお祝いに続いて、二度目のご依頼。姉妹そろってcuteなお二人ですが、個性はそれぞれ。折角わざわざ2つ目のオーダーを頂いたからには、髪飾りもまた違った雰囲気で、主役やお着物の雰囲気により似合う形をお届けしたいと考えています。

画像は試作してみたつまみ細工。色や形をもっと進化させ、髪飾りの一部に取り入れてみたいなあ。。。

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再燃・男のメルヘン

有り難いご縁があってcasa cube 「クラフトライフ実験室 工藝1000」のお仲間に加えていただいたことをきっかけに、しばらく木工作業から遠ざかっていた旦那さんの男のメルヘンが再燃。

お家のガレージを趣味のスペースとしても活かそう!という実験的試み、casa cubeのガレージを、粋な計らいにより出張工房として使わせてもらっています。(ハプニングも巻き起こる作業の様子はstaff横井さんにがしばしばツイッターで発信してくれています!)

最新作は、小出し風車。これから小出しに少しずつ新しい仲間が加わっていく予定です!

有り難いご縁といえば、工藝1000もそうですが、先日、とても嬉しい出来事がありました。小出し風車が一緒に写真に納まっているオランダの景色が映るこのサイト。敬愛するスイミーの作者、レオ レオニさんに関するサイトです。satosatosa作品「スイミー」を通じてご縁があった方に教えていただきました。

レオ レオニ絵本の制作について、また、生き物が好きだった子どもの頃の微笑ましいエピソードがご本人の声で発信されています。英語なので理解するまで時間がかかりましたが、何度も何度も見返しているうちに耳が慣れてきました。何故動物を描くか?という答えには、生き物や植物を作品のモチーフにすることの多い私は共感したり、昆虫好きのレオ レオニ少年に我が息子の姿を重ね合わせたり、、、今、少し制作が詰まっておりますが、そんな中でちょっと疲れた時や自分にエンジンをかけたい時のカンフル剤にしています。

この「スイミー」を通じたご縁については、また改めて綴りたいと思っております。
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