くるりとひっくり返して。

紫と緑の重なりがなんとも美しい。

スーパーの生花コーナーに売っていた葉牡丹。ポットに地植えされていたものを切り花にして部屋に飾る。

さて、話は変わりますが、葉牡丹を活けたこの花瓶、ある時には、、、

くるりとひっくり返して、satosatosa展示会でアクセサリーやバッグを飾る台として活躍してくれている。重厚な石の質感が空間の雰囲気づくりとしても一役かってくれるデキル奴。

こちら、もとはといえば、リサイクルショップで数百円で売られていた(大理石があまりに重いので使い勝手が悪く、需要が少ない?)花瓶です。

金額からみたら価値が低くとも、私にとってはこんなに美しく植物やアクセサリーを引き立ててくれる価値ある一品。あらかじめ決められている用途や誰かが決めた数字に囚われず、また、視点をくるりとひっくり返して見ることができたり自分の中にある価値観に従って選択することができれば、ガラクタのなかからも特別な価値が生み出せる!これは、ニノのガラスランプシェード、サトサトサのコンセプトにも通じていることです。
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週末の日記。

土曜の夜から旦那さんとちょ太がお出掛け。お友達父子と焼津の温泉に泊まる男子会!

ご飯の支度などなど、一晩だけながら家事から解放~~。ここぞとばかりに集中して深夜まで制作。途中、コックリ、コックリと船をこいだ時間もありましたが、午後8時頃から日曜の午前3時過ぎまで没頭。一人静かにまとまった時間が取れて有難い。

その後2時間ほど布団で横になり夜明けを待つ。空が白み始めた頃、いざっ!木の実拾いへ、レッツゴー♪satosatosaの制作と並行して12月のリースの展示に向けた準備も進めています。

10月終盤、少し冷たい朝の空気を感じながらいくつかの公園をめぐって木の実を拾う。8時半に帰宅。同じころに戻ってきた旦那さんとちょ太。今日は地域の秋祭りで朝から子供会でお神輿練り歩き。「ワッショイ!ワッショイ!」と子供たちの元気な声を聞いていると、睡眠不足の体が踊るような気分に。

12月まで忙しい毎日は続きますが私も「ワッショイ!ワッショイ!」と心のお神輿を盛り上げて、元気にを歩を進めていこうと思った秋の週末でした。

画像は、木の実拾いの道すがらに写した今日の日の出。美しい一日の始まり。

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自分だけのスタイル

フジコ・ヘミングの時間のお話を再び。

この映画を観たかった理由の一つがドキュメンタリーだったこと。日常を追う映像の中に、必然的に住まいの様子や日々の装いを見られると思ったから。もう10年以上も前のことになるけれど、とある番組でフジコヘミングの装いに衝撃を受けた私は、再びあの感覚を味わいたいと期待して。

実際、映画の中に映し出されるそれは、期待してた通りに素敵だった。フジコヘミングの演奏と同じように誰のものでもないスタイル。雑誌の中や流行のお店に溢れている雰囲気とはまるで違ったスタイル。世間の大多数の好みに迎合していないかもしれないけれど、とても素敵で魅力的だった。

結局、大切なのは誰かの好きでは無く自分の好きをしっかりと知ること。自分で選択した自分だけのユニークな道を歩んでいくことが、演奏にしても装いにしてもインテリアにしても魅力的に映る。内側から発せられる光があるのだと思う。

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フジコ・ヘミングの時間

ちょ太が夏休みに入る前に一人で観てきた映画。

ピアニスト、フジコ・ヘミングの日常を追うドキュメンタリー。80歳を超えても尚、精力的に世界を駆け回り演奏を続ける生活。

映画の中でフジコが「私の演奏は誰のものとも違う。」と言うシーンがあった。歩んできた過去や日々の行い、精神性が全て表れるというようなお話。そしてそれは、分かる人には全部伝わってしまうし、分からない人には分からなくてもいい、とも言っていた。

私はピアノのことは良く分からないけれど、フジコヘミングの演奏にはたとえミスタッチがあったとしても、ミスなく正確な演奏とは別の魅力を感じて引き込まれてしまう。世界中からオファーが絶えないのは、国を超えて私と同じように彼女の演奏に惹かれる人がたくさん存在しているからだろうなあ。

と、考えてみると、、、、「モノ作りもピアノの演奏と同じ」との思いに至る。技術の向上を目指すのはもとより、作り出す本人の精神性や志が低ければ、分かる人には全部伝わってしまうのだろう。きっと人には第六感があって、目には見えないものを感じ取る力があると思うし、私はそういう感覚を持っている人と繋がりたい。だとしたら、自分自身の内なる成長を遂げないと良いモノは生み出せないし、願うご縁にも恵まれないだろう。

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20年

先日、結婚20周年を迎えました。 

2008年、10周年の時

「あっという間で楽しい10年間だった。」と言う私に、

「この先の10年、20年はもっと楽しくなるよ。」と返してきた旦那さん。

確かに楽しい10年になりました!

転勤族生活に見切りをつけて静岡の地に腰を据えて暮らしていこうと決断した2008年、単身赴任先から旦那さんが戻り家族揃って食卓を囲める毎日がスタート。

ブログに書かないまま過ぎていったけれど、2008年の他に2012年の1年間も旦那さんは勤めを辞めて、目標を掲げて家で勉強をする生活を送っていました。子供二人を抱えてサバイバルな日々だったけれど(^^ゞ、振り返ればみんなで力を合わせて乗り切った良い経験、良い思い出。

2016年、家族工務店で増改築したお家は最高の住み心地。真夏の炎天下の作業、追い込みで真夜中に作業したことも当時は疲れ果てたけれど今となってはいい思い出。

10年前8歳と1歳だった娘と息子はそれぞれ18歳と11歳に。娘は大学入学を期に家を出て一人暮らし。人としての器を大きくしたいと新しい世界に積極的に飛び込んでいった。ゆるキャラちょ太は素直な心の広い子に成長している。新年度初めての参観会で新しいクラスの担任の先生が声をかけてくださった「裏表のない気持ちの良いお子さんですね。久しぶりにああいう子に会いました。」と。母嬉し。

10年前のちょ太。いたずらお父さんにカブト虫を付けられて恐怖で号泣。まさか、この子が数年後に生き物ハンターになるとはね・笑 人生はどこでどう変わるか分からないものです・笑

さて、この先の私たちの人生はどうなっていくのでしょう?結婚10周年の時には冒頭のように言っていた旦那さんはこう予想しているそうです。

「この先の20年、30年は更に加速度を増して楽しくなっていく。」

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細くても長く

前にも書いたかもしれませんが、毎晩寝る前に今日一日家族が無事に過ごせたことへの感謝と明日も無事に過ごせるよう祈ることが私の日課。

いくら感謝しても祈っても、思いがけない事故や病気に見舞われることもあるかもしれません。ましてや、人知の及ばない自然を前にしては全く無力な小さな存在の私たち。それでもお陰様で今日も私たち家族はそろって健康に暮らせている有難さ。

今年も3.11が巡ってきました。

当たり前の毎日など一日も無いということを胸に刻みたいと思います。また、薄れつつある震災の記憶も改めて刻みたいと思います。そしてもう1つ、7年前に細くても長く続けていきたいと思ったことも忘れないように。今年もNINOのお仕事で皆様から頂いたお金の中からあしなが育英会 東日本大震災遺児支援募金に寄付させていただきました。
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時間という財産

我が家のトイレ(^^ゞのドアー。某雑誌の一部をビリっと破ってペタリ。

野村監督の有り難いお言葉を1日に何度も家族全員が目にしております^^

「時間が財産」との思いが強い私。

だって、お金は必死になって働けば後でいくらでも取り返せるけれど、過ぎた時間はどんなに嘆いても二度と取り戻せない。だから、今を大切に時を積み重ねていきたい。そして、せっかく五体満足で生まれさせてもらったのだから、足るを知り、自分が今いる環境に感謝し、持てる力を精一杯使って日々を重ねていきたい。

私が思う豊かさ

有限な時間を意識するために毎年やっていること

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松屋銀座ありがとうございました

松屋銀座での展示をお陰様で無事に終えて静岡に戻っています。たまっていた家事をこなしながら日常の時間に、非日常だった銀座での時間を反芻しています。

もともと緊張しがちな私は、結局出展の4日目まで毎晩眠れずドキドキと過ごしたことも今となっては良い思い出。あの時間を超えて経験したこと、たくさんの皆さまとの出会いで少しだけですが成長できたような気がしています。

眠れぬ夜に考え、気付いたことの1つは、出展中の6日間だけが作品発表の場所では無いということ。

たとえ作品の現物をご覧いただくのが初めてであったとしても、これまでやってきたことを見ていてくださった方(このブログやインスタにお付き合いくださっていた方)はコンセプトを説明するまでもなく、作品のみならずその背景にまで思いを馳せてご覧くださり、お気に入りを選んでくださいました。それは、コツコツと積み重ねてきたことを肯定してもらえたような次への大きなエネルギーとなっています。

生みの苦しみ、試行錯誤の制作、上手くいかなかった経験も含め見ていてくださる方がいるんだなあ。無駄なことはなく、全部が繋がって今があるんだなあと思えたのです。ありがとうございました。

もちろん、松屋銀座さんに出展できたからこそ、お会いできた初めましての皆さまとのご縁もとても有り難く思っています。

画像は、私の銀座ライフのお食事記録。

台風でお天気が大変な日に静岡からツアーを組んで駆けつけてくれた小泉ファミリー(パパは尊敬する豊次郎さん)&ぱもちゃんからサンドウィッチの差し入れ。翌日の朝ごはんに。いつもあふれる愛をありがとう!

私の高校時代からの友人たち3人衆とディナー。みんな子を持つ主婦なのに、20時の閉店まで待ってくれて終電ぎりぎりまで銀座に滞在してくれて、素敵なお店に案内してくれた。ラブ、お茶べり会関東支部三人衆♡

↑の三人衆が差し入れしてくれたチョコレート詰め合わせ。ドライフルーツやナッツに色々なテイストのチョコレートがコーティングしてある、私の好みにストライーーーク!ある日の朝ごはんにコーヒーと。

私たちのお隣に出展していた竹下洋子さん姉妹からの差し入れ。ジャコメルとジャガメル。(説明するまでもなく?じゃこ+キャラメルと、ジャガイモ+キャラメルね・笑)長崎のご実家が海産物問屋さんだそうで、そちらの新製品をお裾分けいただきました~。ジャコメルのパッケージがスイミーと被ってる!?^^

sataosatosaパートナーsatokoさんと銀座最後の夜の晩餐。ずっと簡単な食事で過ごしてきたけれど、この日ばかりはお疲れ様会を兼ねてワインで乾杯。スノードールのお店の仕事もあるのに、東京と静岡を行ったり来たりしながらの超過密スケジュールで全日程一緒に店頭に立ってくれた心強く頼れるパートナーに心から感謝します。

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