時が流れても美しい物

コレクションしている訳ではないけれど、知らず知らず集まってしまう、がま口のビーズバッグ。蚤の市やフリーマーケット、リサイクルショップ、ものがごちゃごちゃに並んだ場所でも、何故だかすーっと目に入って見つけ出せる。

小さい物集合体好きの私には総ビーズ刺繍の施されたバッグが放つ人には見えない光が見えるのだ!と都合良く出会いを運命づけたりして(笑)

総ビーズの刺繍もさることながら、古い時代に使われていたがま口金の細工の美しさも素晴らしい。

細部まで繊細に丁寧に作られたものは時が流れても美しい。こういうものを見ていると、その場しのぎの手仕事、心セカセカしたような手仕事は絶対すべきでなはいなあと教えられる。
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装いを楽しむ!

春の終わりにオーダーした帽子。初夏に手元に届いてからというものヘビーローテーションで身に着けています。

ずっとお願いしたいと思っていた帽子作家さんの作品。これを被っているだけで、普段の装いも贅沢な気分になれる。姿勢を正し、おすましして街を歩きたくなる。帽子が私の心に魔法をかけてくれる。

こちら、娘のワンピースとクラッチバッグ。名古屋の古着屋での掘り出し物。十把ひとからげの扱いで、無造作に置かれていたなかからピックアップ。

パターンも生地も凝っていて、きっと元々の価格は高校生のおこずかいじゃ手が届かないはず。

洋服大好きな娘ですが、贅沢は出来ない学生の身分。「あれも欲しい、これも欲しい。」と言う彼女に常々私が言うことは、「使うのはお金じゃなくて、物を見る目とコーディネートする感性よ!」

ヨレヨレに疲れ果てた洋服もあれば、驚くほど仕立ての良い上質な洋服もある古着屋さん。時代もテイストも様々で、洋服好きのティーンエイジャーには格好のお勉強場所。こだわりのある古着屋さんでお買い物する刺激的な楽しさ。雑多でチープなリサイクルショップであっても、自分で選びだす目さえ持っていれば宝島にもなりうる。
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ヒント

考えあぐねていたことへのヒントが、洗練されたお花屋さんMILK FLOWERSさんに!お嫁に頂いて帰りました。

お店で売られていたこの背の高いガラスドームが長らくのモヤモヤをクリアにしてくれる予感。オーナーの高原さんにも嬉しさ余って、霧が晴れたような気持ちを報告。美しいディスプレイがインスピレーションの源です。ありがとうございます!
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プケッティ

毎年1枚ずつ作ってもらっているワンピース。今年もいつもお世話になっているおばあさまに作っていただきました。

お気に入りの「日の丸サトコサージュ」に似合うワンピースを!と選びました生地は、その名も「プケッティ」(フィンランド語で花束)。サトコサージュも花束の中の一輪のように。。。

もうたくさんの数の洋服は要らないの。本当に気に入った物を選び、それを大切に長く着られたら幸せ。

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海辺の収集物

先日、家族で御前崎に出かけた際に海辺で収集したもの。ちょっとおめかしして藤井ノゾミさん作の皿にのせて展示中。

しばらく眺めて暮らしたら、これらを使って何か形にしたいなあと思っている。4月の海辺の風や潮の香り、波の音、賑やかに皆で散歩しながら集めた楽しい気持ち、目には写らないけど自分の中に蓄積され確かに存在するものと共に作りたいと思っている。
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これからもまだまだ着ていたい

娘の高校入学式の装い(私の)。これにベージュのエナメルパンプスを履いた。

このスーツ、実は私の母が結婚をするときにあつらえたもの。当時は今と違って洋服屋さんが少なかった為、オーダーで仕立ててもらう機会も多かったそうで、これもそのうちの1つ。20代の頃に私が引き継ぎまして、それから大切に着ている。

とても丁寧な作りで45年ぐらい経過した今も、ほつれや型崩れなし。パターンも美しく、同じものを別の生地でいくつも作ってもらいたいと思うほど。

刺繍の花柄。ライトストーンがあしらわれたボタンも可愛い。どちらもきっとmade in japanなのだろうな。他にも母から引き継いだコートやスカートがあるけれど、この時代の生地やボタンってデザインや細部の作りまで凝っている。

これまでに、友人の結婚式や子供たちの小学校や幼稚園の入学入園式などなど、何度も着てきたスーツ。色柄の雰囲気からそろそろ年齢的に私が身に着けるのは厳しくなってきたけれど、とても愛着があるのであと少しだけ着たいと思っている。その後は、娘が望めば彼女に引継ぎたい。

私の大好きなスーツさん、親子3代に渡ってお世話になりたいと思っていますので、これからもまだまだよろしくおねがいします。
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私のバイブル

私のスケジュール帳は、予定を書き込む目的の他に日々の読書メモとなっている。読書中にさっと書き留めるので、走り書きのようなくだけた記載だけれど、それでも心に残った言葉ばかりがセレクトされて並ぶので、私にとってはちょっとしたバイブルのようなもの。

年が変わるごとに1冊ずつ増え続けるバイブルは、自作の革カバーをして保管。折に触れては読み返せば、ハッとさせれるような言葉に再会できたりする。

今朝、洗濯機を回している間に読み返した2010年のバイブルにあった言葉。「思いの実現を不可能にするもの、それは失敗するのではないかという恐れ」

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so exciting!!

まさか、動画で見られるとは!!感覚が開かれ、身体中の血液が勢い良く流れ始めたかのような高揚した気分で1時間を過ごしました。名古屋のU画伯と離れた場所からも同じ時間を同じようにエキサイティングした気持ちを共有できたメールもまた刺激的でした。

昨晩にNHKで放送された「地球イチバン」。放送されることを教えてくれた蒲郡のお母さん、時を同じくして情報をメールしてくれたRさん。感謝、感謝です。

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カンフル剤

TED HPより

お気に入りに登録して、幾度も見ている笑顔がキュートな彼女のプレゼンテーション

お気に入りたるゆえんは、古着を愛し、お洒落に着こなすスタイルもそうだけれど、堅苦しいお勉強からではなく、「古着を着る冒険」から彼女が得たという人生の教訓がちくいち心に響くから。特に、「手放しても構わない、、、」のくだりは、「洋服」→「出来事」に置き換えて考えてみれば、何かに囚われて動きも思考も止まってしまいそうになった時のカンフル剤的メッセージ。

*パソコンでは字幕付きで見られますが、ipadでは英語のみになるようです。訳文がありましたのでご興味がある方はこちらを。(画面左側にある「select language」でjapaneseを選択)→

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やっぱりいいなあ

織物作家tackaさんこと、kMちゃんにお願いして作ってもらったコースター。小さいもの集合体好きの私は、コースターをまじまじと見つめては、縦糸と横糸を組んで織り上げられたものがこんな素敵な北欧テイストの模様になっていることにしみじみと感動してしまう。素人ながら、素材違いの糸を均等に織るのは大変な作業ではないかと思えて、綺麗に整った織り目を見るにつけ、丁寧に作ってくれた気持ちも伝わってきて「ありがとう。大事に使います。」と思う。心から。

手仕事で作られたもの、それから、顔の見える人が作ったものは、やっぱりいいなあ。目に見える姿形だけでなく心に伝わってくるものがあるから。そのことは、モノだけでなく、食材(野菜や果物)や、料理、お菓子にもいえることだけれど。

縦糸にはホワイト、横糸はtackaさんにアドバイスをしてもらい素材違いの糸を使ったブルー×グレーで2パターン作ってもらいました。真っ白な磁器やガラスの器が良く映えそう。
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