祖母の浴衣で夏祭り

8月のある日、友達と夏祭りに出かけた娘。

 

久しぶりに浴衣が着たい!と言って着たのは、まだ若かりし頃の祖母(私の母)が縫った浴衣。

母はこの浴衣を20代に作ったきりで、結局一度も袖を通すことがないまま、箪笥に眠らせること50年以上。まさか、こんな風に幸せな陽の目を見る日が来るとは、思ってもみなかった、と喜んでいました。

娘は今どきの浴衣とは雰囲気が違う、ノスタルジックな白地に紺の紫陽花柄を大層気に入りました。何より、おばあちゃんが自分と同じような年頃に手作りした浴衣であることに愛着を感じていたいようです。 

人にもモノにも歴史あり。

祖母と孫娘、それぞれの人生の歴史のなかに、新しくこの出来事が加わりました。こうやって1つ1つ積み重ねられていく時間は目には見えないけれど、その人や物が纏う雰囲気を醸し出していくのだと思う。

娘の友達、Sちゃん撮影の浴衣姿と花火の記念写真。

祝 杉山農園直売所 ura オープン

まるで親戚のように家族で仲良くさせてもらっている杉山ファミリー。

このブログでも度々、登場している桃や梨は、杉山ファミリーが丹精込めて育てています。また、自宅にお邪魔する度に、ホスピタリティ溢れ、お菓子作りが上手な奥さんの敬子さんが振る舞ってくれるお茶の時間(通称Kー子’sカフェ^ ^)に、これまでどれだけ癒されてきたか知れません。

その杉山ファミリーが営む杉山農園が、今年はメモリアルイヤー✨✨直売所がリニューアルし、その裏手には、果物カフェ「ura」が、オープンしました!

お気付きかと思いますが、名前の由来は、直売所の裏にあるから「ura」^ ^。今は、桃スムージーのみ、午後2時半ごろから数量限定販売されています。爽やかな甘さの桃をそのまま食べているような贅沢なスムージー。ピンク色は、コンポートを作る際に一緒に煮る桃の皮から出た自然の色です。今後、カキ氷など新たなメニューの予定もあるそうで、楽しみです!

いつかカフェを、、、と、謙介さん敬子さんご夫妻が温めてきた夢が形になって、これまでの道のりを聞いてきたわたしも凄く嬉しいです。嬉しすぎて、オープン以来何度も通っております☺️

杉山農園HP

杉山農園インスタグラム

庭の木から

先日、庭の木の手入れをしていた旦那さんが、鳥の巣を発見。

既に雛が巣立った後らしく、長らくお留守の雰囲気だったので、手入れしていた他の枝と同じように巣の作られた枝も切り落としました。

枝分かれした場所にきっちりと納まる形に作り上げられている。安定感抜群に住める場所を、ちゃんと選んでいるんだろうな。

巣の中は見事にまん丸。小さな巣で、雛が肩寄せ合って暮らしていても、優しく包んでもらえそうな形。美しいだけでなく、命を繋いでいくのに理にかなった作りなんだろうな。

とんかちや釘など何の道具も持っていない鳥さん。材料を調達するお店も無し。当然、ユーチューブで作り方を調べたりすることも(笑)、誰かにやり方を教えてもらうこともなし。

ただ、本能と身一つでこんな見事に住み心地良さそうな巣を作っている。

一方、世に溢れる情報を詰め込んだ頭で、アレヤコレヤ考えて迷走したり、妙な作為もチラチラと頭をよぎったりしながらモノ作りをしている私は、鳥さんが作った見事な巣の姿に教えられることがあります。

そんなこともあり、私はかねてから、昆虫などの自然界の生物の住処の美しさに惹かれていたのかな??

アトリエの「自然の造形美コレクション」に、庭の鳥の巣も加えました。

制作に迷ったときには、この作為のない自然の造形美を拝んで心を清めます^^

鳥の巣と言えば、、、

昨年末のリースの展示会用に作りました「bird’s nest」という平置き型の作品があります。

展示会でお嫁入りすることなく私のところに戻り、今は我が家の玄関に飾っています。

本家本元の「bird’s nest」には及ばないけど、こちらも日々愛でて暮らしております。

念願の

以前にちらりと書きましたが、木彫り熊の熱心な収集家の62muniあやた画伯ママ。

そのコレクションが一堂に会した熊部屋なる場所があると知ってから、ずっとお邪魔したいと思っていた念願が先日、叶いました♪

圧巻のコレクション!!

ところどころにはあやた画伯の描いた木彫り熊の絵も飾ってある♥

この部屋は、あやた画伯ママのお父さんが所有していた古い長屋で、今は借り手が居ない1室を、ご家族で改装して作られた空間だそうです。味わいのある家具は、これまで蚤の市などを巡ってこつこつ集めてきたものなのだそうです。

「自分達の好き」と「自分達でかけた手間暇」と画伯の絵が詰まった、誰のものでもない62muniファミリーの思いの詰まったここは、62muniを空間で体現した唯一正に無二の場所。ということで、私の中で勝手に「62muni美術館」と命名^^。

この日は、画伯ママが主催されているほのぼのとしたイベントもあって、そこでは、ずっと会いたいな~と思っていた方に数年ぶりにお会いできました。モノづくりの大先輩、というか、人生の大先輩、ててさん。お元気なのもビッグスマイルも以前と変らず健在で、近況報告などしながら楽しいおしゃべりに花が咲きました。

行きたかった場所に行けて、会いたかった人に会えて、幸せな一日。

我が家の玄関

玄関に置いている紅白の狛犬。我が家の守り神です。

紅い方は以前からあったものですが、白い方は新年初の護国神社蚤の市で購入しました。その日は偶然に、蚤の市好き仲間の62muniあやた画伯ママに会えて、2人で楽しくお喋りしながら巡っていた時に出会いました。

年の初めの楽しい時間に出会えた白狛犬さま。

魔除けの役割りもあるといわれている狛犬が玄関に紅白揃って、何だか縁起が良さそうだ。

我が家の玄関は、邪気を払い幸運が入って来るよ。って、仲良く並んだ紅白狛犬コンビを見るたび思えて、毎日いい気分♪

おまけ

この素敵なトリオは、白狛犬と出会った日に護国神社の鳥居を背に撮った記念写真。両脇の熊さんは、あやた画伯ママのこの日の購入品。

素晴らしいアングルで美しい写真に収めてくれた画伯ママは、木彫り熊の熱心な収集家であり、過去に某ホテルの写真室でカメラマンのお仕事をしていたという、さまざまな顔を持つ魅力的な方❤︎

穏やかな冬の日

窓辺。

優しい色彩の友人が描いた水彩画と春色のスイートピーにリンクするような、穏やかで明る日差しが差し込んだ1月最後の日。

カーディガンの簡単リメイク

愛用しているヒョウ柄カーディガンのボタンホール(上から2つ目)の金具が生地から外れてしまいました。

金具の裏側は、まだかろうじてカーディガンに付いている状態で、修理しようにも生地を傷めないように上手く取り外して、同じような金具を取り付ける自信が無い~(泣)。

お気に入りでかなり多用していたし、こんなことがなければ、まだまだ生地の状態も良くて長く着ていくつもりだったのに、、、ショック😣

寒暖差のあるこの季節、気温の変化で脱ぎ着できるカーディガンは必須。残念だけど諦めて新調しようかと、色々お店やネットで探してみましたが、気に入ったものがなかなか見つからず時が流れていたあるとき、ヒラメキは突然やってきた!ピッカーン💡

私、カーディガンの前のボタンを全部留めて着ることはないのです。全開か、留めたとしても第一ボタンだけ。ならば、2つ目以降のボタンホールは不要ではないか!!

という訳で♪

じゃーーーん♪

二つ目以降のボタンホールを覆い被すように、ゴールドのボタンを付けました。これは、ボタンとしての機能は全く要求しない、アクセサリー感覚のボタン!

私のボタンコレクションから、可愛いボタンを見繕って、すべて違う種類を並べて私だけのオリジナル、楽しいカーディガンの出来上がり~~♪

よくよく見ると、両側にボタンが並ぶ不思議な造りのカーディガン(笑)でも、いいの、いいの。私はめちゃくちゃ気に入っている!無理して新しいカーディガンを時間やお金をかけて探さなくてよかったあ~。

アイディアは、無形の財産。神様、ヒラメキをありがとう♡

今日の娘のファッション。世界に1つの私のカーディガンを着て出かけていきました。

15年前の、、、

ひとつ前の投稿でご紹介したリースの名脇役として写真に彩を添えてくれた白い椅子。これは2005年の私の誕生日に旦那さんが作って(リメイクして)くれたもの。

あれから2度の引っ越しを経て今も尚われらの生活の傍らにある。この家に移ってからは庭で植物の鉢を置いて使っている。この椅子があることがあまりにも当たり前の光景になっているので、普段は気にしていなかったけれど、先日のリースの写真撮影で手にしたときにふと思い出し、椅子の裏側を見てみたら、、、

あった、あった!確かメッセージを入れてくれた、との記憶は間違ってなかった。「さとちん」という呼び方に笑いつつ(今は「さとこさん」と呼ばれている)、15年前のことを懐かしく思い出すのだった。

ペンキがところどころ剥がれ、木の劣化も進んだ椅子と同じく、15年のうちに我らもシワとかシミとかたるみとか色々と(笑)変化している。これからも経年の変化には逆えないけれど、これまでと同じように当たり前に日常の傍らに置いて使っていこうと思う。

ニコニコ姉弟

3年前の引っ越し以来、箪笥の引き出しにしまったままになっていたニコニコ姉弟を額装した。フリーマーケットで見つけた厚みのある額にぴったり収まった。うん、いい感じ♪

つい先日、ちょ太が「過去に戻れるとしたらお母さんはいつに戻りたい?」と聞いてきた。「小さい頃のちょ太とお姉ちゃんに会いに行きたい!」と即答した私。まあ、それは叶わぬ夢だけど、この額を眺めれば、こんな小さな手をしていた頃の可愛い2人の顔が目に浮かんでくるようでお母さんは幸せ。

箪笥の引き出しから明るい場所へ。過去に戻らなくとも、これからは毎日小さい頃の二人に会える。

さて、このニコニコ姉弟をどこに飾ろうかしら。

喜びのタネまき新聞に

何年か前にもこちらに綴りましたが、これは私の母が結婚した時にあつらえたスーツです。それを私が20代のころに引き継いで今も変わらず愛用中。もう50年近く前に作られたものなのに、生地の傷みもない立派な現役選手。今年の4月にも娘の大学入学式にこのスーツを着て出席した私にあるエピソードがありました。それはとても嬉しい出来事だったので母にも報告したところ、母もとても喜んでくれました。

そのエピソードについて母がとある冊子に投稿したところ、採用され紙面に掲載されることに。

ダスキンの「喜びのタネまき新聞」

創刊600号記念特別号の1ページ目、一番初めに紹介していただいています。

見知らぬ方が都会の込み合った駅で人をかき分けるように私の近くまで寄って「素敵なスーツね。」声をかけてくださったという思いがけないエピソード。娘の門出を20代のころの母があつらえたスーツで祝えた喜びを更に大きくしてくれた出来事でした。

*「喜びのタネまき新聞」はダスキン製品をを利用している家庭に届けられる冊子ですが、母によると600号記念特別号はミスタードーナツなどの店舗にも置いてあるとのことでした。心が温かくなるエピソードが沢山掲載されていました。

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