庭からの贈り物を受け取れる日常のささやかな幸せ。
去年の秋、実家の父と母がお裾分けしてくれた苺に小さな実がつき始めた。あともう少し大きくなあれ~、可愛く赤く色づいておくれ~。
苺と同時に庭に植えた菜花は、すくすくと成長し今ではこの様子。ガジガジと旺盛に葉を食べる虫に負けじと、蕾が付けばすかさず摘んで食卓へ直行。新鮮な春の味を楽しんでいる。
暖かくなってきたら地面からひょっこり顔を出してきた植物は、やがて黄色の可憐な花を咲かせた。花の名も知らぬまま、一枝摘んでテーブルに飾っていたら、先日お越しくださった透佳のスミさんが席に着くなり、「フリージアのいい香りだね。」とおっしゃり、これはフリージアなのだと知る。