制作日誌

8月28日

ミャオ🐈‍⬛
可愛い子、生まれました♡

首輪に使った赤いレザーは、こちらのdiorのベルトだったもの。2019年に2つのバングル(画像下段)にアップサイクルしました。それでも少しだけ残ったハギレを大切に保管し(画像右上)、この度、クロネコの首輪に変身〜!

こちらのイヤリングは、首輪のチャームになりました

8月29日

今日も一日中アトリエで制作

窓の外から聞こえていた雨音は、朝から昼過ぎまでは静かだったものの、このパンダが出来上がった夕方頃には、うなるような風と共にどんどん激しくなってきました。どうか大きな被害が出ませんように。

左目に使ったスターサファイア。元はカフス ボタンでした。

目鼻に使ったパーツの元の形。イヤリングだった右目と鼻も天然石が使われています。

8月30日

台風の影響で息子の学校が休校。だけど、塾は開校しているって!!高3、受験生、塾の自習室へ朝から出かけて行きました。頑張るなあ。

低気圧のせいで体調が今ひとつだった私でしたが、そんな息子の頑張りに触発されて、モチベーションアップ⤴️今日も集中して制作できました。息子よ、やる気の伝染ありがとう!おかげさまで、キュートなこの子🐻が誕生しました。

制作日誌

付け襟のアップサイクル中

元々デコレーションされていたパーツを取り外し、
更地になったベースに淡水パールをチクチク🪡

ここまでの作業で3日経過…

9月下旬に控えた展示会に向けて、作品の数を増やさなくては!と焦る気持ちを抑えつつ、イメージしたものがきちんと形になるように丁寧に作業を進めています。

能登町から

暑さが厳しくなってきた先日のこと、クール便の宅配が届きました。

不意のお届け物、どなたからだろう?と送り状を見ると、このブロブを通じて長くお付き合いさせてもらっている東京のKさんから。箱を開けてみたら、

大粒のブルーベリーがぎっしり!

添えられていたカードにはKさんの地元・能登町の住所でみづきブルーベリーと農園名がありました。

お正月の地震で甚大な被害を受け、未だ復興もままならない土地で、逞しくもこんなにも見事な実を成らせているんだなあ。植物の生命力が詰まった大粒の実に感激。

Kさんにお礼の連絡をさせてもらったところ、私のこちらの投稿を読んでくださって、能登の味を届けてくださったとのことで、そのお心遣いに再び感激。

蒸し暑い空気が吹き飛ぶような爽やかさ♪手が止まらぬ美味しさを味わいながら、能登でブルーベリーが採れるんだなあ、と興味を持って調べていたら、ブルーベリーの産地であることだけでなく、美味しそうな物産がいっぱいあるではありませんか。日本酒、お米、お肉etc,,,ふるさと納税でも様々なラインナップを発見♪

Kさんが託してくださった能登町からやってきたパーツを使ったブローチと能登町で成ったブルーベリーで能登のハート二重奏💜💜

どんな災害の際もそうですが、発災当時は気持ちを向けていた被害にも、時が経つにつれ薄れていく関心。(遠い地のことだけでなく、自分自身が2年前に台風の被害で1週間の断水生活を経験し、大変な思いをした記憶さえも。)この機会に、改めて能登や石川に想いを馳せ、今ある何不自由ない生活に感謝し、たとえ少しの支援であっても自分ができることをできるときにやっていきたいと思いながら、ふるさと納税で能登町のサバをお願いしました。届くのが今から楽しみです(^^

嬉しいビックリ1・2・3

少し前のことですが、嬉しい出来事の記録と大切な事の覚書としてここに綴ります。

娘の中高時代のママ友からSNSに突然の連絡をもらい嬉しいビックリ!

数年ぶりに再会の運びとなりました。

待ち合わせのタリーズにお着物姿で登場で、嬉しいビックリ第2弾!!

更に、嬉しいビックリ第3弾!!!

積もる話に花を咲かせている中で、2015年に私が作らせてもらったキーホルダーを今も大切に使ってくれていると、バッグから登場~~

高校卒業後、子ども達はそれぞれ県外の大学に進学。今は社会人になって、子ども同士はもとより、親も会える機会はなかなか無くなってしまったけれど、その間もずっとキーホルダーは日々にご一緒させてもらっていたんだなあ。9年も大切にご愛用くださり、その過程で付いた傷などもご一緒させてもらってきた時間を想像できて深く有難い気持で見せてもらっておりました。

事あるごとに、自分に言い聞かせていることだけど、この時もまた思ったことは、長年モノ作りをしてきて私は何百個、何千個もの作品を作ったとしても、使ってくださる方にとってはたった1つの作品だということ。こうして長く愛用してくださる方のご愛顧に恥ずかしくないように丁寧なモノ作りに励みたいなあと、また胸に刻みました。

6月 20年目スタート

アトリエの62muniさんカレンダーのイラストが菖蒲から紫陽花に変わり、6月になりました。

これは、先月に作った豆ごはん。毎年5月になると登場する定番メニュー。

これを作ると、このブログを始めた当初のことを思い出します。

2005年5月に綴り始めたこの「小さな生活」も19年が経過し、20年目に突入。

当時の記録を振りかえると、幼かった子ども達(ちょ太は生まれてさえいなかった!)の成長に時の流れの長さを感じます。

そんな子ども達の成長もしかり、流れ続ける時は諸行無常。変化への対応に弱い私ではありますが、そんな不器用な自分を認め、ゆっくりでも変化に対応しながら誠実に歩みを続けていきたいと思います。

そして、こちらは変わることなく、

「特別なことはなくても 少しの工夫と心掛けでささやかながらも楽しい毎日」

私の小さな生活のモットーは20年経っても同じ気持ち。32歳だった私も51歳の私も大切に思うことは変わらないでいるのでした。

時の流れ

数日間かけて制作に取り組んできた作品が
先日の即席屋外アトリエにてフィニッシュ!

完成記念に現場🗻にて撮影^ ^

「レールデュタン」

このブローチに使ったラリックデザインの瓶が使われている香水の名前で、フランス語で 「時の流れ」 という意味だそうです。

名も知らず、ただデザインに惹かれて蚤の市で大人買いしたけれど、先日のインスタグラムの投稿を見てくれた友人が教えてくれて知りました。

時の流れ…

それぞれに時を刻んできた使われなくなったアクセサリーや洋服が形を変えて1つの作品となったこのブローチにも通じているような気がして、勝手ながらご縁を感じております。

制作日誌

朝からずっと作業して
集中力が切れてきたところで
お気に入りの場所へ移動

緑に囲まれたベンチが
即席の屋外アトリエに変身!

5月の風を感じながら
鳥の囀りをBGMに
気分よく針が進みました

即席アトリエのベンチからの景色

この美しい景色を眺めながら制作した
心洗われるような気持ちは
目には見えないけれど
何らかの気配となって
作品の中に組み込めていたらいいなあ

足元に広がっていたシロツメクサのなかに…
四葉?を2つも発見👀
葉っぱの上にもう一つの小さな葉が!
しかも、💚の形!
スペシャルな形の🍀に出会え
気分がますます良くなった
今日の制作記録

雑草ガーデンから

先日ご紹介した香水瓶の🕊️を作品に使うことにしましたので、残る瓶は今後は花器として使っていきます。

花器としての初仕事は我が家の雑草ガーデン^^;から摘んできたドクダミと野いちごとバニーテイルを活けました。

うん、なかなかいい仕事してくれますなあ。

ドクダミ、野いちごは庭に自生している、いわゆる雑草。バニーテイルはOECさんのマーケットで購入した苗から育てて3ヶ月。

こんなに大きくなり沢山の花を咲かせています。この後ドライにし、秋になったらリースの素材として使います!

🕊️は作品の一部として新たな時を刻んでいってもらう予定ですが、どの様に固定しようか?竹串やネジや色々と取り付けてみながら試行錯誤の最中。

上手く形になりますように…

春の気分で

白い花々が満開の小さながま口のネックレス。
うららかな春の景色にぴったり。

花々は、元はイヤリングやブローチ。

象牙やバッファローボーン、レザー、プラスチック、染め花など異素材の花々が混ざり合って咲いています。

春の野に咲くタンポポみたいな
可愛いコサージュができあがりました。

花は着られなくなくなったレザーのスカートから、葉は義母の作る染め花です。

直径約3cm、
日常に気負わず使える小さめサイズ。

使われなくなった腕時計のベルトと着られなくなレザーの洋服から作った花を組み合わせたブレスレット。

一つ前の作品より大きなサイズ。

春の手元に花の彩りを。

brooch 「おやゆびひめ」

子どもが小さい頃によく読んだ絵本👸からイメージして。

桜の開花は例年より遅れているようですが、気持ちがすっかり春に向かっていて、花をモチーフにしたアクセサリーばかり作りたくなる今日この頃です。

祈りを込めて

最新作のブローチは、色も形も様々な小さなパーツをつなぎ合わせて出来上がったハート。

そのパーツのなかの1つ、一輪の小さな小さな赤い薔薇

これは、このブログをきっかけに、長くお付き合いさせてもらっているKさんが「作品に使ってください。」と託してくださったもの。百貨店のテーラーの内職のお仕事をしていたKさんのおばあ様からお母様へ、そしてKさんへ引き継がれたボタンや手芸材料品の数々を、私に託してくださったうちの1つで、2021年の夏に能登町のご実家から東京のKさんを経由して静岡の私に届きました。

この赤い薔薇がやってきた能登町は、この度の地震で大きな被害を受けました。Kさんと1月にやり取りさせていただいた際、震災後3週間たって、やっと金沢でお母様と会うことができたと伺いました(その時にお母様は地震発生以来初めてお風呂に入られたとのこと)。お母様は、避難所での生活、ライフラインも途絶えご自身の生活もままならないなか、公的なお仕事をされていて、毎日悪路を1時間半かけて職場に向かい、地域の為にお仕事に励まれているとも伺いました。

これまで、Kさんから託していただいた品々を作品の中にいくつも組み込ませて頂いてきました。その都度、私はKさんのお気持ちや、能登のおばあ様やお母様の元で過ごしてきた時間も作品に組み込むような思いで制作してきました。そして、今作では、その思いにプラスして、Kさんのお母様はじめ被災された方々が少しでも心穏やかに過ごせますよう、復興が少しでも早く進みますよう祈りを込め、1針1針進めていきました。

折しも、季節は3月。2011年の東北震災以来3月11日に毎年、制作のお仕事でお客様から頂いたお金から募金をしてまいりました。僅かばかりではありますが、一時的ではなく、細くても長くの思いで続けてきました。また、年月の流れの中で薄れゆく震災の記憶や衣食住足りて暮らせる日々に感謝を忘れないようにと自分への戒めもそこに込めてきました。今年はKさんのご実家であり、この薔薇が長く時を過ごしていた能登町へ募金させていただきました。