再確認

アトリエのリフォームで額縁の整理をしていた時、
幾つかの絵や写真を重ねたフレームの中に眠っていた
懐かしいポスターを見つけました。

15、6年前にイベントで掲げていたもので、
そこに写るのは当時9歳と2歳の子どもたち。
今では25歳と18歳に成長し、
それぞれの未来へ歩き出しています。

彼らの成長が時の流れを示す一方で、
そのポスターに刻まれた言葉を読み返すと、
私たちの根底にある価値観は
変わっていないことに気づきました。

そしてもう一枚
2008年に立ち上げたホームページに記したNINOの核 
こちらも夫婦でDIYしたHPで記したもの。
作る過程で自分達の内側にじっくり向き合い、
大切に綴った想いです。

現在はℍPは休止状態ですが、ポスターを発見したことで、過去の思いを振り返ってみたくなりました。

「衣・食・住+作る」

自分達の核としていること。

地に足をつけて日々の生活を大切に、
自分達の中の“好き”を手をかけて育て、
日常を創造へと変えていく。

それは今回のアトリエリフォームにも、
今も日々取り組んでいるモノづくりにも通じる、
NINOの本質です。

今回のリフォームによって、
物理的にも精神的にも“原点”が掘り起こされ、
諸行無常の時の流れのなかでも、変わらぬ想いが
確かな形をもって息づいていることを、再認識しました。

アトリエ、リノベーション完了

数ヶ月間、少しずつ手を加えてきたアトリエが、ようやく完成しました。

試行錯誤の作業で、途方にくれたり、何度ものやり直しも数知れず。それでも、その都度アイデアを捻り出しながら、作品制作の傍らコツコツと作業を積み重ねてきました。その甲斐あって、NINOらしい空間が出来上がりました。

今回のリフォームにあわせてペイントし直した図書館のカードケースやガラス棚

長らく家で眠っていた板とコンクリートブロックで作ったテーブルが、イメージした通りに空間にはまり、バンザーイ!!

以前に友人から「アトリエにどうですか?」と譲ってもらったこの金属フレームのガラス棚。

ディスプレイがすごく映えそうなクールな雰囲気に、二つ返事で有難く受け取りました。

今回のリフォームで、アトリエで上手く活かしていきたいと考えており、このガラス棚ありきで、似合うテーブルを探しまくっていました。結局、以前に綴ったように、コンクリートブロックのテーブルが閃いて、作ったという経緯があるので、このテーブル+ガラスケースが良い感じに出来上がって大満足。

宙に浮かぶ、ドライフラワーの作品たち。

壁にもいくつ自作のリースを飾っています。

この小さなテーブルも塗り直しました。低い位置に垂らした小さなランプシェードもお気に入り。

新たに作った寝室との間仕切り壁も満足の仕上がり。

実はこの壁もコンクリートブロックテーブルの作り方と同じように、転倒防止の為に、手前のチェストの裏面にビス留めして一体化しています。

器リメイクのランプシェードは空間の雰囲気を作る大きな効果になりました。



NINOでは、古いものや使われなくなったものを「価値のないもの」とは考えていません。
思考と創造をもってそこに新しい価値や美しさを見出していく。それは空間づくりでも、アップサイクルのものづくりでも、根底にある考えは同じです。

実際、私たちのアトリエ兼住まいも築53年。10年前に購入した当時で既に建物としての市場価値はほとんどないに等しいものでした。

けれども、この家がもつ独特の空気や佇まい、そして「自分たちで手を加えれば、もっと素敵な空間になる」という確信がありました。世間一般の価値観に流されず、時間の積み重ねが生む味わいを大切に、手間暇惜しまず、思考と創造をもって、モノも空間も、人生も、自分らしく作り上げていきたい。

新たに生まれ変わったこのアトリエから、その可能性をかたちにしていきます。

期間限定展示販売会のご案内

NINO exhibition
2025.10.22 wed – 10.28 tue
松屋銀座3階 婦人雑貨売り場
11:00–20:00(日曜は19:30まで)

何度展示会を経験しても、
開催が近づくと胸が高鳴ります。

眠れない夜もあるほどの緊張は、
作品を直接ご覧いただける喜びや、
お客様の存在があるからこそ。

そのありがたさを胸に、
ご覧くださる方々の気持ちがふっと弾むような
展示空間を目指して丁寧に準備を進めております。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

期間中お買い上げくださった皆さまへ——
NINOオリジナル「パンダ柄マイクロファイバークロス」を
プレゼントいたします🐼🐼🐼

スマホや眼鏡を拭くたびに、仲良く並んだ小さなパンダたちがそっと微笑みを添えられますように^ ^

いよいよ10月

長く続いた暑さも和らぎ、カレンダーは10月へ。今月22日からは、松屋銀座さんでの展示会。1年間コツコツと作り貯めてきたものを、お客様に直接ご覧いただけることは、作り手にとって喜びと緊張の入り混じる特別な機会です。ドキドキとワクワクを味わいながら、10月22日の展示会まで思い残すことのないように準備すべく1日1日を大切に過ごしていく所存です。

こちらは、新作ブローチ「どんぐリス」。 あれ?どこかで聞いたことあるような名前?? そう!このブログにお付き合いくださっている方々にはおなじみのリース「どんぐリース」から着想を得ました。

「どんぐリース」から広がったシリーズの仲間がブローチになって誕生です。

木彫りのリスの置物を縦半分に切り分け、深みのあるダークブラウンにリペイント。ペイントした剤は、アトリエリフォームの家具の補修で活躍した「ホシュール」を使用。そこに本物のどんぐりを添えて。リースの世界観をそのまま胸元へ。

リース、家のDIY、アクセサリー、、、それぞれ違うことをしているようでも、アイディアの源になったり、質の良い材料を流用できたり。自分で実際に行動して取り組むことは、 思いがけないかたちで他の行動を助けてくれるんだなあ。と、モノ作りを通じて学ぶのであった。

「どんぐリス 」、双子で誕生しています^ ^

リスの元の形

がま口ネックレスにも「どんぐリス」誕生!

どんぐり、5.6粒ぐらいは入ります(^^)

アトリエリフォーム ゆーっくり進行中

数カ月前から取り組んでいる、アトリエのリフォーム。10月の松屋銀座さんでの展示会の準備と並行して、ゆーーくり進行中。

空間だけでなく、家具もリフォーム、リメイクしています。

木工作業で全面的に頼りにしている旦那さん。アイディアが浮かんでも、このお方の存在無しでは形にならないことが数知れず。そんな私の思いつきを形にすべく、頑張る図↓

木枠を製作中。これは、何かというと、、、

2列に積み上げたブロックの間に挟み、コンクリートと木材を接着できる剤で一体化させるための木枠でした。

個々のコンクリートブロックも専用の剤で接着してありますが、それだけでは安定感に不安が残る為、この木枠で前後2列を連結。これにて安定感バッチリ。

この上に、一枚板(家にあったものを活用)を置き、オリジナルのテーブルが完成♪

コンクリートの無機的な雰囲気がいい感じ。アトリエ全体がアンティークな雰囲気なので、このテイストが入ってバランス良し。

この位置に、奥行き浅く、かつ、長さのあるテーブルを置きたくて、何カ月も色々なお店やネットで探してきました。が、一向に好みのものが見つからない😿 そんな中で閃いた💡。そうだ!家にあるあの板を使って作ればいいじゃん!!ふっと閃いたアイディアが頼りになるNINOファミリー工務店棟梁さんのおかげで、結果的に市販のものより、ずっとNINOアトリエの空間に似合うテーブルになりました。ありがとう。

ちなみに、天板に使ったのはこちら↓

以前に屋外のイベントに出店していた頃に大活躍だった、白い板です。近年は物置のなかで眠っていたこの存在を、ふっと思い出し、この度、ダークブラウンにペイントしてアトリエのテーブルとして生まれ変わりました。

家具のリフォームその2

以前からアトリエに置いてあった、ガラスケースをリフォームしました。

先にブログに綴った図書館のカードケースと同じく、窓際に置いていた為に紫外線によるダメージが進んでしました。また、元々、底の板が剥がれていたため、レザーを敷いてごまかして使っていました。そこも補修することに。

before

紫外線による劣化、底板の剥がれ。

更に、悪いことにはリフォームの為に分解している途中、側面のガラスを割ってしまった(泣)

after

全体をダークブラウンに塗り直し、イメージチェンジ。アンティークな雰囲気になりました。

図書館のカードケースと同じ、ホシュールという剤を使っています。価格はちょっとお高めですが、仕上がりがいいです。

ガラスが割れてしまった側面もしっかり補修。これは、ガラスではなく、これまた家に眠っていた大きな額縁に使われていたアクリル板を再利用しました。素人でも扱いやすくカット出来て、使われないままになっていたアクリル板が活かせて仕上がりも上々♪

手間と時間はかかりましたが大満足の出来上がりとなりました。

家具のリフォームその3

before

ポストカードなどお気に入りをペタペタ貼っていた、テーブル奥の壁(棚の裏面)。

一旦すべてを取り外し、ペイント。

after

ペイント完了。

試行錯誤、トライ&エラーを繰り返しながら、アトリエリフォームは一歩一歩進んでいます。

暑中お見舞い申し上げます

夏の真っ青な空と海に最近の作品の添えて、暑中お見舞い申し上げます。

酷暑が続いていますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。

歳を重ねるごとに、暑さが苦手になっている私ですが、暑さにへこたれないように心と身体を整えて制作に励んでいます。

有難いことに今年も10月に松屋銀座さんで展示会をさせていただくことになりました。

恵まれた機会と応援してくださる皆様に、良い作品をお届けすることで感謝の気持ちをお返しできるようにしたいです。

今年は、ちょ太の部活動や塾の送迎などの受験サポートも全て卒業して、私にとって制作にじっくり向き合える数年ぶりの夏。作品が納得する形になるまで、妥協することなく、1つ1つの作品に納得するまで向き合って制作しています。そうした時間が持てるのは作り手として幸せな夏です。

厳しい暑さはまだまだ続きそうですが、ご自愛の上、皆様もどうぞ良い夏をお過ごしください。

展示会出品作品についてインスタグラムで随時ご紹介しております。お時間ございましたらご覧いただけましたら嬉しいです。

変わること 変わらないこと 

頂き物のお豆たち
それぞれ生産者のお友達から採れたて新鮮をお裾分してもらった、枝豆とスナップエンドウ、グリンピース。5月恵み、緑の美味しいお豆たち!!

緑のお豆たちの季節になると思う、「緑の水玉」と題してグリンピースご飯を投稿した2005年5月にこのブログをスタートした頃のことを。

あれから、今年でちょうど20年!振り返れば、当時、5歳だった娘は今では社会人となりしっかり独立して生活しています。そして、当時は存在していなかった2006年生まれのちょ太はこの春から大学生。30代だった私達夫婦は50代になりました。その間に、転勤族だった旦那さんは静岡に根を下ろす決断をして転職、私は事務のお勤めから創作活動へシフトしていきました。

家族の年齢は確実に20の数字が増え、それぞれの環境も変わりました。他にも数え上げればキリがないほどの変化があったなかで、どんなことよりも私が大切に思う、家族(離れて暮らす両親や兄弟も含めた)の「健康」と「円満な関係」が変わらずに続いている有難さ。また、このブログ「小さな生活」や創作活動も変わらず続けられてこられました。このことは、長くお付き合いや応援してくださってくださる方々の存在があってこそと、深く感謝する2025年5月です。

3月11日に思う

3月11日、今年もこの日が巡ってきました。

東北や能登をはじめとした大災害、自身が2年前に経験した台風被害での6日間の断水生活でさえ、普段、衣食住足りて暮らしているうちに薄れつつある災害の記憶が、この日が巡ってくるたびに、呼び起こされます。

何気なく暮らせしている毎日は当たり前ではない。

被害にあった方々、今も不自由な暮らしを強いられている方々の心の痛みに想いを馳せると同時に、健康に不自由なく過ごせている日常や、好きなモノ作りでお仕事をできていることに感謝の思いが湧いてきます。

今年もNINOのお仕事で頂いたお金の中から、心ばかりではありますが寄付をさせていただきました。

(寄付の先は、昨年に引き続き東北ではありませんが、このブログを通じてのご縁で作品の素材も届けていただきましたKさんの故郷、能登町へさせていただきました)

モノであってモノでない

新作のレザーバングルをご紹介します

カットとカラーが美しいビジューを主役に大小のパールを二粒。

ベルトは艶やかな質感の上質なレザーで、ビジューやパールを引き立てています。

作品の主役のビジューは元はイヤリングです。以前にインスタグラムではご紹介しましたが、このブログに長~くお付き合いくださっているМさんが託してくださったものです。わざわざ神戸からお送りくださったお気持ちや、私のところにやってくるまでにМさんの元で過ごしていた時間も作品に組み込むように感謝を込めて制作しました。

神戸からわざわざお降り頂きМさんから託された一組のイヤリングは、アップサイクルでこちらの2つのバングルなりました。

上段のバングルは、昨年秋の松屋銀座さんのポップアップでご縁に恵まれて、今は東京で新たな時を刻んでいます。その東京の新たな持ち主さまについて。。。

松屋さん店頭で接客させていただいた際に、作品そのものだけでなく、様々な作品の背景についてお伝えさせていただきました。お客様は、熱心に耳を傾け、時に質問なども交え、ゆっくりと作品をご覧くださり、最終的にこちらのバングルを選んでくださいました。私は、作品を選んでいただけたこともそうですが、アップサイクルのコンセプトや制作過程にも関心をお持ちくださったことがとても嬉しくご縁に感謝。1週間の会期の中頃の出来事でした。その後、会期の最終日、そのお客様が再度お運びくださいました。私は、お求めくださったバングルが壊れた?か、返品か??と良からぬ想像もよぎりましたが、なんと!心配とは真逆の有難すぎる再訪でした。作品を観て、私の話を聞いて、ご自宅に眠っている使われなくなったアクセサリーやファーのマフラー、レザーの洋服を私に託したいと、大きな包みを携えてわざわざ会期中に再訪くださったのでした。

こちらがその時に受け取った品々です。


神戸のМさんから託していただいたイヤリングから生まれた作品で恵まれたご縁から繋がって、東京のお客様から託していただいた品々。

こうしたものは、モノであってモノでない。

重ねてきた時間や元の持ち主の思いの塊。

託していただいたお気持ちに報いられるように新しいカタチを生み出したい!

2024年も制作を続けられました 感謝

2024年ありがとうございました。

毎年、大晦日は1年間制作を続けてこられたことに感謝の気持ちで迎えますが、今年は特にその気持ちが溢れます。NINOとしてリスタートをした変化の1年を充実して終えられることは、応援してくださる方の存在があってのこと、お陰様に他なりません。

相変わらず制作のペースはゆっくりですが、コンセプトをぶらさず、量産に優先順位をおかず、丁寧な作業をモットーに、自分自身も心から欲しいと思える一品を!!大切に思うことを見失わないように、コツコツと続けていこうと心に誓う2024年の大晦日です。

今年も1年本当にありがとうございました。

良いお年をお迎えください。