冬の贈りもの展

冬の贈りもの展、展示の様子です。

初日、二日目と在廊させていただきまして、多くの方々にお会いできて嬉しかったです。皆さんそれぞれの貴重な時間を使って頂き感謝の思いです。

「年々作品がパワーアップしていきますね。」と毎年のようにお運びくださる方からのお言葉をいただきました。

また、遠方よりブログをご覧くださっている方から「物語のあるものばかりですね、リースの概念が覆されるようなアイディアに心動かされます。」という嬉しいメッセージを頂きました。

私は、リース専門の作家ではなく、世に沢山いらしゃる素晴らしいリースを作る方々の作品を目にすると、技術もスピードもとても及ばないなあとマイナスな気持ちになるときもあります。

が、そんな時は、自分ならではのリースを丁寧に作ってお届けするしかない!自と考え直すようにしています。NINOで取り組んできたレザークラフトなどの手作業による制作、ランプシェードなどや流木の家具など古いものを生かす制作、satosatosaのカラフルな色や素材をに組み合わせて1つのカタチを生み出す制作、そうした私のモノづくりのスタイルを反映させたようなリースを作ろうと思っています。

それと、もう1つ大切に思っていることは、リース作りを始めたきっかけ、、、娘が保育園や公園から持ち帰ってきたどんぐりや葉っぱを何かカタチにして残しておきたいと思って作り始めた気持ち。小さな娘の手から渡された愛おしい自然の産物をワクワクしながらリースにした初心を忘れずに作りたいと思っています。

今回、ご覧いただいた方から頂いたお言葉に、15年以上毎年コツコツと取り組んできたリース作りにご褒美を頂いたような気持ちになっています。

嬉しい記憶 その2

satosatosaポップアップでの数々の嬉しい記憶、今回もそのうちの1つをご紹介させていただきます。

二日目にいらしてくださったお洒落なМさんもこのブログに長いお付き合いをくださっている方のお一人です。

ビンテージの洋服やカジュアルな洋服に大ぶりなアクセサリーを合わせたりするセンスがとっても素敵で、お会いする度にその装いを拝見するのも楽しみにしております。

以前にМさんがご購入くださり、着画像を送ってくださった付け襟ネックレス

そのМさんが、いらしてくださった当日の夜にメッセージを送ってくださり、そこには今回選んでくださったパール&カメオのネックレスをお手持ちの洋服に合わせた画像も添えてくださっていました。

SONY DSC

フォーマルに装いがちなアイテムですが、ボーダーTシャツやシャツとコーディネートしてくださっていて、流石だな、こんな風に使ってもらえて嬉しいなあ。

また、気持ちを込めて制作した作品を選んでくださり、お家に帰って早速、いろいろなお洋服と合わせてくださったという事実や、わざわざ画像に収めて送ってくださったというお気持ちも作り手として有難く幸せに思いました。ありがとうございます。

そのМさん、私にメッセージを送ってくださった以外にも、ご自身のFacebookでsatosatosaについてご紹介くださっていたとのこと。「とのこと。」と伝文形なのは、私はそのことを松屋さんにいらしてくださったお客様から伺ったからです。松屋さんにて、とても興味深い様子で作品をご覧くださっていた新しいお客様がいらして、接客させてもらう中でよくよくお話を伺えば、МさんのFacebookをご覧になってお運びくださったのでした。

お客様曰く、Мさんとはお仕事を通じて知り合い、いつもお洒落な方だなあと思っていたとのことでした。(と、おっしゃるそのお客様もお洒落な方^^) satosatosa初見ながら、The‼satosatosaとも言うべきヴィヴィッドかつデコラティブなコラージュ作品を選んで下さり、この粋な着姿を目の当たりにし、感激することしきりでした。

トレーナーにロングスカート、トートバッグにぺたんこ靴のカジュアルファッション × デコラティブなつけ襟ネックレス。不調和の調和^ ^(お気づきかもしれませんが…先にご紹介したМさんのコーディネートと通ずるところがあるような。類は友を呼ぶ?!^^)

こんな素敵な感性の方とのご縁に恵まれたのも、Мさんの日頃のファッションやお仕事を通じて伝わっているであろう人間性への信頼が大いに関係していると思っています。

それは、私が自分のサイトでいくら熱心に作品をPRしても、やはり主観的になってしまいますが、それぞれの皆さんの視点と言葉でご紹介いただき、それぞれの皆さんの繋がりのなかで築いてきた信頼がsatosatosaへと繋いでくださっていると思うからです。

今回のポップアップではМさんはじめ、他にも沢山の方々がSNSを中心にsatosatosaをご紹介くださいました。そうした投稿を通じて、多くの方々が実際に足を運んでくださいました。感謝しています、ありがとうございました。

嬉しい記憶 その1

少し時を戻してsatosatosaポップアップにお運びくださった方々との嬉しい記憶を。

平日の夜、お仕事帰りにお越しくださったKさん。ブログに長いお付き合いをくださっている方のお一人で、キャリアウーマン、数年前にタイに赴任されていた当時にはオーダーでお財布と手帳カバーを作らせていただきました。

その後、日本に戻られ大阪に赴任、再度の転勤で今は東京にお住まいです。その間、ご結婚をされて松屋さんの展示ではご主人とご一緒に何度かお越しくださっており、今では私もご主人ともお話させていただける間柄です。

そのKさんが忙しい合間を縫って、お仕事帰りにお越しくださいました。事前にご主人とお越しくださるというようなお話を伺っていましたが、お一人でいらしたので、「ご主人はご都合がつかなかったのかな?」と思っていたら、実は、急に海外赴任が決まり、既に単身渡米されたとのこと。海外赴任が決まった際にご主人は「Kの人生だから、日本で仕事を続けるもアメリカに一緒に来るのも、自分で決めてくれればいい。」とおっしゃり、Kさんは日本で仕事を続ける選択をされたのだと伺いました。そのお話を伺い、それぞれが自立しつつ互いを信頼し尊重する成熟した二人の関係が伝わってきて感激しました。また、そのような状況を自分に置き換えてみて、相手を自分本位にコントロールしたくなる思いに駆られがちな私を反省もしたのでした。

そのKさん、今回のポップアップでバッファローボーンのブローチをアップサイクルしたコンビベルトのバングルを選んでくださいました。

後日、Kさんから届いた着画像。許可をいただいたのでご紹介させていただきます。

松屋さんで試着なさった時から、Kさんの品のある大人な雰囲気にとてもお似合いだなあと思っておりましたが、やはり素敵。元々お持ちだったネックレスとも相性ばっちりです。

この画像の日はカフェに行かれたそうなのですが、お店の方が「素敵なアクセサリーですね。」と声をかけてくださったとのエピソードも添えて写真を送ってくださり、とてもうれしかったです。

+

長くなりましたが最後に、極めつけに嬉しく感激したエピソードをご紹介させてください。アメリカにいらっしゃるご主人に、Kさんがバングル詰め合わせのsatosatosaインスタ画像を送り「どれを選んだと思う?」と聞いたところ、正にKさんが選んでくださったバングルに印をつけて「これ。」とお返事があったのだと!!40個以上ある中から一発で正解!!どれだけ距離は離れていても、以心伝心、お互いを理解しあう二人の気持ちは繋がっているんだなあ。

行って参ります

いよいよ明日からsatosatosaの松屋銀座さんでの展示がスタートします。

今日は閉店後の設営があるので、程なく東京へ向かいます。

1週間の不在に備えて、朝からドタバタと食材の買い出しや掃除を済ませ、ちょっとだけ作り置きのお料理を。

今回は1週間のうち3日間は娘が静岡に滞在してくれるので、随分と助かります。(しかも、そのうちの1日にはちょ太の学校の修学旅行説明会にも保護者として参加してくれるという、頼りになるお姉ちゃん!)私は、今晩の食事用におでんと、翌日用に牛丼の具を作り、あとは、以前に作って冷凍しておいたミートソースやカレーがあるので、いつもに比べると楽をさせて頂きました。

おおよその支度も終わったので、不便をかける家族に一筆したためて準備完了。

快く送り出してくれてありがとう。頑張ってきます!行って参ります。

新しい1日

曇り空の土曜の朝。空はグレーでも心は晴れやかに!

今日はこれからちょ太の高校体験入学へ。小さかったあの子が、もうすぐ高校生。あっと言う間に過ぎた日々を思えば、何気ないこんな一日も一緒に居られる貴重な一日。大切に過ごさねば。では、行って参ります~。

新たな一歩

10月1日、今日は娘の内定式。朝からスーツを着て出かけていきました。(雨風強かったので、職場の前まで車で送って、見送る間際に📸)

1年ほど前には思いもよらなかったことですが、静岡に戻って就職することになりました。就職活動を進めていく中でいくつかの岐路に立ち、最終的に自分自身の好きだという気持ちを信頼して決めた道に進むことになりました。

娘の就職について、静岡に戻ってくれたことに安心するのと同時に、全く未知の業種で心配する気持ちもある私の母心。でも、これまでの彼女の22年間の人生を振り返れば、自分で考え行動し経験を積んで歩みを進めてきました。だから、きっと大丈夫。これからも1つ1つ経験を通じて成長していってくれるでしょう。自分で選んだ道だから迷ったり悩んだりすることも含め納得して進んでいくことでしょう。

「親は、その漢字の成り立ちの通り、木の上に立って見てればいいんだよ!あれこれ心配して世話を焼いたりしなくていいんだよ!!」とは、いつも感情的に子どもたちを心配する私に旦那さんが言う言葉。これを肝に銘じて、新たな道を進んでいく娘を信じ、どーんと構えて見守っていくのみです。

休日コックさん

昨日は仕事が休みだった旦那さんが晩御飯を作ってくれた。楽しみ持ちさん&休日コックさんのメニューは、炭火焼きハンバーグ!(静岡のご当地グルメ「さわやか」をお家で再現?!(^^))

ベランダにバーベキューコンロを出して、気持よい秋風を感じながら、ビール片手に楽しそうに調理していました。

準備から完成まで約2時間の成果、「お待たせしました~。」とテーブルに並べられた美味しそうな一皿。付け合わせの野菜も炭火焼き。

季節感いっぱいに「銀杏」まで添えられていた。

こちらは、ちょ太のプレート。ほとんど食べ終わった頃の写真で失礼します。

私にはおろしハンバーグでしたが、ちょ太はチーズハンバーグ。チーズにはわざわざバーナーで焦げ目をつける念の入れよう。ちょ太だけは熱々にした鉄板にお料理を盛ったスペシャルサービス。お家で「さわやか」気分、爆上がり^^

+++

ちょっと前のお家が串揚げ屋さんもそうだけど、つくづく普通の毎日を楽しむ天才だと思う。いい性格してるなあ~(笑)。特にお家時間を余儀なくされた今は、その威力を発揮する絶好の機会となっている。

こういう明るさや身近なもので楽しめる逞しさは子どもたちに身に着けてもらいたい最も大きな要素。本で読んだり口頭で教えられたりしてもなかなか得られない感覚だから、日々の暮らしでダイレクトに目にして実体験を積んでこられたのは何よりの教育になっているんじゃないかな。「言わなくても見ているの法則」ここにあり!

今日の旦那さんのお弁当。ちゃんとお弁当用にも焼いておいてくれたハンバーグを使って炭火焼きハンバーガー(^^)

40代ラストイヤー

先月19日でまた一つ歳を重ねました。49歳、40代ラストイヤーとなりました。

誕生日にU画伯から、お祝いの絵が届きました。優しく希望に満ちた世界。こんなイメージで進んでいきたいと思う。

この美しい世界が描かれた絵を裏返したら、、、


せんねん灸が貼ってあった!笑笑

これには、笑わしてもらって気分急上昇↑↑ 笑えるだけじゃなく、実用的でもあるのよね。肩や腰が痛くなっちゃうお年頃^^;。有難く使わせていただきます。

で、せんねん灸の下にも画伯らしいカラフルな絵と心にしみるメッセージ。

そうなんだよね~、今年も変わらずに誕生日が迎えられること、こうしてお祝いしてくれる友達や家族がいてくれるって、どんなモノにも代えがたい幸せなことです。有難う。

そして、更に人生に大切な事を届けてくれたU画伯。シャネルのアクセサリーも同封されていた!!!


と、思いきや、

CHANELのロゴの後ろに何やらプラスされているではないか!

CHANEL+うちげ 爆笑

人生に大切な事、健康、家族や友人の存在、そしてもう1つ、それは、

ユーモア!!

ひとしきり笑わせてもらった後で、ケースを開けたら、笑いは感激に変わった。なぜなら、画伯オリジナルのリングが入っていたからでした。

綺麗~✨✨

ほっと一服のコーヒーも。温かい心遣い。

このU画伯からの唯一無二の心のこもったお祝いしかり、家族や友人から届いた温かいお祝いメッセージに49歳を感謝の気持ちでスタートをきりました。心のガソリン給油、満タン♪♪周りの人に恵まれ、健康に過ごせる今に有難うの気持ちを持ち続けながら、40代ラストイヤーを過ごしていきたいです。

深めた思い

前の投稿で3回に分けてで綴った「嬉しい嬉しいお客様」、この出来事を通じて深めた思いがある。

購入した当時で既に築43年になっていた私たちの家。市場では既に建物としてのは価値が低く不動産情報サイトで見つけた時には、ほぼ土地のみの金額。長い間買い手がつかないまま、前オーナーが幾度か値下げを試みて売りに出していた状況だった。

購入する私達にとっては金銭的に助かり有難いことだけど、別の視点で見れば、まだまだ立派に使える建物、工夫して手を加えれば自分達らしい暮らしが叶えれれる素敵な建物が無価値のように扱われている現実。

そして、市場の価値とは裏腹にその建物を彩り豊かな思い出と共に大切な場所として心に刻んでいる方が存在している。その方が、48年の歳月を経た建物が、部屋のしつらえを変えながらも今も大切に使われいる様子を見て喜んでくださった姿を目の当たりにして、思うところがあった。

自宅のリノベーションに限らず、暮らしのなかやNINO、satosatosaでずっとやり続けてきたこと、例えば、椅子の座面を何度も張り替えて使い続けていくことや、古いガラスの器をリメイクしたランプシェード、海岸のゴミ扱いの流木を使った小出し、使われなくなったり一部が破損してしまったアクセサリーから新たなカタチを生み出すsatosatosa、、、

私達が手を加え作り変えてきた愛すべき古いモノのその先には、時に流れの中で関わってきた人の存在があり、思いがあるということ。

目には見えなくとも確かにある、そうした元の持ち主の存在や思いを感じながら、時を経てきたモノへの敬意をもって暮らしや制作活動を送っていきたい。

また、世間一般の価値観に囚われることなく、古いモノや使われなくなったモノに独自の視点で価値を見出し、創意工夫することにより新たな価値を与えていきたい。

現在、制作に取り組んでいるsatosaotsa作品、ブローチ「オナガドリ」。長~~~い尾のそこかしこに、色々な人達からsatosatosaに引き継がれたアクセサリーをちりばめている。

嬉しい嬉しいお客様 後編

中編からの続き

我が家にいらした初代オーナーは、我が家に一歩足を踏み入れるなり、当時と変わらぬ玄関の壁や大きな窓の様子をとても懐かしそうに眺め、何十年ぶりかのか再会に感激した様子で写真を撮っていらした。

その後、部屋を順にご案内していった。

和室だった2階の変化には、一緒にいらした息子さんと共に声をあげて驚かれた。また、私達が工夫して家族でリフォームしたことをとても感心され、褒めてもくださった。

現在はアトリエ兼、寝室になっている部屋は、元々はLDKだったので取り分け暮らしの思い出が詰まっているご様子。

before

after
after
after

当時と変わらぬというアトリエの窓のサッシを撫でるようにして手を触れながら、庭を眺め、沢山の写真を撮っていらした。

夏のサルスベリ

秋になると良い香りを漂わせる金木犀の大きな木、

寒い冬に凛と美しいツバキ

私たちを季節ごとに楽しませてくれる庭の木々は初代オーナーから4代目の私達まで代々変わらず受け継がれてきたものだと知った。

また、この家を離れた30年ほど前の引っ越しの日には庭の木々が真っ白になるぐらい雪が積もり綺麗だったこと、温暖な静岡での滅多にない積雪で、家が別れを名残り惜しんでくれているように感じたのよ、とのエピソードも伺った。

そして、この家を手放したのは、街の方にお店と自宅とアトリエを併設した建物を新築した為で、発展的なお別れだったことを伝えてくださった。

お帰りの際、息子さんが運転される車に乗り込んだ後、わざわざ窓を開け「若かった頃に頑張って建てた家、幼かった子供が成長した家が今も大切に使われていることが分かって本当に嬉しかったわ。ありがとう。」とおっしゃった。

庭の金木犀から一枝切ってリビングに飾ったある秋の日

突然巡ってきたかのような今回の嬉しい出会い、繋いでくださったMさんによると、実は初代オーナーが最近ご病気を患われたことがきっかけでご連絡があったのだそう。

入院・手術を経て今はご自宅で療養されている中で長年忙しくしてきた時間をふりかえるうちに、48年前に建てた家の現在を見てみたいとご希望されたとのこと。

そうした背景を伺うにつけ、何年も時が流れても尚、思い入れがある大切な場所を引き継いで住まわせてもらっているこの家との巡りあわせに感謝の気持ちになる。また、快適に暮らせるこの家を建ててくれた方に常々抱いてきた感謝の思いを直接伝える機会に恵まれて幸せだった。

繋いでくれたМさんに感謝。そして何より、嬉しい嬉しいお客様に、ありがとうございました。