安心というプレゼント

今日で6月も終わり。

今月は私の誕生日があり、また一つ年を重ね54歳になりました。

誕生日になると、時々読み返す一通の手紙があります。

1998年5月に結婚し、その翌月、26歳の誕生日に母が送ってくれた手紙です。

当時の私は、新生活が始まったばかり。

結婚前はメーカーで営業事務の仕事を忙しくしていたので、日中家にいて、料理をしたり、家の中を整えたりする暮らしそのものが新鮮でした。

毎日の家事も楽しくて、夢中になっていた頃です。

そんな私に母は、

「これからも手抜きなしの家事を息切れしないようこなせるようになるといいね。」

と書いてくれていました。

きっと母は、新鮮なうちは誰でも頑張れるけれど、大切なのは、それを無理なく何十年も続けていくことなのだと伝えたかったのではないかな。

そして、もう一つ。

「生活のリズムを身につけ、周りの人に安心というプレゼントが早くできますよう。」

当時の私は、この言葉が正直ピンときませんでした。

でも、年を重ねるごとに、その言葉が少しずつ心に染みるようになり、今では腑に落ちています。

実家に電話をすると、母はいつも明るい声で応えてくれます。

よく笑い、今も元気に畑仕事をしながら、野菜を子どもたちにお裾分けしてくれます。

そんな変わらず明るい母の姿に、私はいつもほっとします。

「大切な家族が元気で、笑っていてくれる。」

それだけで安心して、自分のやるべきことに向き合える。

そんな目に見えないプレゼントがあることを、年を重ねるごとに実感しています。

26歳の私にはよく分からなかった母の言葉。

今では私も母となり、気がつけば、娘があの頃の私と同じ26歳になりました。

家族が安心して、それぞれの世界で歩みを進めていけるように。

私自身が元気で、笑顔で、日々を大切に暮らしながら、「安心というプレゼント」を届けられる存在でありたい。

そんなことを思う、54歳の6月でした。

ある日のお弁当と感謝

・ある日のお弁当

・肉じゃが

・ズッキーニ、ピーマングリル

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・ある日のお弁当

・ドライカレー+目玉焼き

・りんご

<メモ>55歳オジサンのお弁当にウサギのりんご^^

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・ある日のお弁当

・春巻き

・牛スジ、ごぼう、大根、こんにゃくの煮物

・オクラ

・びわ

<メモ>中華飯の具のリメイクで春巻き。

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・ある日のお弁当

・鶏、たまごそぼろ

・いちご、りんご

<メモ>実家の母が育てたグリンピースでそぼろ丼に彩りを。

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実家からグリンピースをお裾分けしてもらう季節。

何度も書いていますが、このブログを始めた2005年の当初の投稿に、実家の母が育てたグリーンピースで炊いたご飯を投稿しています。

「緑の水玉」

母が送ってくれた豆を幼かった娘とおしゃべりしながら鞘から取り出したエピソードを交えて綴った投稿です。

気がつけば、あれから21年。

今年もまた母が畑で育てたグリーンピースを分けてくれて、それをこうして味わっています。

21年という時間が流れても、母が元気に畑仕事を続けていてくれること。
季節ごとの恵みを変わらず受け取れること。

それは当たり前ではなく、とてもありがたいことだなと思います。

一方で、私たちの生活は少しずつ変わりました。

ブログを始めた頃は、子どもたちはまだ小さく(ちょ太にいたっては、まだ生まれてもおらず)、どんな場所へも家族4人でまるで動物の群れのようにいつも一緒に行動していました。

それが今では子どもたちもそれぞれの世界を持ち、この家から巣立ち、旦那さんと二人の生活に。

そんな風に変わったこともたくさんあります。

でも、季節が巡り、母のグリーンピースを味わい、こうして日々のごはんやお弁当を記録していることは、あの頃から変わっていません。

そしてこのブログも、長い間変わらず読んでくださっている方がいて、ポップアップなどで「見ています」と声をかけてくださる方もいらっしゃいます。

この小さな生活をどこかでそっと見守り、応援してくださる方がいること。

その存在にも支えられながら、こうして続けてくることができました。

いつも本当にありがとうございます。

変化していくことも、変わらず続いていくことも、どちらも私の「小さな生活」の大切な一部。

21年という時間をつつがなく重ねることができたことに感謝しながら、22年目もまたその日々を残していけたらと、「緑の水玉」を眺めながら思っています。

5月下旬

毎年、春の終わりと初夏の訪れを知らせてくれる、静岡市長田地区の桃。

この桃を見ると、
「ああ、もうそんな季節なんだな」と、初夏の足音が聞こえてくるようです。

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そんな長田の桃をはじめとした果樹園を営む親愛なるSファミリー。

桃の本格的な出荷が始まる前に、とお招きいただき、
「大収穫前祝い!」なんて言いながら、みんなで乾杯♪

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家族ぐるみ、まるで親戚のようなお付き合いをしているSファミリーとは、こうして折に触れて集まっています。会場はS家だったり、うちだったり、行ったり来たりしながら、気づけばもう20年以上。

その間に子どもたちは成長し、集まるメンバーや話題も少しずつ変わってきました。最近は健康の話も増えてきたアラフィフ四人衆+可愛いJC1名。

長い年月を重ね、いろんな変化もともに味わいながら、こうして変わらず美味しい食事を囲める関係を、しみじみ幸せに思う5月の終わりの夜でした。

28回目の結婚記念日

先日、お姉ちゃん夫婦と、4月から一人暮らしを始めたちょ太、旦那さんと私で食事に行きました。

もともとはゴールデンウィークに集まろうと話していたのですが、なかなか予定が合わず、改めてみんなの都合を合わせたら、その日がたまたま私たちの28回目の結婚記念日でした。

「結婚記念日だから集まろう」というわけではなく、偶然その日に。子供たちも、その日が私たちの結婚記念日だということは、多分気づいておらず、私もあえてアナウンスもせず。ただただ、結婚記念日に、こうして子供たちと一緒にご飯を食べられるということ自体、とても幸せなことだなぁと思っていました。

当日、私は昼間に別の用事があり、それが長引いてしまい、予約の時間に少し遅れてしまいました。「先に始めていてね」とLINEを入れて、急いで向かったのですが、個室へ入るとみんな揃って待っていてくれていました。

お待たせして申し訳ない、では乾杯しよう~!!、となったタイミングで、旦那さんが「ちょっとトイレ行ってくる」と席を立ちました。

「なんで今?待ってくれていた時間に行っておけばよかったのに。」と、私は自分の遅刻を置いておいて💦ちょっと呆れてしまって。と、お姉ちゃんの旦那さんまで「タイミング悪いですね(笑)」なんて同調してくれて、本当にそんな空気になっていたのですが、、、

戻ってきた旦那さんの手には、なんと!花束がありました。まさかのサプライズ。しかも、「毎日、幸せ、これからもよろしく。」との言葉まで添えてくれて。子どもたちも実は事前に裏で打ち合わせ済みで、「おめでとう」と一緒にお祝いしてくれました。感激。

そして、その花束の流れに続いて、「次は僕から。いつもありがとう。」と。今度はちょ太からプレゼントを渡されました。

実は、この一週間前にあった母の日は、完全にスルーだったちょ太。まあ、男の子なんてそんなもんだよな、元気でいてくれるのが何より、と思っていたので、本当にびっくり。

あとで聞いたら、この食事会の当日の昼間にお姉ちゃんに「母の日、何か贈った?」と聞かれて、そこで気づいたそう(笑)母の日自体に気が付いていなかった(笑)で、当日、お店に集合する前に準備してくれたそうです。

静岡のHUG COFFEEの1週間分のコーヒーセットとコーヒー羊羹。パッケージも紙袋も、シールまで本当にかっこよくて、細かいところまで世界観が作り込まれていて。グラフィックとして見てもすごく好きなデザインでした。「お母さん、こういうの好きそう」と考えながら選んでくれたのかな、なんて思ったりして、じーーん(涙)。

お姉ちゃんからは、母の日にスターバックスの電子チケットが届き、結果的に、子供たち二人から“コーヒー時間”を贈ってもらった今年の母の日になりました。

長い時間をかけて、家族の形も少しずつ変わってきました。

結婚と同時に、転勤で誰も知り合いのいない静岡にやってきて、かけがえのない宝物、2人の子どもたちに恵まれました。たくさんの幸せをもらいながら、時に悩み苦しみながら一生懸命向き合ってきた育児。28年の間に子どもたちは成長し、それぞれの場所で暮らし始めたり、新しい家族ができたり、、、そんなふうに積み重なった時間の先に、こういう日があるんだなぁ。

今後、子ども達から贈ってもらったコーヒータイムには、あの日のみんなで囲んだ食卓や贈ってもらった有難い気持ち、28年の時の積み重ねをコーヒーと共にしみじみと味わうことになるでしょう。

制作日誌

先日届いた、松屋銀座さんのディスプレイから解体されたデニムを使った作品の制作に、取りかかり始めました。

素材を前にイメージを広げながら、まずは小さなリボンを作っている最中です。

この松屋銀座さんとのアップサイクルの取り組みに限らずですが、一度役目を終えたものを、ただ別の形で使い直すということだけではなく、その素材だからこそ生まれる形や空気を、自分の想像力と手仕事で、しっかり作品として形にしていきたいと思っています。

時間も工程も惜しまずに、頭の中に浮かんだ景色を探りながら、少しずつ形にしていく感覚。

その過程そのものに、作り手として今とてもワクワクしています。

これから少しずつ、このデニムが変化していく様子も記録していけたらと思います。

ショウウインドウからアトリエへ

松屋銀座さんのウィンドウで使われていたデニムや刺繍のワッペンが、アトリエに届きました。

箱を開けると、あの華やかな銀座の景色が蘇るようで、布たちがまだその空気をまとっているようにも感じました。

松屋銀座さんの正面入口や売り場、地下鉄へ続く通路のウィンドウ。

たくさんの人が行き交う場所で、多くの人の目を引き、気持ちを高揚させながら、街や空間の一部になっていたものが、今こうして私の小さなアトリエにあることが、なんだかまだ不思議です。

広島・福山のデニム、群馬・桐生の刺繍。

生産者の方たちが手間と時間をかけて生み出したものたちは、その人々の思いごと宿っているような気がしています。

広島や群馬から銀座へ巡り、ひとつの美しい景色となり、役目を終えて解体され、今度はまた素材として静岡の私のもとへ。

これから丁寧に時間をかけながら、この素材たちが持つ時間や思いも受け取り、しっかりと次の形へつなげていけるよう向き合っていきたいと思います。

母の日に

春の景色の中に、
小さな花たちが咲いたようなブローチになりました。

この作品に使っている葉は、
義理の母が作った染め花のものです。

染料を調合し、
布を染め、
一枚ずつカットしながら、
コテを当てて立体に仕上げていく。

時間と手間をかけて作られた葉たち。

以前にご紹介した旦那さんのお母さんから受け取った葉がこうして、形になりました。

役目を終えたレザーの洋服や、
パールのアクセサリーなど、
それぞれ別の時間を過ごしてきた素材を、
義理の母が作ってくれた染め花の葉と合わせて、
小さな花束のようなブローチにしました。

今日は母の日。

毎日誰かを想い、支えながら、
日々を重ねている全てのお母さんたちに、
小さな花束を贈るような気持ちで投稿します。

4月下旬

いつも気にかけてくださるご近所のMさんが、お庭で育てているアヤメを届けてくださいました。

折にふれてお庭で育てている季節のものを分けてくださり、冬には水仙初夏にはバラ、ときにはナスやキュウリなどの野菜も。四季折々のお裾分けをくださる、ありがたい存在です。

いただいたアヤメをアトリエに飾ると、いつもの空間に、季節の気配とMさんのやさしい気持ちがふわりと漂います。

日々の散歩道に、野生の藤が道に覆いかぶさるように咲き始めました。

誰かに見てもらおうと咲き誇るわけではなく、自分の咲くタイミングを知って、静かにでも、美しく花を咲かせている。

何気ない日々のなかで、
自然や人のあたたかさに触れられること。
そっと満ち足りた気持ちを運んでくれる。

春の庭

庭のいちごが、実をつけていました。

去年、直売所で買って鉢で育てていたものを、実が終わったあと庭の片隅に植えたまま、正直ほとんど何の世話もしてこなかった。

それなのに、、、先日、気づいたら、こんなに可愛い実をつけていた。

何もしていなくても、ちゃんと季節を巡って実を結ぶ植物。

赤くて小さないちごの実に、なんだか励まされるような、癒されるような気持になる。

同じ庭の片隅では、少し前に旦那さんが苗を購入して植えたブルーベリーの木が、成長しながら可憐な花を咲かせています。

また、少し離れた場所では、数年前から育てているレモンの木にも、蕾や花がたくさん!

どちらも、まだ花の姿だけれど、この先、静かに実りへと向かっていくのだと思うと、植物が生きている気配に、こちらもそっと励まされるよう。

日々の暮らしの中で、こうした植物の小さな変化や生きている気配に触れられることが、なんでもない日常を、豊かにしてくれている気がします。