完成!

制作過程をご紹介しましたブローチが完成!

総制作時間は25時間15分なり。

制作こぼれ話

作品に使った蜂のブローチ。元は羽が黒っぽい樹脂で覆われていましたが、作品のトーンに合わせて、剥がさせて頂きました🙏丁寧に丁寧に剥がしていくと、内側に施されていた綺麗な細工がこんにちは。

蝋梅と山茶花

遊びに来てくれた友人がお庭から届けてくれた山茶花と蝋梅。冬(山茶花)から早春(蝋梅)へ季節が移り変わりつつあることを知らせてくれる。

お花と一緒にお土産に持って来てくれたピスタチオ&レモンケーキ。洒落たケーキ!どこのお店の?って聞いたら、何と、友人の手作りでした!

持ち運びの際に茎から取れてしまっていたお花を添えたら、初めからこうしてデコレーションされていたかのように可愛らしくお似合い♡

久しぶりに会えた時間。会えずにいた期間に体調を崩していた時もあったと聞き、元気になって本当に良かったと。お互いの近況報告しつつ、くだらない話もして、沢山笑って、季節の花を愛でながら美味しいケーキを頂いて、そんな時間を共有できた嬉しい午後のひと時でした。

制作日誌

昨日の春のような陽気から一転、真冬の寒さに…こんな日はアトリエにこもって、制作に集中。長らく取り組んでいるブローチの制作が、だいぶ捗りました。

使われなくなったアクセサリーやレザーの洋服から作ったコサージュ などおおよそのデコレーションが終わり、ベースにする革をジャケットから切り取りました✂️ここまでの総制作時間22時間。完成まであと少し!

以下は時間を巻き戻して、これまでの制作過程を。

晴れた日、暖房要らずのアトリエ窓辺のテーブルで日向ぼっこしながら作業を。

ビーズ刺繍を終えて、淡水パールを刺繍に入ったところ。分解したネックレスを使ってデコレーションに使う花のモチーフも作ります。ここまでの総作業時間10時間15分。

極小サイズのビーズを一粒ずつ縫い止める。ここまでで2時間30分。

制作スタートの頃。レースへの刺繍は安定感がイマイチで時間がかかります。ここまでの作業で1時間。

1つ1つ増やしていただき、3つ目を

お客様から届いた嬉しいお写真のご紹介が続きます。

先日、ガラスランプシェードをお届けさせていただいた神奈川のSさんより、ご自宅にシェードを飾ってくださったお写真をお送りいただきました。

ダイニングテーブルの上に、3つ並んだランプシェード。1つ1つ違う形のシェードですが、それもまたオリジナルな楽しさと調和があってとっても素敵!

3つが違う形というのは、ご依頼のタイミングも関係しているかもしれません。というのも、1度にまとめて選んでいただいたわけではなく、1つ、また1つと暮らしながら、もう1つ足してみよう。と思ったタイミングでご依頼くださったのです。(2つ目をご依頼くださった時の記録→暮らしの中に迎えていただきました

3つ目の今回、ご連絡いただいた当初は平たい形でとご希望を伺いました。ご希望に沿って、いくつかご提案させていただく過程で、お子さんも含めご家族4人で、既にお持ちの2点との相性やそれぞれのお好みを相談し合って、最終的にお選びいただいた3点目(一番手前)です。

メールでのやり取りから実際にお届けした後、お子さんも「いいね。」とおっしゃってくださっていると伺い、とても嬉しかったです。

1つ前にご紹介したNINOhouseから13年を経たメール然り、

Sさんからの3つ目のシェードのご依頼然り、

折しも、私にとって変化の真っ只中、satosatosaから独立し、NINO1本でやっていこうというタイミング。頑張ろう!と思う気持ちの一方、不安もあった時に、制作を通じて恵まれたご縁が変わらずに長く続いていることを実感する出来事でした。

活動の仕方は変わっても、制作するものに込める気持ちは変えることなくやっていけば大丈夫、と背中を押してもらったような出来事でした。ありがとうございました。

クリスマスプレゼント

少し時間を遡って、昨年のクリスマスイブの晩に思いがけず届いた嬉しいメールについて。ご許可いただきましたのでご紹介させていただきます。

「中村様

ご無沙汰しております。浜松の○○でございます。
その後いかがお過ごしでしょうか。
クリスマスという事で、以前お譲り頂きましたお家も健在で、本日も飾りながら夕食を迎える予定です。ふと思いつきでのご連絡、お許しください。

息子も21となり、現在は京都にて大学生活をエンジョイしております。
当時のピュアな部分は微塵も無くなりましたが、明るく元気に過ごしております。現在は、15歳の受験生の娘が、その後も大切に飾ってくれております。
どんぐり達も元気です。

またどこかでお会いできれば幸いです。

では良いクリスマスと、良いお年をお迎えください。」

メールを開いたとき、全てを読むまでもなく、初めのお名前でですぐに記憶が甦りました。2010年に手創り市に出店した際に出会った、男の子のお父さんだ!と。

モノ作りの喜びを感じたとても心に残る出来事で、下記の通り当時の「小さな生活」と、手創り市のブログ「つくり手の声」にもエピソードを綴らせていただきました。

あの時に好奇心いっぱいの眼差しで作品を観てくれた男の子が、もう大学生になって親元を離れて暮らしているんだなあ。まだ幼稚園に入る前だった娘さんは中学三年の受験生かあ…お子さんの成長を伺い、長い年月の流れを感じると同時に、それだけ長く時が流れた今も、NINOハウスが変わらずご家族の日々の傍らに置いていただき明かりを灯してもらっていることを知り、本当に嬉しかったです。

そして、この出来事をきっかけに、↑に挙げたエピソードを綴ったブログと、そこからリンクして、手創り市のサイトに寄せた文章も読み直したりして(商業的にモノをやり取りするだけでなく気持ちの交流をさせてもらった、というような内容)その時に思ったことを13年後に再確認し、モノ作りをしていく上で、自分が大切に思うことを改めて心に刻みました。

また、小出しhouseを選んでくれた息子さんや今も大切に飾ってくださる娘さん達の成長にはずかしくないように、私も作り手として成長していきたいなあとも思いました。

送ってくださったメールに添えられていた写真 
13年前の変わらぬ姿で明かりが灯っていました。
どんぐり君たちも元気!!
大切にしてくださり、本当にありがとうございます。

・・

私にはサンタさんは来なかったけれど、このメッセージとお写真が何よりのプレゼントだと感じた2023年クリスマスイブの晩の出来事でした。

リビングの窓から

冷たいけれど澄んだ空気の冬晴れの朝。こんな日はリビングの窓からの景色が一層美しい。

北側の大きな窓からは富士山

西側の窓からは街並みの向こうに広がる駿河湾と伊豆半島。

この景色が暮らしの中で常に望める幸せを毎日感じる。そして、この美しい景色を愛でることができるように作られたであろう、大きな窓を備えた家を51年前に建ててくれた初代オーナーTさんへの感謝も日々感じています。

その初代オーナーTさんとは、家へいらしてくださった後、もう一度お茶をご一緒する機会に恵まれ様々な話を交わしました。そして、その後程なく、残念ながらご病気の為にお亡くなりになられました。

もうお会いすることは叶いませんが、若い頃に文字通り心血注いで頑張って建てられたこの家には、今もTさんのスピリットが宿っていると感じています。大きな窓からの美しい景色を望む度、思うのです。素敵な今を建ててくださりありがとう、ご縁に恵まれ住ませてもらっています、ありがとう、と。

今日のお弁当

今日のお弁当

・鶏、たまごそぼろ

・ほうれん草のお浸し

・蕪の甘酢漬け

<メモ>これは旦那さんのお弁当。お弁当箱の中央に申し訳なさそうにちょこんと乗った謎の物体。ズームでご覧ください。↓

はてこれは???

その正体は、、、、極小サイズの茄子!笑

去年の夏、庭の片隅に旦那さんが植えた茄子とミニトマトとバジル。バジルは、びっくりするぐらいの豊作でしたが、それ以外は、ほとんど実を付けず。放置された状態で季節は流れ、夏から秋、そして冬へ。枯れ木のような状態になっていた茄子に、1月になって実が成った!!寒い中、枯れ木に極小サイズで健気に成っていがド根性茄子。旦那さんがどうしても食べたいと言って、自分でグリルしてそぼろ弁当に乗せていました。

シワシワな見た目はすごくシュール、、、思わず笑ってしまうのは私だけでしょうか?(旦那さんは大まじめに嬉しそうにお弁当に入れていました)

お味はどうだったのでしょう??帰ってきたら聞いてみたいと思います。

ちなみに、夏から放置のミニトマトも今になって実り始めました。どういうこと?

いっしょにあそぼうね

棚の整理をしていたら、こんなかわいい手紙を発掘^^

「いっしょにあそぼうね」とつたない文字で綴ったのは、10年以上前のこの人↓

今では、「いっしょにあそぼうね。」なんて可愛いセリフは言ってはくれませんが、部活の遠征などに帯同して「いっしょ」の時間を過ごしている。

毎週末のように親の出番があって忙しくもあるけれど、それもあと数か月。

部活を引退し、大学に進めば家を出るかもしれません。

部活がオフだった年末には駆け足で関東の大学をいくつか見学に行きました。

すぐ近くで頑張る姿を応援し、成長を見守れる時間、我が家で日常を共にできる時間ももうあとわずかかもしれません。

「いっしょ」に過ごせる「今」に感謝して大切にせねば。

庭の椿と花を育てる人

庭の椿の木から一輪、ガラス瓶に挿して部屋に飾る。

寒い冬空の下で静かに咲く姿がとても美しい、八重の花びらの白い椿。

後方の絵は、ご無沙汰していた方から思いがけず届いたポストカードを額装したもの。したためられていた温かなメッセージは、額装で簡単に読み返せなくなってしまったけれど、この絵を観ればすぐに思い出せるほど心に刻みました。

カードの裏側に、有本利夫「花を育てる人」と記されていました。

冬空に咲く椿の佇まいに通ずるような、静かで美しい絵。そして、希望を感じる絵。