畑のオクラ

濃淡の加減といい、

ざらついた質感といい、

モノクロの鉛筆画みたい。

収穫されないまま、

陽を浴び、風雨にさらされ続けた畑のオクラ。

出荷するには不格好であろう、

ぐにゃりと曲がった、

ありのままに成長した姿にも惹かれる。

自然のなせる業には、まったく人は敵わない。

++

その畑の横を通るたび、「カッコイイなあ。」と眺めていたオクラ。

できることならリースの材料に使いたいと、そちら方面に向かう度、多少のルート変更をしてでも、通い続けた畑。

お店を探し回っても、自分でいくら人工的に似たようなものを作ろうとしても、手に入れることは出来ないものですもの。。。

刈り取られてしまう前に、何とか畑の持ち主にお会いしたいと願った気持ちが晴れて叶い、先日、ついにお会いして頂けることになりました!

畑のおじさん、おばさんが、「こんなのリースに使えるのかね?」と不思議そうにしつつも、「持ってきな、持ってきな。」と二つ返事でご了承くださり、ありがとうございました!!

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