ものがたりのあるものづくり

思いがけず私に与えられたクリスマスプレゼント「読書週間」で読んだ本のうちの1冊。これは帰省している娘が持っていた本で、すごく良いと彼女のオススメ本でした。

彼女は、所属しているサークルの仲間にもこの本をオススメすべく、情報共有ラインにこの本について紹介するほどの熱の入れよう。

その時の紹介文章を保存する為?、一旦私のラインに送ってきました。その内容がモノづくりをする私にとって、とても嬉しいものでした。娘はこんな風に考えてモノを選んでいるんだな。一人暮らしで自由になるお金が決して多い訳ではない環境で、こうした思いを抱く18歳の娘を有り難く、頼もしく思う母です。

追記に娘が書いた本のレポートを本人の許可を得て転載させてもいました。本のご紹介を兼ねて大学一年生になった娘の価値観も記録しておきたいと思います。お時間ございましたらご覧ください↓


「ものがたりのあるものづくり」

著 山田 敏夫

こんばんは。経営学部一年の中村○○です!

私はYouTuberがエルメスやグッチなど高級ブランドで服を爆買いしている動画が苦手です。

みなさん、今、自分が着ている服がどこの国で作られたものか分かりますか?(夜だから、パジャマかもしれませんが、、笑)

この本の著者である山田敏夫氏はファクトリエという衣料品ブランドの社長です。また、春学期の「経営者から学ぶリーダーシップ」を取っていた人は一番最初に講演をしたかっこいい人と言ったら、分かると思います。

ベンチャー企業家として、最近、色々なところで講演しています。

最近、本が出たので、ファクトリエの魅力的な考え方を紹介します(^^)/

GUやUNIQLOなどのファストファッションが流行し、日本では「安いし、ワンシーズンしか着られない服でもいいんじゃない?」という売り方、買い方が歓迎されています。この流行は服の過剰供給を生み、なんと、日本での27億点の供給のうち約半分、14億点の服が余剰在庫となっています。さらに、ファストファッションは外国の工場で生産されているので、日本の工場は衰退傾向。日本のアパレル品の国産比率はたったの2%です。

私はこの数字に衝撃を受けました。

もう一つ、日本の工場が衰退する理由があります。それは最終下請け先である工場の利益の少なさです。誇れる技術を持つ日本の工場さえも経営難に追い込まれる最も大きな原因はアパレル業界での工場の地位の低さでした。

そんな中、ファクトリエは工場に価格を決定してもらい、タグに工場の名前を印字し、服を販売しています。これは本来ブランドイメージを守りたいアパレル業界のタブーなのですが、ファクトリエはやってのけています!

「つくり手の思いを感じ、洋服を買ってもらうこと」

手作りの雑貨、アクセサリーが好きな人は作っている人との繋がりを感じることができるから好きなのではないでしょうか。また、その繋がりがあることで、商品への愛情が生まれるのだと思います。

私は商品(服)の思い出として「いつ・どこで・だれと買ったか」大抵、覚えています。それに加えて、「だれが・どこで作られたものか」を語れることは素敵なことだなあと思います。

みなさんも自分の持ってる物を他の人に自慢できるような買い物をしてみてください😊

ちなみに、本にはファクトリエの理想を実現するまでに立ちはだかる壁がたくさん書かれているので是非読んでみて下さい!

2019年は責任を持てる消費者になります!

良いお年を🤗

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