お財布と共に贈る記憶

大学入学のお祝いにお母さんから娘さんへの贈り物としてオーダーを承った長財布。

入学式を終えたその足でお二人揃って我が家に打ち合わせにいらしてくださいました。真新しいスーツに身を包んだ娘さんは新入生というより、新社会人といってもおかしくないような大人っぽい美人さん。ハキハキとした受け答えで、迷いなく革や金具などをチョイスしてく様子が頼もしい、将来楽しみなお嬢さん。お好みを伺って出来上がったお財布もカッコイイ大人っぽい雰囲気です。

同時にお母さんご自身もお財布をオーダーをくださいました。

ご依頼主は透佳のsumiさん。これまでにオーダーくださったバッグやパスケースとリンクする革で手持ちの物との統一感も考慮されています。

そしてもう一つ、別のところでも統一感が。内側をみると、、、

お嬢さんのお財布に使った革をさりげなく。

私も同じ年頃の娘を持つ身ですので、この度のオーダーには努力を実らせ新たなステージへと進む我が子を思う母としての喜びを自分に重ねる部分もありました。節目の時に母が娘に贈るお祝いの品を作らせていただいて思いもひとしおの制作でした。更に、このオーダーにはお財布という目に見えるモノだけでなく記憶も贈りたいという母心を伺うにつけ、人生に刻まれる大切な記憶の1つを託していただき作り手としても母親としても光栄である一方、身の引き締まるような緊張もありました。

昨日無事に納品。出来上がりをお気に召していただけて安心しました。

sumiさん、この度も有難いご依頼をありがとうございまいした。Kちゃん、大学生活もその先に続く未来も輝くものになりますように!瞳に宿るパワーを感じました!!輝く未来をきっと作れると思います!フレーフレー!応援しています。ありがとうございました。

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