Мさん文庫より

最近読んだ本。

こちらは、ご近所の気の合うお友達・Мさん(78歳)から借りた本です。

Мさんのお宅には古典文学から絵本まで多種多様な本が並ぶ書庫があります。初めてその空間にお邪魔したのは、町内会の用事でお家に伺った時。普通(?)のお家に大学の文学部教授の研究室みたいなお部屋が存在していて、紙の匂いと時を重ねてきた空間が持っている魂のような気配、本にまつわるМさんのお話をする優しい声などがミックスされて、何だか自分が突然、映画の中のワンシーンに入り込んだような不思議な感覚がしたものです。

ご主人亡き後、沢山の本を処分されたそうですが、それでもさながら「小さな図書館」のような様相。難しそうな本もありますが、年は離れていても気が合う(と、一方的な私の想いですが(^^;)だけあって、私の大好きなフジコヘミングさんの本もあったり。自分が興味があるものプラスアルファでМさんのお薦めをお借りして読みました。

どれも全て良かったけれど、なかでも自分では選ばないけれどМさんが薦めてくれた画像手前の2冊が特に良かったな~。それは、いつも自分が触れているものとは違う言葉の世界に触れたから。だからこそ得られる思考が広がっていく感覚があったから。

と思っていたら、お借りしたフジコさんの本の中にもこんな一節が。タイムリーに飛び込んできた言葉もまた有難い。読書から実感して言葉が腑に落ちる瞬間。

さて、全て読了したので、また近々Мさん文庫へお邪魔させてもらおう。サトコ文庫からもいくつかの本をお持ちしつつ。。。

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