自然のなかで

10月・11月と続いた展示会、そしてその準備の長い制作期間。

Fossetさんの展示会初日の在廊を終え、静岡に戻った翌日、少し立ち止まって気持ちを切り替えたくなりました。そこで、友人のインスタグラムで見て気になっていた低山の登山に挑戦!

低山といえど、普段運動不足の私は息は切れるし、膝は笑うほどガクガク。楽な道のりではありません。でも、木々の緑、風の肌触り、川のせせらぎの音に触れていると、張り詰めていた気持ちが少しずつほどけていくのを感じました。

頂上に広がる景色は、苦しくても一歩一歩進んできた先の“ご褒美”のよう。

また、展示会で作品を並べた会場の風景や、お客様からいただいた温かい言葉の余韻を味わっていたタイミングでもあったので、登山の一歩一歩や目の前の景色が、日々の制作の積み重ねと自然に重なって見えました。

一針一針の地道な作業も、登山の一歩一歩も、先が見えない時間があります。

それでも積み重ねることで、ふと視界が開け、努力の先にある景色や喜びを実感できるということを、目の前に広がる素晴らしい景色が教えてくれているようでした。

気分転換に出かけた登山でしたが、展示会の余韻と重なったことで、普段の小さな作業の価値や、一歩一歩の大切さをあらためて確認できた時間になりました。

Fossetさんの展示会スタートしています

Fossetさんでの展示会が11月29日より、おかげさまで無事にスタートしております。
初日は一日在店し、作品をご覧にお越しくださった多くの方々とお話をさせていただき、胸がいっぱいになる一日となりました。

作品に向き合いながら、植物へのまなざしや制作の過程について熱心に耳を傾けてくださる方が多く、「作り手の話を聞くと、作品の見え方が変わる」そういったお言葉をいただけたことは、在店させていただいたからこその有難いひと時となりました。

そして今回も、この「小さな生活」に長くお付き合いくださっている方々が、遠方からわざわざ愛知まで足を運んでくださいました。

初日には思いがけないご来店に胸がいっぱいになったのに続き、平日にもまた別の方がお越しくださったとFossetさんから伺い、言葉では足りないほどの感謝の気持ちで満たされています。

静かに綴ってきたこのブログに、長い時間寄り添うように読み続けてくださり、今回の展示にもこうして足を運んで作品をご覧いただけること。そのひとつひとつが、どれほど大きな励ましになっているか、計り知れません。いつも本当にありがとうございます。

出品しましたリースやスワッグをブログにお付き合いくださっている皆さまにも、画像でご紹介させていただきます。展示の雰囲気を少しでも感じていただけたら嬉しいです。また、インスタグラムでは初日の朝、全作品が揃った店内の様子も動画でご紹介しております。お時間ございましたらご覧いただけましたら嬉しいです。

今回の展示では、これら作品のほか、アップサイクルのアクセサリーや、ガラスの器をリメイクしたランプシェードなども出品しています。リースやスワッグは有難いことに残りが少なくなりつつありますが、追加納品(12月13日を予定)も致します。

会期は12月20日まで。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

ひょんな会話から

先日、もうすぐ結婚する娘が、長崎ひとり旅のお土産を届けてくれました。五島列島名産かんころ餅とお酒。

知らない景色の中で1人静かに過ごし、これまでとこれからに思いを巡らせた時間だったのだろうなと感じました。

既に娘は彼と一緒に暮らしていますので、一週間の自由な旅を気持ちよく送り出してくれた彼にも、ありがたさを覚えました。

旅行中の娘から届いた写真から

後日、二人が家に来た時、彼に「忙しいのに、気ままに1人旅なんか行っちゃって、ごめんね(家事の負担をかけたり、自分だけ楽しんでしまったり.そんな気持ちを込めて。)」と言ったところ、

彼からはこんな言葉が返ってきました。「行く先々の写真を、今ここにいるって送ってきてくれてたから、安心してましたよ。」

その返事で、彼は家事や負担のことなど少しも気にしていなくて、私からの「ごめんね。」を一人旅で心配かけちゃってごめんね。と捉えていたのだと分かりました。

翻って、私だったら……もし旦那さんが「一週間ひとり旅に行ってくる」と言ったら、相手の心配より自分の都合が先に立ってしまう器の小さい人間です😅

先日のエピソードに続き、ひょんな会話から、娘を大切に思ってくれているんだなと改めて感じ、また、自分の負担を気にしたり、パートナーを束縛したりしたいおおらかな人柄を垣間見れて、ありがたい気持ちでいっぱいになった出来事です。

「1人酒場デビューーしました!」と届いた写真^ ^

19歳おめでとう

少し時間を遡って、10月29日。

ちょ太が19歳の誕生日を迎えました。

「誕生日プレゼント、何がいい?」と聞いたら、

なんと!「電気シェーバーが欲しい」と。

プレゼントした電気シェーバーと、
3歳の誕生日、16年前のちょ太

ろうそくを灯したケーキの前で瞳をキラキラさせていた可愛い子が、

髭剃りを欲しがる年齢になったなんて、、、感慨深い。

19年、それぞれの時期を思い返せば、

近所の友達と朝から日が暮れるまで遊び回っていた小学生時代、

部活中心で厳しい練習にも懸命に取り組んだ中高時代、

受験を乗り越えたあの時。

そして、大学生になり、友人に恵まれて自分の世界を築いていこうとしている姿。

そうした成長の日々を見守ってこれたことが何よりの幸せで

健康に成長してくれたことが何より有難い。

ちょ太、心身ともに元気に成長してくれてありがとう。

19歳のお誕生日おめでとう。

気持ち新たに

松屋銀座さんでの展示を終えて、
少しずつ気持ちを冬のリースの制作へと。

朝の森を歩きながら、
見上げた大木の葉や、足元の木の実のかたち、
冷たく澄んだ空気を感じて、
自分の中のモードも少しずつ切り替わっていきます。

あまり器用な方ではなく、
東京での日々から戻ってもしばらくは、
どこか放心状態のような時間がありましたが、
こうして自然の中を歩くうちに、
少しずつ次の制作へと心のスイッチが
入っていくのを感じています。

ただ素材を買ってつくるのではなく、
森で見た景色や感じた空気、
季節の気配も一緒に、作品の中へ
折り込んでいけたらと思います。

11月29日からスタートするFossetさんでの展示に向けて制作を進めてまいります。

ありがとうございました

松屋銀座さんでのポップアップ、
おかげさまで無事に終了いたしました。

たくさんの方にお越しいただき、
本当にありがとうございました。

初日は想像を超えるほど多くの方が足を運んでくださって、
この日のために時間を調整して来てくださったお気持ちが伝わり、胸がいっぱいに。

おかげさまで、最高のスタートを切ることができました。

会期を通じて、
はじめましての方、ずっと見守ってくださっている方、
その瞬間にしか生まれないご縁を通して、
たくさんの有難いお言葉と笑顔をいただきました。

作品そのものだけでなく、
アップサイクルという背景や考え方にも耳を傾けてくださる方が多く、
心強く、励まされました。

静岡のアトリエでひとつひとつデザインを考え、
時に産みの苦しみを味わいながらも丁寧に形にしてきた作品たちが、
多くの方の手に渡っていく光景は、今も心に焼き付いています。

東京から戻って数日たった今でも、
会場で感じたあの空気や、
皆さまから伝わってきたあたたかな体温のようなものが、
まだ鮮明に残っています。

直接お会いできたからこそ感じられた、
かけがえのない時間でした。

今回も、ブログを通して長くお付き合いくださっている方々が、
たくさんお運びくださいました。

中には会期中に二度お越しくださる方もいらして、
有難さに店頭で胸がいっぱいになりました。

長い年月を経て続いているこのご縁に、
あらためて支えられていることを実感しています。

慣れない東京での接客に緊張するなか、
まるで家族に会えたような安心感をくださる皆さまの存在が、
いつも私の背中を押してくれています。

そして今回、店頭でサポートしてくださったМさんとのご縁も、
最初はこのブログがきっかけでした。

ブログを通して出会えたたくさんの方々とのつながりに、
どれほど支えていただいているかを感じた一週間でもありました。

この画面の向こうで、
長年にわたりお付き合いくださっている皆さまに、
心より感謝申し上げます。

無事に出店を終え、
また静岡のアトリエで、
ひとつずつ作品を生み出す日々に戻ります。

改めて、足を運んでくださった皆さま。
遠くから見守ってくださった皆さま。
そして長くこのブログでつながってくださっている皆さまへ。

本当にありがとうございました。

最終日に搬出を終え、静岡へ戻る直前に、
充実感と感謝の気持ちで見上げた夜の松屋銀座。
光に照らされた建物を見上げながら、
この一週間の出来事を静かに思い返していました。

週末もありがとうございました。

松屋銀座さんでのポップアップも、無事に5日目を終えることができました。週末はあいにくの雨模様でしたが、遠方からも足を運んでくださった方も多く、心より感謝申し上げます。

この週末は、大学1年生になったちょ太が手伝いに来てくれました。拙い接客ではありましたが、親に言われたからというよりも、彼なりに「販売の仕事」として受け止め、一生懸命お客様に声をかけている姿がありました。その様子を見て、少し見直したような、そしてなんだか頼もしい気持ちにもなりました。

実際はまだまだでしたが、その場にいらしたお客様が「えらいね」とまるで母のようにあたたかく見守ってくださったり、

長いお付き合いのお客様が、アップサイクルについてちょ太にレクチャーしくださる場面もありました。中には「これからも頑張ってね」と、彼の将来を応援してくださる方もいて、そのひとつひとつの言葉が本当にありがたく、彼の心にも残ったことと思います。

今回の手伝いは、戦力というより、ちょ太に東京や銀座の空気を感じてもらい、海外からのお客様も含め、作品をご覧下さる方とのやりとりなど、いろいろな価値観や視点に触れてもらう機会になればと思ってお願いしたものでした。

普段は私が自宅内のアトリエに籠って、一人で朝から晩まで制作している、アップサイクル作品が、その先でどんなふうに繋がっていくのか、そうしたひとつひとつを感じてもらえたことが、母として何よりうれしく思います。

昨日は旦那さんのサポートもあり3人体制で臨み、これまでよりもゆっくりお話しできた方も多く、

午後には娘も少し顔を出してくれて、家族でお客様にご挨拶させていただける場面もありました。

いつもブログを見てくださっている方にお会いできたことも、とても嬉しいひとときでした。

会期は残すところあと2日となりました。

たくさんの方に支えていただいていることを感じながら、

最後まで大切に店頭に立ちたいと思います。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

おかげさまで

松屋銀座でのポップアップ、無事にスタートしております。2日目を終え、作品を通してさまざまな出会いがあり、そのたびに改めて感じるのは、長くブログにお付き合いくださっている方々の多さです。

子どもたちがまだ小さかった頃からこの場所を見守ってくださっている方、時を重ねながら、変化していく作品や日々のことをずっと見届けてくださっている方。

会場でお話ししていると、そんなあたたかく、有難いお付き合いの積み重ねをしみじみと感じ、心の中で何度も「ありがとうございます」とつぶやいております。

週末は、成長した子どもたちも手伝いに来る予定ですが、娘の方は仕事の都合で立てるかどうかが少し怪しくなってきました。もしかすると、遊びに顔を出す程度になるかもしれません。

息子は予定通りですので、子どもたちの成長を見守ってくださっている方々にご挨拶できましたら幸いです。

長い時間をかけて育ててきた作品たち、そしてその歩みを見守ってくださる皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。

お手伝いちょ太くん

松屋銀座さんの出店まで1週間となり準備に追われていたところ、いつもは私にツンデレなちょ太が手伝ってくれた!

会期中お買い上げくださったお客様にプレゼントする、オリジナルパンダクロスとショップカードを袋詰めしてくれました。

助かる~~

お手伝いの成果

子育てをしていると、成長した今の姿の向こうに、幼い頃の姿が重なることがあります。

そんなことが、この日も。出店前の準備を手伝ってくれたちょ太の姿に、私の脳内思い出アルバムのページがどんどん過去へ遡り、14年前へ。

発見!幼き日のちょ太が、同じようにイベント前の準備をお手伝いしてくれている姿。

小さなお手手、真剣なまなざしで、イベントの補助券にハンコを押してくれている4歳のちょ太。か、かわいい~♡

そして、もう1シーン。こちらも蘇った脳内思い出アルバムから辿り着きました。楽しみ持ちのだんなさんがキャラメルポップコーンでイベントに出させてもらった時に子ども店長としてお手伝いした8歳のちょ太。エプロン姿がたまらん♡

今では私にはツンデレ18歳、こんな可愛らしい姿は遠い過去の記憶となりつつあるなかで、お手伝いちょ太くんが蘇る。来週からの松屋銀座さんに週末だけスタッフとしてお手伝いに来てくれることになりました。大学生になったちょ太が社会勉強させていただける機会と思い、私から声をかけたところ、意外にもOKの返事(バイト代はしっかり請求されました(^^;))。シャイな理系男子、接客はままならないことと思いますが、まじめには取り組むはずですので、もし会期中の土日にお越しくださる方がいらっしゃいましたら、温かい目でお付き合いいただけましたら幸いです。仕事の都合次第ですが、週末はお姉ちゃんも手伝いに来てくれる予定。親子で店頭に立つ日がくるとは、、、母は感慨無量です。親孝行な子どもたちよ、ありがとう。

この場所で

リフォーム完了のアトリエの様子を動画にてインスタグラムでご紹介しています。各コーナーの配置や、夜の灯りを灯した雰囲気をお伝えしております。お時間ございましたらご覧いただけましたら嬉しいです→⭐︎

いつかこの場所を、作品とともにお客様をお迎えできるギャラリーのようなスペースに育てていけたらと思っています。