リース色々と出来あがっています!

吊るして飾るボールリース。部屋に植物が浮かんでいる様子が面白い。

昨年から作り始めた「植物+古いモノ」シリーズの1つ。

教会の倉庫に長年、眠っていたというデッドストックの聖母子像を白い小花のリースに併せて。白い小花はその名もハハコグサ(母子草)。

リビングに飾っているお気に入りの絵をイメージの源に作ったリース。スモークツリーの儚げな感じが好き。

このリースに限らず、絵を描くような気持ちで植物の色や質感、形を重ねながら作っています。

手のひらサイズの華奢なリース。

こちらも「植物+古いモノ」シリーズ。繊細な植物を緻密に配しました。中央にはこちらの鹿を。壊れても大切に保存してきたモノを託してくださったSさんのお気持ちも木彫りの鹿と植物と共にまあるく1つのリースにしました。

リース制作の日々

11月に入ってから、satosatosaの制作はしばしお休みして、この時期の毎年恒例、リースの制作をしています。

そんな日々の切り取り。

いつもの公園にどんぐり拾いに行った日、見上げた秋空。

植物で満ちたアトリエ。ほのかに香るハーブや自然の色彩を愛でながらの制作。

母が育てたオクラのドライ。お店には並ばないようなあるがままの形が愛おしい。

私のリースの素材用の為に栽培した一部のオクラは夏の収穫時を見送り、秋まで育ててドライにしたものを送ってくれた。いつもいつもありがとう。

託された品々

大学時代からの友人 フジコちゃんがsatosatosaに託してくれたバッグやアクセサリー。岐阜からわざわざ宅配で送ってくれました。

事前に「送るね」と連絡があったけど、箱を開けたら、ヴィトンやセリーヌなど高価なものまで入っていて、びっくり!

たとえ今は使っていなくても、社会人になったばかりの娘ちゃんもいるし、また出番が来るのでは⁇ そう思って、慌てて電話したら、その娘ちゃんも「satosatosaで使ってもらって。」と言ってくれていると。
何と有り難い。

昭和の時代に流行したメタルバッグ。フジコちゃんの持ち物だけでなく、フジコちゃんのお母さんのバッグやアクセサリーも一緒に託してくれました。

黒いビーズのバッグは4℃のものだそう。友人の結婚式のおよばれで何度も使ったバッグだとか。そうした思い出と共に、大切に保管されていた品々。

「できることなら 聡ちゃんの力でこの世界をもう少し楽しませてあげて♡」

添えられていたカードにしたためられたメッセージを何度も何度も読み返し、感謝と共に、satosatosaの創作を通じてモノを活かすだけでなく、モノに宿るこうした想いも活かし繋げていくんだ!と、改めて心に誓うのでした。

可愛らしいバンビちゃんと木彫りの鹿。

こちらも託して頂いた品です。

公私ともにお世話になっているFAUCHONのSさんから。先日、お会いした時にNINOのリースで使えたら、、、と仰ってくださいました。

木彫りの鹿は割れてしまった箇所があり、接着剤で補修して手元に残してあったものだそうです。

昨年から「植物+古いモノ」シリーズでリースを作り始めたことを気に留めて下さって、こうして修理して大切に保管してあったものを託してくださいました。バンビちゃんは、お店で見つけたものをわざわざ購入してプレゼントしてくださいました。

ああ、、、有難い。

今年もリースの展示のお声がけをフォセットさんから頂いているので、この2匹の可愛い子は、植物とsさんのお気持ちと共に、一つのリースになってお披露目させていただきたいと思います。

深めた思い

前の投稿で3回に分けてで綴った「嬉しい嬉しいお客様」、この出来事を通じて深めた思いがある。

購入した当時で既に築43年になっていた私たちの家。市場では既に建物としてのは価値が低く不動産情報サイトで見つけた時には、ほぼ土地のみの金額。長い間買い手がつかないまま、前オーナーが幾度か値下げを試みて売りに出していた状況だった。

購入する私達にとっては金銭的に助かり有難いことだけど、別の視点で見れば、まだまだ立派に使える建物、工夫して手を加えれば自分達らしい暮らしが叶えれれる素敵な建物が無価値のように扱われている現実。

そして、市場の価値とは裏腹にその建物を彩り豊かな思い出と共に大切な場所として心に刻んでいる方が存在している。その方が、48年の歳月を経た建物が、部屋のしつらえを変えながらも今も大切に使われいる様子を見て喜んでくださった姿を目の当たりにして、思うところがあった。

自宅のリノベーションに限らず、暮らしのなかやNINO、satosatosaでずっとやり続けてきたこと、例えば、椅子の座面を何度も張り替えて使い続けていくことや、古いガラスの器をリメイクしたランプシェード、海岸のゴミ扱いの流木を使った小出し、使われなくなったり一部が破損してしまったアクセサリーから新たなカタチを生み出すsatosatosa、、、

私達が手を加え作り変えてきた愛すべき古いモノのその先には、時に流れの中で関わってきた人の存在があり、思いがあるということ。

目には見えなくとも確かにある、そうした元の持ち主の存在や思いを感じながら、時を経てきたモノへの敬意をもって暮らしや制作活動を送っていきたい。

また、世間一般の価値観に囚われることなく、古いモノや使われなくなったモノに独自の視点で価値を見出し、創意工夫することにより新たな価値を与えていきたい。

現在、制作に取り組んでいるsatosaotsa作品、ブローチ「オナガドリ」。長~~~い尾のそこかしこに、色々な人達からsatosatosaに引き継がれたアクセサリーをちりばめている。

2021年もFossetさんの入り口に


昨年末にリースの展示会でお世話になったFossetさんとは、もう長いお付き合い。

展示でお世話になるようになったここ数年よりも更に遡って、お店をオープンなさる時に入り口に飾るリースをオーダー頂いて以来のお付き合いです。

それから、毎年お店の周年記念のタイミングごとにリースを納めさせていただき、お店の顔である入り口に飾っていただくようになりました。

2021年も、変わらず私の作品を選んで下さりお店に飾って下さっています。(今年は、リースではなく初のスワッグ)


店主の白取さんは、つい先日に双子の赤ちゃんを出産されて上のお兄ちゃんとあわせて3人のお母さんになられました。

昨年末のリースの展示では、臨月間際で身体が大変だったと思いますが、期間中ずっと変わらぬ笑顔でお仕事を頑張っている姿を間近で拝見していたので、無事ご出産のお知らせを頂いた際はとても安心し嬉しく思いました。おめでとうございます!!

スワッグ君、しばらく育児休暇中の白取さんや留守を守るスタッフの皆さんに、間接的にでもお役に立てるよう日々、入り口であなたのお仕事をがんばるのですよ。お客様に気持ちよくお立ち寄りいただけるよう、「ようこそ。いらっしゃいませ。」とお迎えするのですよ。

ありがとうございました

フォセットさんでのリースの展示がお蔭様で無事に終了しました。暮れの忙しい時期、またコロナ禍にもかかわらず沢山の方々にご覧いただき心から感謝の気持ちです。嬉しいご感想も多く頂き、これからも続く制作にエネルギーを頂きました。ありがとうございました。


今回、沢山の方々にご覧いただき、嬉しいお言葉を頂戴し改めて思いました。


私の制作はどこかで習ったり勉強したものでもなく、ただただ何かを創ることが好きだという気持ちから始まり独学で今日まで続けてきたものですが、制作する意味が自分の満足以外に見てくださる方の心に何か明るく作用することが出来たら幸いだと。その為には、自分の世界を追求し、効率や量産に気持ちを奪われることなく、心を込めた丁寧な制作をしていきたいと。この展示を終えて改めて心に誓っています。

お世話になりましたFossetさん、美しい作品とご一緒させていただきましたmotonagaさん、美味しいモノで彩を添えて下さったみなさまにも感謝しております。ありがとうございました。

画像は、展示会場の一角、ユーカリミルフィーユとアーティチョークの綿毛を使った「冬景色リース」のコーナです。

アンティークシャンデリアのガラスパーツやフォセットさんに常設なさっているガラス作家さんの作品「しずく」と共に展示しました。

以前にも綴りましたが、このユーカリの葉は小泉豊次郎さんのお庭の木から分けて頂きました。その日は冷たい雨が降る日で、そんな中、奥さんのTえさんが雨具を着て雨に濡れながら大木から枝を切ってくださいました。そんな作品のバックグラウンド、冬の雨景色とTえさんへの感謝の気持ちを空間も含めて表現したいと思いこのようなカタチになりました。

また、展示空間全体の様子(動画)もご紹介したいと投稿を試みましたが、動画を投稿する方法が分からず、、、(涙)インスタグラムの方には投稿出来ましたので、もしお時間ございましたらsatosatosaのインスタグラムでご覧いただけましたら幸いです。

大切にしていることを見失わないように

お花畑でお昼寝する赤ちゃん^^

制作したリースの後ろに娘が赤ちゃんだった時の写真を忍ばせてみました。21年前の生まれたばかりの娘、可愛い♡

リースをこんな風にフォトフレームみたいに使うのもいいなあ。今年はイメージのままで終わってしまうけれど、来年はフォトフレームにもなるリースを形にしたいなあ。。。

リボン付き箱入りリース。小さなメッセージカードも添えてお届けします。

贈り物にもおすすめの一品です。

↑でご紹介した2作品を含め、いくつかをフォセットさんに追加納品しております。

納品でお店に伺うたびに、展示してあったリースがいくつか旅立っています。数が少なくなってしまった中からもお気に入りを見つけて下さり有難く感謝の気持ちになります。

わざわざお運びくださる方にお楽しみ頂けますよう可能な限り追加で納品したいと思いながらも、納品の間隔を2日ぐらい頂いてやっとこの1つの作品が出来上がるというお仕事としてはダメダメのペース。ですが、自分の中で大切にしていることは見失わないようにスピードや量産よりも一点一点の作品を丁寧に作っています。

展示期間は今週末までとなりました、お近くにいらっしゃる際はお立ち寄りいただけましたら幸いです。


NINO + motonaga展
2020.11.28(土) –  12.20(日)
11:00-18:00
木・日は17:00まで
水曜定休

母が送ってくれたオクラを使って

先日、母から送られてきた愛情便に入っていたドライのオクラを早速、リースの一部に使わせてもらいました。

ユーカリの葉と馴染んで、画像では分かりにくいかもしれませんが、下の方に2本使っています。自然にカーブしたオクラの形が、リースの流れるようなラインを作るのに一役かってくれています。

こちらには3本!沢山作って送ってくれたので、思う存分使えてありがたいです。

リース展示会のご案内

リースの展示会のご案内です。

今年もFossetさんにてお世話になります。水引の作家さんとの2人展です。水引のアクセサリーとは興味深々。Fossetさんが作って下さったDМのお写真を拝見するにつけ、その繊細な様子に今から実物を拝見するのを出展者でありながら楽しみにしている私です。期間中は美味しいお菓子も色々と並ぶそうです。

年末にリースの展示をさせていただくようになって今年で6年目。Fossetさんに「今年もNINOさんのリースの展示はありますか?」とお問合せくださるお客様がいらっしゃるそうで本当に有難く思っております。楽しみに待ってくださるかたの存在がどれだけ制作の励みになっていることか。

また、世の中には沢山の作家さんがいる中で、変わらず私にお声をかけてくださるFossetさんにも感謝しております。

こうした感謝の気持ちと、リースの素材である植物(自然の造形)に対する敬意、また自分自身の制作に対する真摯な姿勢を忘れず、丁寧な作品を生み出すことを心掛けて制作しています。

今週末28日(土)~12月20日(日)までの開催です。ご都合よろしければお運び頂けましたら幸いです。

植物+古いモノ

ふと閃いて、リースのアイディアが!

「植物+古いモノ」


新しいアイディアに自分でもワクワク♪

私が好きで集めた古いモノ、時を重ねてきたからこそ醸し出す雰囲気と植物はきっと相性が良いはず!

古いモノを組み合わせる作風はsatosatosaの制作でも続けてきた得意分野!

早速、チェストの引き出しに大切にしまってあったアレコレを出してきて、どんな植物に組み合わせようか楽しい妄想を繰り広げる。

そうして出来上がった「植物+古いモノ」シリーズ第一作品。

ハハコグサ+陶器製の鳩の置き物

繊細なリースに平和の象徴、白い鳩の羽ばたき🕊
小さな小さなハハコグサの花をぎっしりと詰めました。

ドアに掛けた時の様子。小さなサイズですが意外と存在感があります。

こちらもハハコグサのリース。中央に真鍮の鐘をつるして。穏やかな日々を願う。


パンパスグラス+木彫りの鹿(made in Kenya)

熱帯のアフリカからやってきた鹿が冬景色のなかに佇む。

直径約30cm 大きめのサイズです。

ガラスランプシェードの温かな光とも良く合う、植物+古いモノシリーズのリース。