整理整頓と模様替え

上手く纏まらない思考の整理は、じっと椅子に座っていても良い方へは向かないから、掃除で体を動かしながら、悲しい出来事の捉え方と、今後どう行動していくべきか考える。

もう数年来、細かいけれど数々感じる違和感に折り合いをつけながら、自分のすべきことを誠実にやってきたつもりだったけど、そんな自分の年月が空しく思える悲しい事実に何気ない会話から気が付いたのは、一歩踏み出せない私の背中を神様が荒療治で押してくれたのかも。

目に見える景色と心は繋がっている。部屋を整え、久しぶりにリビングの模様替えもして気分を転換。

ずっと寝室に飾っていた幼き頃の娘が描いた絵をリビングに。

長年、お気に入りの本を並べていたスペースは自然の造形美コレクションにチェンジ。

400kmの道程の途中

先週の土曜日のこと。愛知に住む友人が自転車の400kmレース(豊橋←→静岡)参加途中に我が家に寄ってくれました。

この暑さの中、ひたすら自転車を漕ぎ続ける過酷なレース。制限時間もあるので、徹夜で走り続けなければならないのだとか。という訳で、30分程度の短い滞在でしたが、さーっとシャワーを浴びてもらってから食事を一緒にし、限られた貴重な時間を共にしました。

ちょうど折り返し地点付近の我が家、この時には既に炎天下の自転車移動200kmのタイミング、疲労も相当なものだったでしょうが、不思議と表情はいきいき輝いており、尽きない話に花が咲きました。それは肉体的な疲れにも勝る、自分のやりたいことに人生の時間を使っている精神の充実の表れなのかなあと思ったり。

20代の頃からの付き合い。お互い歳を重ねたけど、重ねた時間があったからこその輝きがあって、久しぶりの再会がとっても嬉しい時間になりました。

お守り指輪


少し日が経ってしまいましたが、先月の大阪出店での嬉しい有難い出来事の記録を。

もう5年以上、ずーっと着けているピンクの石のリング

これは、この「小さな生活」を通じてご縁があった奈良のT様より送っていた頂いた品。使われなくなった沢山のアクセサリーをsatosatosaに託してくださったうちの1つです。「もし気に入ったものがあれば聡子さんが使ってくださっても」と手紙に添えてくださったお言葉に甘え、そのままの形で私が引き継がせてもらっています。

クラッシックなデザインと石の色が好きなのもありますが、T様をはじめ応援してくださる方々へ感謝の気持ちを忘れないよう、また、制作(のみならず日々)を励ましてくれる存在としてお守り代わりにずーっと身に着けています。

T様が託してくださったアクセサリーの数々


先月のsatosatosa関西初出店にあたり、作品の一部となり新たなカタチになったアクセサリーをご覧いただきたい気持ちがあり、T様にご案内差し上げようか迷いましたが、ここ数年はご無沙汰しており、今もブログにお付き合いいただいているか分からない状況。ご案内することで逆にご負担になってしまっては申し訳ないと、そっと大阪へ行きました。


展示も数日を過ぎた頃、お昼休憩から戻った私にとっても上品な女性が「中村聡子さんですか?Tです。」と声をかけてくださいました。T、、、そう、あのT様だったのです!もう、大感激!!今もブログをご覧くださっていたんだ!!しかも、わざわざ奈良から来てくださったなんて!!

大阪出発前から秘めていた願いが叶った瞬間でした。T様にお会いできてお礼をお伝えできたこと、作品を直にご覧いただけたこと、なんと有難かったことか!そして、私のこの手を見せながら、頂いた指輪をお守り代わりに着けさせてもらっているとの報告もできて感無量。

託してくださったアクセサリーを使って生まれた新しいカタチ(販売済みのものもあり)

今も(これからも)私の指にあるピンクの石に込める感謝と使われなくなったものを創造で次の方へ繋げていこう!という思いをより深めた出来事でした。

大阪でも静岡でも感謝

satosatosaの阪急うめだスークでの出店が14日から無事にスタートしました。

関西のお客様のウイットに富んだトークに笑いがいっぱい!また、リピーターのお客様や友人など遠方からのご来店に嬉しいサプライズ。

笑いと感謝の絶えないスタートに大阪での1週間がますます楽しみになっています。

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感謝と言えば、静岡の家族にも。

それぞれ仕事や学校で忙しいなか、家事を分担して頑張ってくれている。

昨日の晩御飯は、休日コックさん改め、毎日コックさんの中華ディナーだった模様。

相変わらず帰宅時間の遅いちょ太は、20時半過ぎの帰宅。疲れて帰ってくるのを分かっているだけに、汗だくの練習着の洗濯など1週間の家族の不便を思いながら、それでも、快く送り出してくれた家族に感謝。

大阪でも静岡でもありがとう。

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さて、展示販売会も3日目を迎えました。窓の外は梅雨とは思えぬ明るい陽の光がさしています。今日もお運びくださる皆様や静岡で頑張ってくれている家族に感謝しながら大阪でsatosatosaをご覧いただける時間を大切に過ごしたいと思います。

銀婚式

先日、結婚25周年で銀婚式を迎えました。学生時代からの結婚するまでの5年余りも含めると、もう30年以上の付き合いになりました。大学生だった二人が今では白髪が目立ち始め、老眼鏡のお世話になる50代に。

数字や容姿の変化をみればとても長く一緒に居たんだなあと思うけれど、感覚的にはあっという間で、今でもちっとも飽きることなく普通の毎日を面白く暮らせるのは楽しみ持ちさんのお陰です。

日曜日、午後八時を過ぎた今も、youtube先生のお料理教室を見ながらキッチンに立って特製餃子を作ってくれている楽しみ持ちさん。これからちょっと遅めの晩御飯、家族で餃子パーティーです。

チーズ入り、海老入り、プレーンと3種類の具ですって!手間を惜しまず、皆が喜んでくれる事を重視の楽しみ持ちさん。スピードクッキングの私とは違うお食事で子どもたちはいつも嬉しそう。

この「小さな生活」のサブタイトル、「少しの工夫と心掛けでささやかながらも楽しい毎日」を続けられていることの立役者!!本当にいつもありがとう。26年目以降もささやかながらも楽しい毎日を、健康に末永く一緒に、よろしくお願いします。

お花、ありがとう。

暮らしのなかに迎えていただきました

先日、嬉しいお写真とメッセージが届きました。

活き活きとしたグリーンや部屋のしつらえから丁寧な暮らしが伝わってくるダイニングの天井に2つ並んだNINOのガラスランプシェード。

お送りくださったのは、このブログに長年お付き合いくださっている神奈川にお住いのSさん。以前からランプシェードを1つお使いくださっていたのに加え、この4月に新たにもう1つご購入くださり、こうして天井にレールを取り付けてシェードを2つ並べてお使いくださっている様子を送ってくださいました。また、更に、もう1つ足して3つシェードを並べることも検討中との有難いお話も伺いました。

私がモノ作りを続けていられるのは、想像したものを手を動かしてカタチにしていくことが好きなのもさることながら、

私自身がとても大切に思っている「普通の毎日」に、私の作ったモノを通じてささやかでも彩りを添えられたら、、、との思いも大きいです。

こうして、使われなくなったガラスの器から形を変えたランプシェードをSさんの暮らしのなかに迎え入れていただき、ご家族とのかけがえのない時間や空間に明かりを灯させていただいている様子を拝見し、また、Sさんがわざわざお写真と共にメッセージを送ってくださったお気持ちにも触れて、私の心にも温かな明かりが灯ったような気持ちになりました。

これからもモノづくりを通じて、どなたかの暮らしの中にささやかでも彩りをお届けできるよう、コツコツと続けていこうと心新たにしました。Sさん、ありがとうございました。

ただ今、成長中!

「おまえは、バカかっ!!💢」体育館中に響き渡るような大声で怒る顧問の先生。怒り心頭の先生の視線の先には、神妙な面持ちのちょ太。

先日のバスケの試合、ハーフタイム中のベンチでの出来事。いまどきは、世の中の流れで強い口調で感情的に怒る先生は珍しい存在ですが、ちょ太の部活の先生はこの調子、時に根性論もちらほら顔を出す。

時代遅れな考え方かもしれないけれど、私はそれも肯定できる(大前提は信頼関係ありきで、日頃の先生の熱心な指導を見聞きした上での判断です!)

冒頭の様子を観覧席から見ていた私は、メンタル弱めのちょ太は、その後は失敗を恐れて萎縮したプレーになっちゃうだろうな。。。と予想していましたが、意外にも、声を出して懸命にプレーしておりました。

後で本人に聞くと、「最近は感情的に言われても、気持ちを切り替えられるようになってきた。」と。

よきよき。

反省すべきは反省し、その後は、気持ちを切り替えて次の行動へ。

バスケが上手くなるのに越したことはないけれど、それよりも何よりも、こんな風に外からの刺激に対し、自分の内側の気持ちの整え方を身をもって学べることは人間形成上、宝のような時間だと思うのです。

ちょ太16歳。立場や年齢、性格の違う様々な人と関わり、経験や感情を通じて、ただ今、成長中!!

春の景色を

立春が過ぎ

空気はまだ冷たいけれど
花が咲き、虫たちが動き出す
暖かい春の景色を一足先にsatosatosa作品のなかで

新作バングル「この花と、ま、れ♪」

着画
指輪も含め手元のアクセサリー、トータルで「この花と、ま、れ♪」


この珊瑚の指輪は、25年前に亡くなった私の祖母が愛用していたアクセサリーをリフォームしたものです。

このリフォームについては、このブログに2006年に綴っております。

アップサイクルをコンセプトとしたsatosatosaの作品に限らず、身の回りに置いている品々は、その刻んできた時や思いも汲み、自分らしいかたちで大切に活かしていきたいとの気持ちでおります。

手紙っていいな

同じ日に娘あてに2通の手紙が届きました。

1通は三島の6年生のHちゃんから。中学受験に無事合格した報告(春から娘がかつて通っていた中学の後輩に!)と、受験前にHちゃんから届いたいくつかの質問に答えたことへのお礼が綴られていました。

小さなころから私も良く知っている女の子で、お手紙を読ませてもらったのですが、報告とお礼のしっかりとした言葉と、お友達と映画に行ったお話など12歳の女の子らしいエピソードが小学生とは思えない美しい文字でしたためられていて、賢さと可愛らしさの両面からおばちゃんはノックアウトされました。

もう一通は、福島県いわき市から。昨年、大学最後の春休みに東北一人旅をした娘がお世話になった、私と同年代のヤスコさんから。ヤスコさんとは、たまたま娘が食事で入ったカフェのオーナーです。そこで交わした会話で一人旅をしていると知り、休みの日を使って2日間も車で福島を案内してくださった大恩人。学生から社会人になるタイミングで、希望と同時に不安も抱えていただろう時に出会えて、今も娘を気にかけてくださり、わざわざお手紙で温かい言葉を届けてくださる。ご縁に「恵まれる」という言葉がぴったりはまる、望んだからとて得られない、有難い存在、ヤスコさん。

Hちゃん(のお母さん)、ヤスコさん、それぞれsnsで繋がっているので、スマホで簡単に連絡もできるけれど、わざわざお手紙を送ってくださるところに人柄が表れているなあ、体温が伝わってくるような手書きの文字で届く言葉は、心に届く言葉にもエネルギーが宿っていて温かい気持になるのです。手紙っていいな。

制作日誌

1月25日(水)

寒波襲来の初日、しっかりと襲われ、高熱を出し撃沈したちょ太😣幸いコロナもインフルも共に陰性でしたが、高熱が心配で創造力が働かない母。(いくら心配しても、栄養のある食事を作ることぐらいしか為す術は無いのだけれど…)

そんな時には黙々と繰り返しの作業に集中して、心を静めよう!と、ミニミニサトコサージュを量産した2日間。細かい作業には必須になった老眼鏡を装着し、チョキチョキ、チョッキーン✂︎✂︎✂︎

ちょ太の療養期間に比例して、どんどん広がるミニミニサトコサージュの花畑🌸🌸🌸

1月29日(日)

ミニミニサトコサージュの花畑からお花を摘んで、付け襟を制作中。

元々パールの付け襟だったものをベースに、一輪ずつ縫い留めていきました。

あとは、中央に留め金具を付けて、裏地をつけたら完成です。


ちょ太の体調不良が思った以上に長引いて、ソワソワしながら制作していた数日間。昨日になってまた熱が上がってしまい、休日当番医を受診。再度、インフルとコロナの検査をしてもらいましたが、やっぱり陰性。「何で5日も熱が下がらないのかなあ?」と、お医者さんまで首をかしげるので、余計に心配になってしまう母心。

症状を詳細に伝え処方してもらった抗生剤が効きますように、との願いが神様に届いたのか、やっと元気が出てきた。熱が下がり、鼻歌まじりに溜まった宿題をやりはじめた姿を見て、ほっとひと安心の日曜の午後。どうか、このまま回復しておくれー。

1月30日(月)

付け襟の最後の仕上げ。留め金具を付けて、裏側に革(着られなくなったレザーコートから取りました)を縫い付けて完成です。

ちょ太の体調不良から心静める為に、ミニミニサトコサージュからスタートした付け襟の制作。作品の完成と時を同じくして、ちょ太の体調も回復。この日から登校していきました。

一つの作品の制作過程と、そこに同時進行で巻き起こっていた日常も記録した一連の制作日誌。きっと、この付け襟に限らず、私の制作は、こうしてその時々で巻き起こった出来事やそれに付随してわく感情も作品の中に組み込まれて記録されているのだろうと思う。