
リフォーム完了のアトリエの様子を動画にてインスタグラムでご紹介しています。各コーナーの配置や、夜の灯りを灯した雰囲気をお伝えしております。お時間ございましたらご覧いただけましたら嬉しいです→⭐︎
いつかこの場所を、作品とともにお客様をお迎えできるギャラリーのようなスペースに育てていけたらと思っています。
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いつかこの場所を、作品とともにお客様をお迎えできるギャラリーのようなスペースに育てていけたらと思っています。
数ヶ月間、少しずつ手を加えてきたアトリエが、ようやく完成しました。
試行錯誤の作業で、途方にくれたり、何度ものやり直しも数知れず。それでも、その都度アイデアを捻り出しながら、作品制作の傍らコツコツと作業を積み重ねてきました。その甲斐あって、NINOらしい空間が出来上がりました。
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今回のリフォームにあわせてペイントし直した図書館のカードケースやガラス棚
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長らく家で眠っていた板とコンクリートブロックで作ったテーブルが、イメージした通りに空間にはまり、バンザーイ!!
以前に友人から「アトリエにどうですか?」と譲ってもらったこの金属フレームのガラス棚。
ディスプレイがすごく映えそうなクールな雰囲気に、二つ返事で有難く受け取りました。
今回のリフォームで、アトリエで上手く活かしていきたいと考えており、このガラス棚ありきで、似合うテーブルを探しまくっていました。結局、以前に綴ったように、コンクリートブロックのテーブルが閃いて、作ったという経緯があるので、このテーブル+ガラスケースが良い感じに出来上がって大満足。
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宙に浮かぶ、ドライフラワーの作品たち。
壁にもいくつ自作のリースを飾っています。
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この小さなテーブルも塗り直しました。低い位置に垂らした小さなランプシェードもお気に入り。
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新たに作った寝室との間仕切り壁も満足の仕上がり。
実はこの壁もコンクリートブロックテーブルの作り方と同じように、転倒防止の為に、手前のチェストの裏面にビス留めして一体化しています。
器リメイクのランプシェードは空間の雰囲気を作る大きな効果になりました。
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NINOでは、古いものや使われなくなったものを「価値のないもの」とは考えていません。
思考と創造をもってそこに新しい価値や美しさを見出していく。それは空間づくりでも、アップサイクルのものづくりでも、根底にある考えは同じです。
実際、私たちのアトリエ兼住まいも築53年。10年前に購入した当時で既に建物としての市場価値はほとんどないに等しいものでした。
けれども、この家がもつ独特の空気や佇まい、そして「自分たちで手を加えれば、もっと素敵な空間になる」という確信がありました。世間一般の価値観に流されず、時間の積み重ねが生む味わいを大切に、手間暇惜しまず、思考と創造をもって、モノも空間も、人生も、自分らしく作り上げていきたい。
新たに生まれ変わったこのアトリエから、その可能性をかたちにしていきます。
数カ月前から取り組んでいる、アトリエのリフォーム。10月の松屋銀座さんでの展示会の準備と並行して、ゆーーくり進行中。
空間だけでなく、家具もリフォーム、リメイクしています。
木工作業で全面的に頼りにしている旦那さん。アイディアが浮かんでも、このお方の存在無しでは形にならないことが数知れず。そんな私の思いつきを形にすべく、頑張る図↓
木枠を製作中。これは、何かというと、、、
2列に積み上げたブロックの間に挟み、コンクリートと木材を接着できる剤で一体化させるための木枠でした。
個々のコンクリートブロックも専用の剤で接着してありますが、それだけでは安定感に不安が残る為、この木枠で前後2列を連結。これにて安定感バッチリ。
この上に、一枚板(家にあったものを活用)を置き、オリジナルのテーブルが完成♪
コンクリートの無機的な雰囲気がいい感じ。アトリエ全体がアンティークな雰囲気なので、このテイストが入ってバランス良し。
この位置に、奥行き浅く、かつ、長さのあるテーブルを置きたくて、何カ月も色々なお店やネットで探してきました。が、一向に好みのものが見つからない😿 そんな中で閃いた💡。そうだ!家にあるあの板を使って作ればいいじゃん!!ふっと閃いたアイディアが頼りになるNINOファミリー工務店棟梁さんのおかげで、結果的に市販のものより、ずっとNINOアトリエの空間に似合うテーブルになりました。ありがとう。
ちなみに、天板に使ったのはこちら↓
以前に屋外のイベントに出店していた頃に大活躍だった、白い板です。近年は物置のなかで眠っていたこの存在を、ふっと思い出し、この度、ダークブラウンにペイントしてアトリエのテーブルとして生まれ変わりました。
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家具のリフォームその2
以前からアトリエに置いてあった、ガラスケースをリフォームしました。
先にブログに綴った図書館のカードケースと同じく、窓際に置いていた為に紫外線によるダメージが進んでしました。また、元々、底の板が剥がれていたため、レザーを敷いてごまかして使っていました。そこも補修することに。
before
紫外線による劣化、底板の剥がれ。
更に、悪いことにはリフォームの為に分解している途中、側面のガラスを割ってしまった(泣)
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after
全体をダークブラウンに塗り直し、イメージチェンジ。アンティークな雰囲気になりました。
図書館のカードケースと同じ、ホシュールという剤を使っています。価格はちょっとお高めですが、仕上がりがいいです。
ガラスが割れてしまった側面もしっかり補修。これは、ガラスではなく、これまた家に眠っていた大きな額縁に使われていたアクリル板を再利用しました。素人でも扱いやすくカット出来て、使われないままになっていたアクリル板が活かせて仕上がりも上々♪
手間と時間はかかりましたが大満足の出来上がりとなりました。
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家具のリフォームその3
before
ポストカードなどお気に入りをペタペタ貼っていた、テーブル奥の壁(棚の裏面)。
一旦すべてを取り外し、ペイント。
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after
ペイント完了。
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試行錯誤、トライ&エラーを繰り返しながら、アトリエリフォームは一歩一歩進んでいます。
先日綴ったように、2005年に始めたこのブログが今年20年。ブログと同じ年に細々と始めた制作活動も20年を迎えました。そんなNINO節目の年にちょ太が大学生になり、子育てが一段落。母親業の時間もぐんと減ったのを機に気分一新。作品制作と並行し、アトリエのリフォームに取り組みはじめました。
自宅リフォームをした9年前は、家族4人のファミリー工務店の施工でしたが、今回は旦那さんと2人のめおと工務店。マイペースなスケジュールながらも2人でイメージを共有しながらコツコツと取り組んでいるリフォームの記録を綴っていきます。
before↓
↑の状態から
まずは、寝室との間仕切りに使っている家具の裏側壁面に飾っていた品々を取り外し、手前に置いていたトランクなどを除けて、
↓の状態に
からの~~、↓
複数個並んだ家具を一体化すべく(これまでは、扉や引き出しを強く開け閉めすると、微妙にその家具だけ位置がずれてしまうことがあったので)、ホームセンターでカットしてもらった板を搬入し、
家具に板を打ち付けて、合体↓
更にその上からネットをタッカーで貼り付ける。これは、この後に控えている漆喰塗りの定着をよくする裏技。9年前に自宅をセルフリノベーションした際のノウハウが役立ちます。
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ネットを貼り終わったところで、間仕切りの壁面積をもう少し広げたくなり、家具を1つ追加。この家具は元々アトリエに並んでいたもの(1枚目の写真・befor参照)。当初は、壁面を狭くする予定で、一旦は空き部屋になっている娘が使っていた部屋に退避させたものの、心変わり。再び娘の部屋からアトリエへ戻り、みんな仲良く一体化↓
ネットを全て貼り終わったところ。
壁の手前に控えるは、しっくいと下地剤。9年前の自宅リノベーションに使ったものがまだ少し残っていたので、まずはこれを使って作業を進めます。足りない分は買い足す予定。
下地剤をぬりぬりして、次は漆喰へgo!!
続く、、、
もう何年前に買ったか忘れてしまったぐらい長年愛用していた黒のチュニック。ひどく色褪せてしまったけれど、デザインが好きで、もう2度と同じものには出会えないだろうとの思いから捨てられず。
しかし、いくら好きでも、着てこそ洋服。箪笥の肥やしにされては、チュニックも悲しんでいることでしょう。
再び袖を通すべく(ノースリーブだけど…笑)、染め直しをすることに。
染料を購入して自分で染め直しも有りでしたが、色々と調べてみると綿素材で重量の軽いチュニックはプロにお願いするのと染料の代金がさほど変わらないことが分かり、今回はプロにお願いしました。
かくして、染め直しして頂き、戻って来たチュニック。
見事!黒々となって戻ってきました。生まれ変わった、というか、生まれたてに戻った!
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ファストファッションでも十分素敵な洋服はあって、気軽にどこでも買える便利さもあるけれど、これぞ自分好みの一品という洋服は、こうして大切に長く着続けたくなるし、リフォームやリメイクの手間も何のその。逆に手をかけた分、更に愛情も湧くというものです。
生まれたてに戻った私のお気に入りチュニックさん、改めまして今後ともよろしくおねがいします。
追記
染め直しをお願いした㈱土田産業さん Re:color
重量や素材によりますが、私のチュニックは染め代3300円(別途 送料、消費税)でした
ひとつ前の投稿で祖母のブローチのリフォームについて綴ったのに続き、もう1つリフォームの記録を。
お正月に帰省した際、母から愛用の真珠ネックレスの留め金具について相談を受けました。
↑その真珠のネックレス。留め金具のメッキが剥がれてしまっています。
こちらはマグネット式でワンタッチで留められる高齢の母にも使いやすい仕組み。こちらと同じタイプで新品に交換したいとの相談。
50歳になった今も母には世話になってばかりの私ですが、これなら母のお役に立てるな♪と二つ返事で引き受けました。
帰省から戻ってすぐに、金具を調達。金具と共にちょっと緩んでいた紐も新品に取り換え、無事に任務完了!
劣化したパーツが新しくなって、真珠のネックレスがまたお出かけにも使えるようになったわ!と、喜んでくれた母。母が喜んでくれたことが何より嬉しい娘の私。
立春が過ぎ
空気はまだ冷たいけれど
花が咲き、虫たちが動き出す
暖かい春の景色を一足先にsatosatosa作品のなかで
新作バングル「この花と、ま、れ♪」
着画
指輪も含め手元のアクセサリー、トータルで「この花と、ま、れ♪」
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この珊瑚の指輪は、25年前に亡くなった私の祖母が愛用していたアクセサリーをリフォームしたものです。
このリフォームについては、このブログに2006年に綴っております。
アップサイクルをコンセプトとしたsatosatosaの作品に限らず、身の回りに置いている品々は、その刻んできた時や思いも汲み、自分らしいかたちで大切に活かしていきたいとの気持ちでおります。
新しく付けたスポットライトの他、パープルがお気に入りのシャンデリア、奥には古い器をリメイクしたガラスシェードの照明2つ。
様々なタイプの照明を点々と灯す夜のアトリエ。
少し前に天井にスポットライトを取り付けてもらいました。長いレールをコの字型につけてもらったので、いろんな角度から様々なポイントに照明を当てられるようになりました。これまでと同じ空間なのに、灯りの効果で雰囲気がグッと変わって嬉しい。
取り付け工事の様子。
アトリエ含め、自宅をセルフリノベーションした際に電気周りの工事も為せばなるの精神で何でもやってみよう!、電気工事士の資格を取った旦那さん(普段は数字と睨めっこが仕事の会社員)が取り付けてくれました。
愛用しているヒョウ柄カーディガンのボタンホール(上から2つ目)の金具が生地から外れてしまいました。
金具の裏側は、まだかろうじてカーディガンに付いている状態で、修理しようにも生地を傷めないように上手く取り外して、同じような金具を取り付ける自信が無い~(泣)。
お気に入りでかなり多用していたし、こんなことがなければ、まだまだ生地の状態も良くて長く着ていくつもりだったのに、、、ショック😣
寒暖差のあるこの季節、気温の変化で脱ぎ着できるカーディガンは必須。残念だけど諦めて新調しようかと、色々お店やネットで探してみましたが、気に入ったものがなかなか見つからず時が流れていたあるとき、ヒラメキは突然やってきた!ピッカーン💡
私、カーディガンの前のボタンを全部留めて着ることはないのです。全開か、留めたとしても第一ボタンだけ。ならば、2つ目以降のボタンホールは不要ではないか!!
という訳で♪
じゃーーーん♪
二つ目以降のボタンホールを覆い被すように、ゴールドのボタンを付けました。これは、ボタンとしての機能は全く要求しない、アクセサリー感覚のボタン!
私のボタンコレクションから、可愛いボタンを見繕って、すべて違う種類を並べて私だけのオリジナル、楽しいカーディガンの出来上がり~~♪
よくよく見ると、両側にボタンが並ぶ不思議な造りのカーディガン(笑)でも、いいの、いいの。私はめちゃくちゃ気に入っている!無理して新しいカーディガンを時間やお金をかけて探さなくてよかったあ~。
アイディアは、無形の財産。神様、ヒラメキをありがとう♡
今日の娘のファッション。世界に1つの私のカーディガンを着て出かけていきました。
前の投稿で3回に分けてで綴った「嬉しい嬉しいお客様」、この出来事を通じて深めた思いがある。
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購入した当時で既に築43年になっていた私たちの家。市場では既に建物としてのは価値が低く不動産情報サイトで見つけた時には、ほぼ土地のみの金額。長い間買い手がつかないまま、前オーナーが幾度か値下げを試みて売りに出していた状況だった。
購入する私達にとっては金銭的に助かり有難いことだけど、別の視点で見れば、まだまだ立派に使える建物、工夫して手を加えれば自分達らしい暮らしが叶えれれる素敵な建物が無価値のように扱われている現実。
そして、市場の価値とは裏腹にその建物を彩り豊かな思い出と共に大切な場所として心に刻んでいる方が存在している。その方が、48年の歳月を経た建物が、部屋のしつらえを変えながらも今も大切に使われいる様子を見て喜んでくださった姿を目の当たりにして、思うところがあった。
+
自宅のリノベーションに限らず、暮らしのなかやNINO、satosatosaでずっとやり続けてきたこと、例えば、椅子の座面を何度も張り替えて使い続けていくことや、古いガラスの器をリメイクしたランプシェード、海岸のゴミ扱いの流木を使った小出し、使われなくなったり一部が破損してしまったアクセサリーから新たなカタチを生み出すsatosatosa、、、
私達が手を加え作り変えてきた愛すべき古いモノのその先には、時に流れの中で関わってきた人の存在があり、思いがあるということ。
目には見えなくとも確かにある、そうした元の持ち主の存在や思いを感じながら、時を経てきたモノへの敬意をもって暮らしや制作活動を送っていきたい。
また、世間一般の価値観に囚われることなく、古いモノや使われなくなったモノに独自の視点で価値を見出し、創意工夫することにより新たな価値を与えていきたい。
現在、制作に取り組んでいるsatosaotsa作品、ブローチ「オナガドリ」。長~~~い尾のそこかしこに、色々な人達からsatosatosaに引き継がれたアクセサリーをちりばめている。