10月・11月と続いた展示会、そしてその準備の長い制作期間。
Fossetさんの展示会初日の在廊を終え、静岡に戻った翌日、少し立ち止まって気持ちを切り替えたくなりました。そこで、友人のインスタグラムで見て気になっていた低山の登山に挑戦!
低山といえど、普段運動不足の私は息は切れるし、膝は笑うほどガクガク。楽な道のりではありません。でも、木々の緑、風の肌触り、川のせせらぎの音に触れていると、張り詰めていた気持ちが少しずつほどけていくのを感じました。

頂上に広がる景色は、苦しくても一歩一歩進んできた先の“ご褒美”のよう。
また、展示会で作品を並べた会場の風景や、お客様からいただいた温かい言葉の余韻を味わっていたタイミングでもあったので、登山の一歩一歩や目の前の景色が、日々の制作の積み重ねと自然に重なって見えました。
一針一針の地道な作業も、登山の一歩一歩も、先が見えない時間があります。
それでも積み重ねることで、ふと視界が開け、努力の先にある景色や喜びを実感できるということを、目の前に広がる素晴らしい景色が教えてくれているようでした。
気分転換に出かけた登山でしたが、展示会の余韻と重なったことで、普段の小さな作業の価値や、一歩一歩の大切さをあらためて確認できた時間になりました。