一歩 一歩

三歩進んで、二歩下がる。

下がった場所で、「さて、今度はどっちに進もうかな?」と、じっと考える。やっと考えが決まって、新しい方向へ進む。

ゆっくり進む私の横を、

スピードを上げた車が何台も通り過ぎる。

私は、同じようにそれに乗ろうとは思わない。見送るだけ。

そして、また、歩きはじめる。

私は、器用に自分のペースを変えることはできないけれど、

自分の歩みを止めることはしない。

道程の景色を味わいながら、

一歩、一歩、進んでゆく。


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