少し前に読んだ本。ちょ太が学校で朝読書の時間に読むために図書館で借りていた本を私も拝借して読ませてもらっていました。
震災後、津波で亡くなった方々のご遺体をボランティアで復元する活動をなさっていた納棺師の女性の記録です。
これまで私がニュースなどで知りえた震災被害とは違う、個人の深い悲しみに寄り添った震災の記録は、今こうしてブログを綴りながら思い出すだけでも胸が締め付けられます。
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先日の11日で震災から9年の時が経ちました。この本で幾つかの大切な人との最後のお別れを読ませてもらいました。その中で、納棺師の方の懸命で心の通ったお仕事によりちゃんとお別れの時間を持つことで区切りはつけられたとしても、突然の天災で大切な人を失った悲しみが消えることはないのだろうと感じられるシーンがありました。
今も癒えない悲しみを抱えながら暮らしている方々に思いを馳せた3月11日、今年もわずかではありますがNINOのお仕事で頂いたお金をあしなが育英会・東日本大震災遺児支援に寄付いたしました。
震災の記憶を忘れない。9年前に思ったことを細くとも長く続けていくことも忘れない。