お盆の帰省中、高校時代からの友人ユキミちゃんと偶然、街で会った。
時々、手紙でやりとりしているけれど、会うのはなんと8年振り!
更に、その街での出会いは何か見えない力が引き寄せてくれたような劇的なシチュエーションだったので、2人で手を取り合って大喜び。
公衆の面前だったことも、お互いが傍らに連れていた子どもの存在も、一瞬どこかに吹っ飛んでしまい、まるで高校時代に戻ったかのように大はしゃぎした。
今日、仕事から帰るとそのユキミちゃんから葉書が届いていた。
嘘みたいな話、でもこれは本当のことなのだけれど、帰宅して玄関のドアを開けるときに夏の再会の喜びをしたためた手紙をユキミちゃんに出そうと私は考えていた。
そうして家の中に入り、手にしていた荷物をダイニングテーブルの上に置いたところ、そのすぐ横に先に帰宅した旦那さんが取り込んだ何通かの郵便物があった。
そのうちの一通が、ユキミちゃんからの葉書だった。