satosatosa作品のクラッチバッグ。完成品から時間を巻き戻してみます。
バッグ中央に施した飾り。大ぶりのアクセサリーを額縁に見立てる。その中に閉じ込めた世界は、大小様々なアクセサリーから集めたパーツで作った「花鳥園」。
こちらは、バブル時代に青春を過ごされたお姉さまより提供いただいたアクセサリーの数々。去年開催の第2回satosatosa展をご覧になったお客様が、私たちのコンセプトに共感してくださり、わざわざ届けてくださったものです。画像右上のゴージャスなチョーカーが、↑の額縁になりました。
残骸のような画像で失礼します。 バッグのアクセントになっているブルーのラインは、元ハンドバッグ。水色の発色がとても美しい革で、このバッグ以外にも、これまで2つのがま口ネックレスに変身しています。1つの使われなくなったバッグから、複数の新しいカタチが誕生しています。
画像左の革のスカートは、贅沢にもクラッチバッグの内側に貼らせていただきました。 遊び心を持ったデザインでも決して子どもっぽい印象にならないように、内側や細かいところまで丁寧で上質な作りを目指すsatosatosaです。
そしてこれがバッグ本体の元の姿。 持ち手、スパンコールの装飾、ギンガムチェックの内布を取り外しシンプルな姿に。そこに柿渋を塗り、可愛らしかったバッグを落ち着いた印象にイメージチェンジをさせました。
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こちらの作品をrooms27で展示中、エディターの宮坂敦子さんがfashionjp.netのブログに取り上げてくださいました。沢山のブランドの中からsatosatosaを目に留めてわざわざご紹介くださったこと、また、ずっと好きな「装苑」がベースになっているサイトであることも、とても嬉しく励まされる思いです。ありがとうございます。