海に映る朝陽
初夏には野バラの道だったのが、今は野生のユリが道端を彩る。
8月終わりの早朝散歩。
6時前に家を出る頃にはまだ夜の空気が残っていてひんやり心地良い。
BGМはコオロギの声。秋の音色。
海沿いを1時間ほど歩いているうちに、陽は高く昇り、
空気はだんだん熱を帯びてくる。
いつの間にかBGМは蝉の声に変わっている。
空気の温度、陽の高さ、道端に咲く植物、虫の声、、、
季節と共に確実に移り変わっている。
季節といわずとも、ほんの1時間のうちにも確実な変化を感じる。
良くも悪くも時は無常。
今この時も流れていく時を、味わいながら大切にせねば。
と、思ってみたりする静かな1人の時間、夏の終わりの散歩道。