新たに作った革パッチワーク椅子の座面。
こうして形になるのに、私にヒントを与えてくれたものが2つある。
<その1>
四半世紀愛用の巾着袋。
小学6年生のときから使ってます。小学生の私が使っていたもので、今、手元に残っているのは多分これだけ。昔からこういう細かいものが集まって形を成しているものが好きだった。
<その2>
娘が2年生の時に折り紙で作って私にプレゼントしてくれたバラ
色合わせの発想が面白いなあと思って大切にとっておいたもの。
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四角い座面の革パッチワークの模様をどうしようか。といつも頭の片隅で考えていた頃、ある日、鞄の中に入っていた↑の巾着が目に留まり、模様を決める源となりました。
巾着をイメージに、だいたいの模様が決まった後は、色の感じはどうしようかなあと考えた。と、思い出した一品が折り紙のバラ。保管してあった棚の引き出しを開けて、久しぶりに幾重もの色が重なった折り紙のバラを見て、これだ!と。色の雰囲気は、このバラがヒントになっています。
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「人が作ったものは、その人を表わす」とは、よく言われるけど、自分がなにかものを作る過程を考えても「なるほどなあ」と、納得する言葉です。
こうして、子どもや、好きで自分の身の回りに置いているもの、つまりは、自分の日々の暮らしや嗜好(思考)は、作るものに如実に活かされてくるんだなあと気が付きます。