ちょ太の中学の部活動、10月に入って新人戦がはじまった。毎週末ごとにあちこちの体育館で試合が組まれ、それに向けて平日の練習も一層熱心に取り組んでいる。
ちょ太の所属するバスケ部は少人数のチームながら、先生の熱心な指導と子どもたちの頑張りの甲斐あって、決勝リーグに進出。日頃の頑張りを知っている父兄たちも自然とサポートに力が入ります。
私も試合会場への送迎と観戦で毎週子どもたちに声援を送りつつ、応援しているはずの子供たちがひたむきに頑張る姿に逆にパワーをもらっている。
そんな中で、ふと気づいたこと。
今年度、私は部活の保護者会の役員(会計)になった。会計の仕事は、部費の管理はもとより、備品の手配、試合では当日の先生方のお弁当や飲み物、チームの飲み物の準備。はたまた、試合会場へお世話になったお礼を兼ねてトイレットペーパーを2つ包んでお礼のメッセージを貼る、なんて細かい仕事も。
どれも1つ1つは大したことは無いけれど、試合当日は早朝の出発時間に合わせて先生のお弁当を買いに行ったり、クラ―ボックスに飲み物を入れて学校へ運んだり、バタバタとちょ太のお弁当を準備しているなかでお礼のトイレットペーパーを包んだりしていると(前もって準備しておけば良いのですが(^^;)、朝から大忙し。
そんなこんなでちょ太を無事に送り出し、「あ~~、疲れた。」と思ったある時にふと気づいた。
ちょ太が小学校時代に所属していたドッジボールチームでも今の私と同じようなことをやってくれていたお母さんがいたということ。とういか、スポーツ少年団の運営は、学校の部活よりもずっと親の労力の比重が高かったので、より多くの仕事をこなしてくれていだろう。それをおくびにも出さず担ってくれていた方々の顔を思い出し、有難かったなあ、と。
もちろん、当時も「ありがとう。」と言ってはいたけれど、自分が今の立場になければそのお手間を身に染みて理解することは無かっただろう。
それからは、「あ~~、疲れた。」と思った時には、お世話になった方々に有難うと思うようになったし、その件だけでなく他のことでも周りの人たちにお世話になって日々過ごしていることにより感謝できるようになった。
実は、役員決めの経緯に不信を抱いたまま半ば仕方なく会計になっていた私だったのだけれど、役員にならなければ、この大切なことに気づかないまま年齢ばかり重ねてゆくことになったんだろうと思う。だから、今となっては役員を経験出来て良かったし、経験を通じて気づきを得られて良かったと思う。